人人は、なぜ他人を許せないのか? | 中野信子 |本 | 通販 | Amazon
半年ほど前から図書館に予約して、最近やっと順番が回ってきて借りて、読了しました。200ページで、1ページの文字数も少ないので、2時間か3時間あれば読めちゃうでしょう。
全体に、なかなか人間というのは
私に一番響いたのは158ページの以下の部分
「では、人間が自らコントロールしなければならないような制度に頼らず、AIの発達によって、メンバーすべてにとっての好ましい戦略を見つけられれば問題を解決できるのかというと、それもまた現時点では難しいのではないかと思います。現在のビッグデータとディープラーニング(深層学習)によるAIの構成では、むしろ総体としての人間が持っている粗や一貫性のなさが過学習により増幅される方向で結論が導かれると考えられ、かえって誰もが望まない結果をもたらす危険性が高まるからです。」
この一説、全く同感です。なぜなら、メディアや世間は自動運転や人工知能で、一部の仕事が人間にとって変わり、バラ色の世の中となるような論調が多いけど、かならずしもそうならないような気がするからです。
アマゾンにも感想はあるけど、下のサイトが内容をよく掴めそう。
「正義中毒」の日本人が他人を許せない理由、今だからこそ考える | 要約の達人 from flier | ダイヤモンド・オンライン
要点は以下の3つだそうだ。全く世の中正義中毒が蔓延っていて私には住みにくい。
TVのワイドショーは、MCが報道系と称して、正義を振りかざしてますね。そうそす、中野信子さんもコメンテーターとしていっぱい出ていますね。
私にはフランスの方が住みやすそう。
欧米は小麦文化で、タネをまけば、生えてくrけど、コメは皆で協力して水を引かなくてはいけないので、日本文化と欧米文化は違うのだという話と同じかな。
以下は、なるほどと思う。だから、人間の本質的に闘うことをやめられないということか、私のいつも思っていることと同じ。人間は他人と競うこと、戦うことはやめられない。
以下は全くその通り。私は、辛かった記憶は、ほとんど忘れてしまう。
また、出てきた。人間は戦い、攻撃する。そうでない、FBの仲良しクラブ的集団は私には気持ち悪い。ネットも同じ。反対意見をあるコミュニティで発言したら、バッシングを受け、そのコミュニティからは逃げ出した。FBからも距離を置いた。
以下は、一つしかここで引用していないが、3つあり、どれもいつも私が実践していることで安心した。
こんなサイトもありましたので紹介しておきます。
【15分で解説】人はなぜ他人を許せないのか?【中野信子著・脳科学】
― 目次 ―
○第1章 ネット時代の「正義」―他人をつるし上げる悦び
○第2章 日本社会の特殊性と「正義」の関係
○第3章 なぜ、人は人を許せなくなってしまうのか
○第4章 「正義中毒」から自分を解放する
半年ほど前から図書館に予約して、最近やっと順番が回ってきて借りて、読了しました。200ページで、1ページの文字数も少ないので、2時間か3時間あれば読めちゃうでしょう。
全体に、なかなか人間というのは
私に一番響いたのは158ページの以下の部分
「では、人間が自らコントロールしなければならないような制度に頼らず、AIの発達によって、メンバーすべてにとっての好ましい戦略を見つけられれば問題を解決できるのかというと、それもまた現時点では難しいのではないかと思います。現在のビッグデータとディープラーニング(深層学習)によるAIの構成では、むしろ総体としての人間が持っている粗や一貫性のなさが過学習により増幅される方向で結論が導かれると考えられ、かえって誰もが望まない結果をもたらす危険性が高まるからです。」
この一説、全く同感です。なぜなら、メディアや世間は自動運転や人工知能で、一部の仕事が人間にとって変わり、バラ色の世の中となるような論調が多いけど、かならずしもそうならないような気がするからです。
アマゾンにも感想はあるけど、下のサイトが内容をよく掴めそう。
「正義中毒」の日本人が他人を許せない理由、今だからこそ考える | 要約の達人 from flier | ダイヤモンド・オンライン
レビュー
インターネットが普及した今、世の中の出来事を知るのは非常に簡単になった。それは裏を返せば、良いことも悪いことも、瞬く間に広がってしまうということでもある。特に芸能人の不祥事、スキャンダルなどは格好のネタとなる。
『人は、なぜ他人を許せないのか?』 中野信子著 アスコム刊
そんなときに必ず起こるのがSNSなどでの「炎上」である。問題の当事者でもないのに、行き過ぎたコメントもあるわけである。彼らの指摘は間違ってはいない。だが、それをわざわざ全世界の人々が見られる場で、そんな攻撃的な言葉で叩く必要があるのか。
脳科学者としても著者としても活躍する著者・中野信子氏は、そのような状態を「正義中毒」と呼んでいる。この言葉を目にしたとき、軽い衝撃を受けたと同時に腑に落ちたように感じた。「そうか、あれは中毒状態なのか!」と。
怖いのは、誰しもがその状態に陥る可能性があるということだ。他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質のドーパミンが放出される。すると、罰する対象をさらに探し始めるようになってしまう。本書『人は、なぜ他人を許せないのか?』を読むと、それが他人事ではないと身をもって感じられる。こうした負の状況から距離をとるために、できることは何なのか? 「許せない」と思ってしまう人間の脳の仕組み、穏やかに生きるために著者が推奨する脳のトレーニング方法など、知っておきたい内容ばかりだ。「正義中毒」への処方箋として、モヤモヤや生きづらさを感じている方に本書をおすすめしたい。(泉 未来)
要点は以下の3つだそうだ。全く世の中正義中毒が蔓延っていて私には住みにくい。
本書の要点
(1)他人を許せない「正義中毒」には、誰もが陥る可能性がある。人間は脳の構造上、自分の属している集団以外を受け入れられず、攻撃しやすい傾向にある。
(2)社会全体で「正義中毒」の方向へと突き進むと、多様性を狭めてしまうことになり、非常に危険だ。
(3)正義中毒から自分を解放させるには、普段から前頭前野を鍛え、メタ認知の力を身につけることが重要となる。
TVのワイドショーは、MCが報道系と称して、正義を振りかざしてますね。そうそす、中野信子さんもコメンテーターとしていっぱい出ていますね。
「清純派キャラの女性タレントが不倫をしていた」。「大企業がCMで差別的な表現をした」。こうした状況は、自分や身近な人が直接不利益を受けたわけではない。だが、面識もない相手に攻撃的な言葉をあびせ、叩きのめさずにはいられない。そんな状態に陥っているとしたら、それは、正義におぼれ、「許せない」が暴走してしまっている状態だ。著者はこれを「正義中毒」と呼ぶ。
私にはフランスの方が住みやすそう。
たとえば日本では、「みんなに合わせられないこと」「みんなと違う行動をすること」が愚かだと考えられる傾向にある。これに対して、著者が滞在していたフランスでは、「みんなと同じこと」や「自分の意見をいわないこと」が愚かだと捉えられがちであったという。
欧米は小麦文化で、タネをまけば、生えてくrけど、コメは皆で協力して水を引かなくてはいけないので、日本文化と欧米文化は違うのだという話と同じかな。
日本は長い間自然災害に悩まされてきた。そのため、そうした環境に適応できるよう、長期的な予測をして準備を怠らない人たちが生き残ったと考えるのが自然である。
以下は、なるほどと思う。だから、人間の本質的に闘うことをやめられないということか、私のいつも思っていることと同じ。人間は他人と競うこと、戦うことはやめられない。
そもそも人間の脳は誰かと対立するようにできている。ささいなきっかけで相手をバカだと感じてしまうことは人間の特徴なのだ。
人間は誰しも、集団内の仲間を外の人よりも良いと感じる「内集団バイアス」をもっている。そして、グループ外の集団には、バカなどというレッテルを簡単に貼り付けてしまう。たとえば、サッカーの試合で日本チームが失点をすると喜ぶ韓国人、ドイツチームの失点を喜ぶフランス人などだ。
以下は全くその通り。私は、辛かった記憶は、ほとんど忘れてしまう。
人間が人間であり続けるため、脳は前頭前野に従いすぎないようになっている。つまり、脳は「賢くなり過ぎない」ように設計されているといえる。
記憶力も同様である。完璧に記憶でき、起きたことを忘れない脳をもつ人がいたとしたら、その人は嫌な思い出を忘れることもできず、都合良く記憶を書き換えることもできない。そのため、非常につらい人生を送ることになるだろう。記憶が徐々に消え、都合良く記憶を書き換える仕組みが存在するのは、より良く生きていくためには自然であり、当たり前のことだといえる。
また、出てきた。人間は戦い、攻撃する。そうでない、FBの仲良しクラブ的集団は私には気持ち悪い。ネットも同じ。反対意見をあるコミュニティで発言したら、バッシングを受け、そのコミュニティからは逃げ出した。FBからも距離を置いた。
◇正義中毒のエクスタシーと苦悩
人間は本来、自分の属している集団以外を受け入れられず、攻撃するようにできている。正義中毒に陥っているとき、脳内では、神経伝達物質のドーパミンが分泌されている。ドーパミンは快楽や意欲をかきたて、気持ちいい状態をつくり出していく。他の集団を攻撃すればするほど、ドーパミンによる快楽を得られるため、他者を「叩く」のがやめられなくなるのだ。
以下は、一つしかここで引用していないが、3つあり、どれもいつも私が実践していることで安心した。
◇老けない脳をつくるトレーニング
脳科学の観点から、日常生活のなかで前頭前野を鍛え、「老けない脳」をつくるための方法を4つ紹介しよう。
1つめは、「慣れていることをやめて新しい体験をする」ことだ。たとえば、「通勤で自宅から駅まで向かうとき、いつもと違うルートを歩く」「外食の際に、新しいメニューにしてみる」など、些細なことでかまわない。日常とは異なる行動が前頭前野の活性化を促してくれる。
こんなサイトもありましたので紹介しておきます。
【15分で解説】人はなぜ他人を許せないのか?【中野信子著・脳科学】
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