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ボーイング機はなぜ墜ちたか〜資本主義の問題点がいろいろ出ている〜

2022-01-23 16:44:39 | ニュース
ボーイング機はなぜ墜ちたか 妻子奪われた私 問い続けて見えた病理:朝日新聞デジタル

 現地時間2019年3月10日午前8時38分。快晴のアディスアベバ・ボレ国際空港を、ジョロゲの家族ら157人を乗せたET302便が飛び立った。前年に製造され就航からわずか4カ月。米ボーイングの真新しい小型旅客機「737MAX」はしかし、離陸後すぐに操縦不能に陥った。
 失速を防ぐために機首の上がりすぎを抑え込む飛行制御システムが、誤って作動していたのだ。機体の傾きをはかるセンサーの不具合で、実際よりも機首が上がっているとする誤ったデータがシステムに送られていた。

今日朝日新聞の一面の記事は「ボーイング機はなぜ墜ちたか」というタイトルでボーイングが墜落した事故を取り上げている。
まずは、妻子を失った人の紹介から始まり、他社との競争の中で安全より利益を優先するというビジネスとして賢い選択をする、そして、さらに資本主義の中で会社も利益のためにさらにそれを助長する決定がされる経緯などが説明されている。
NHKなどで欲望の資本主義という特集がなされ資本主義への慰問が提示されていて、私も「そうだ。そうだ」という感じで注目しているけど、この記事も、その流れだ。
所詮人間は欲望に従って行動する動物ある、あるいはそのような脳を持っているので、理性的な判断や行動を建前的に述べるコメンテーターや専門家や、知識人の意見に対して疑問を持つ。人間の脳は欲望に従って判断し、決して理性で動かないことを踏まえて、色々なアクションは人間の欲望を刺激するような施策を打たないと結果はついてこない。そう、コロナ禍に対する対応はそういう意味で、間違っていると思う。
第1回 ボーイング機はなぜ墜ちたか 妻子奪われた私 問い続けて見えた病理:朝日新聞デジタル
強欲の代償 ボーイング危機を追う(全10回)

第2回 魔のショートカット 連続事故の737MAXはこうして生まれた:朝日新聞デジタル
ボーイング社内では当時、まったく新型の小型第2回 機を白紙から開発するプロジェクトが検討されていた。しかし、それでは時間も費用もかかり、アメリカン航空からの小型機受注をエアバスに丸ごと奪われかねない。
 ボーイング経営陣は考えを変えた。手元にある737NGに改良を施したうえで、A320neoと同じCFM製大型エンジンを据え付ければ、手っ取り早くエアバスに対抗できる――。
 こうして生まれたのが737シリーズの4世代目、のちに「737MAX」と名付けられるモデルだった。このショートカットが、取り返しのつかない禍根を残す。
 急ごしらえした737MAXは、構造上の問題を抱えていたのだ。

第3回 「ボーイングのおごりが殺した」事故機のリスク、操縦士も知らされず:朝日新聞デジタル
米ボーイングの小型機737MAXが立て続けに墜落した事故は、機体の姿勢を制御するシステムの誤作動が直接の原因だった。737MAXが十分安全なのか米連邦航空局(FAA)が審査する手続きで、ボーイングはそのシステムの存在をFAAに過小評価させることに徹底的にこだわった。コストのかさむパイロットの訓練を義務づけられたくなかったからだ。肝心の乗客の安全は、置き去りにされた。
 「(前世代機の)737NG向けだろうがMAX向けだろうが、訓練は違わない。見え透いたでっち上げに見えるのは分かっているが、それが我々が規制当局とプレーすべきゲームなんだ」(2015年6月12日)

第4回 巨額の自社株買いの末に 「金融マシン化」したボーイングの自滅:朝日新聞デジタル
ライバルの欧州エアバスに対抗するため、米ボーイングが急ごしらえした小型機737MAXは2017年、世界の空に解き放たれた。米連邦航空局(FAA)から型式証明を取得し、「安全」とのお墨付きを得たのだ。737MAXは次々に注文が入り、ボーイング株も上昇を続けた。その代償は、極めて高くつくことになる。

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