温故知新~温新知故?

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新型コロナウイルスについて思う〜FMEAが必要〜

2020-04-05 13:49:43 | ニュース
初めてタグつけてみました。
さて、新型コロナウイルス、沈静化しませんね、むすろ東京が1日の感染者が3桁に達するとなって、ニューヨークのようになるという説が信憑性を帯びてきましたね。私も、東京から戻って、外出したのはランチとワインを買いにセブンへ行った2回と、スーパー買い出しに近くのセイユーへ2度ほど行ったかな、それと宅急便出しにいったくらいです。桜見に散歩するくらいは大丈夫だと思うけど、それもなんとなく自粛ですね。
家の庭で42.195km走った人が報道されていたけど、家や庭でなんかするくらいはしたほうが良さそうですね。

FBはもう殆ど見ていないですが、メッセンジャーはiPhoneでみれるので、そのやりとりで、今回のウイルスで、何を学び次に備えるかみたいなことを考えてたら、あることに気が付きました。今、応急的に必要な対策とか、各国が具体的にしていることは、次の新型のウイルスに備えることにも有効だということです。

技術屋は開発の中でFMEAという手法を、よくやる(現役なら年に数回はやるでしょう)のですが、これは設計した部品やシステムがどのような故障が想定され、想定された故障に対して手をうって、仮にそのような故障が発生しても人が安全であることや問題が起きないことを設計の中に折り込むという手法です。
FMEA - Wikipedia
FMEA(えふえむいーえー、英: Failure Mode and Effect Analysis)は、故障・不具合の防止を目的とした、潜在的な故障の体系的な分析方法である。

「設計の不完全や潜在的な欠点を見出すために構成要素の故障モードとその上位アイテムへの影響を解析する技法」である[1]。

FMEA - Wikipedia
故障モードの列挙
FMEAは故障モードを列挙することから始まる。基本的には故障モードは,典型的なものを含む。例えば、ボルトは折れるかもしれないし、配管は詰まるかもしれない。ただしこの時、その故障モードが実際に起こるかどうかは考えない。例えば「こんな太いボルトが折れるはずはない」とか「この配管はそもそも詰まるものは流れない」などというような故障モードが実際に発生するかどうかの可能性は考慮せずに列挙する。
故障モードを列挙した後、それぞれの故障モードについてその影響を考える。もちろん、ひとつの故障モードが複数の影響をもたらすこともある。また、ある部品を考えている場合でも、この部品の中で起こる故障モードの影響が、その部品を組み込む装置で出ることも考慮しなければならない。か「この配管はそもそも詰まるものは流れない」などというような故障モードが実際に発生するかどうかの可能性は考慮せずに列挙する。
想定される故障モードの原因の記述
各故障モードごとに考えられる原因を記述する。記述は簡単にするべきであるが、対策に直接結びつくように書く。
影響の厳しさ・頻度・検出可能性の評価
影響の厳しさ・頻度・検出可能性という3つの指標で各故障モードに点数をつけて評価を行う。点数は1から10の10段階で行う例が多い[20][21]が、4段階・5段階にすることもある[22][23]。
危険優先指数(RPN)の計算と対策の要請
危険優先指数とは、上記の影響の厳しさ・頻度・検出可能性の3つの指標の評価点を全て掛け合わせたものである。10段階で評価すれば、1000点が最高点となり、1点が最低点である。全ての潜在的な故障モードに対して対策をすることができれば理想的ではあるが、 全く実際的ではない。

上に書かれたような手順で対策を設計に織り込んで完結するわけなのだが、今後の新しいウイルスの対策もこのような考え方の中で、対応を考えるのは有効だろうし、もうすでに政府ではこのような検討はスタートしているだろう。もし直近の緊急対策しかしていなかったら大変である。それは、今回の新型コロナウイルスに限らない新しいウイルスに対する対策がどんどん遅れるからである。
最初の故障モードの列挙では、数人が集まって、他の人の意見を参考にしながら、できるだけ幅広い考えを集めることが漏れが少なくなる、すなわち想定外が少なくなるので有効である。他にもKYTという危険予知訓練などもあるが、それと同様な自由さでやることが大事だろう。KYTでは他の人の意見を批判しないことが重要と言われている。これも同じだろう。例えば、ある日、地震が来たら(これはまさに原発事故の際、現実となった)、場合によっては、宇宙船が来たらなんて言うのも想定することが必要かもしれない。誰かがそのようなことを言ったら、それを否定してはいけないのである。
そこで私も自分なりに対策案について、いろいろ考えてみたら、中国やアメリカがやっている体育館や公園に設置する簡易病院の設置、呼吸器の各地への整備、マスク備蓄、医療関係者のための防護服備蓄、簡易ベッドや病院船などの対策が頭に浮かんだ。そして、今回のコロナの症状でないウイルス対策への効果を考えると、呼吸噐など、今回のウイルスの症状に特化したものより、どんな症状でも対応できる病院船や簡易病院のほうが有効だし重要だと気付かされた。高いお金をかけてECMOなどを整備するよりも、どんな症状にも対応可能な環境を準備するほうが重要というのは私には新しい気付きだった。今後、何らかの対策が報道されるようになったら、そのような視点で、私なりに評価してみたい。

あわせて、今後の未知のウイルスに対して、今後どのようなウイルスがウイルス自身の進化によって出現するかのシミュレーションも大事だと思う。なるべく多くのフレキシブルなアイデアを集めて、そんな事は起きないということでなく、想定して費用が少なくて対応できるものは対応していくべきだろう。


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