温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

1965紅白歌合戦~知っている歌手ばかりだけど、歌っているのは知らない曲~

2014-01-02 20:00:33 | 音楽
1965紅白歌合戦
facebookでサンフランシスコのマーケッターに紹介された1965年の紅白歌合戦を見た。楽しめた~!。
下の出演リストを見ればわかるけど、私の年代には懐かしい人ばかり。
司会は林美智子と宮田輝。うず潮の時代だそうだ。
舟木一夫は、「高校3年生」でしょうとか、三橋美智也は「達者でな」でしょとか、吉永小百合の「天満橋から」って何?しかも歌詞の「天満橋から人形投げた」って何とか、凄い!!!としか言いようがない。
他にもザ・ピーナッツのロック・アンド・ロール・ミュージックに驚き、初登場のジャニーズとか、見ものがいっぱいで2時間以上だったけど、全然飽きない。数日前の大晦日の紅白は途中で寝てしまったけど、これは寝るどころとの騒ぎじゃない。最後までしっかり見た。
皆歌がうまい。最初に素人審査員の紹介で、みな虚業でなく、南極の隊員とか、看護婦さんとか、新聞少年とか、皆地に足がついた職業の人ばかり。本当に今がいい時代なのか、考えなおしちゃった。オススメの映像です。
第16回NHK紅白歌合戦 - Wikipedia

紅組 白組
歌手      曲         歌手      曲
三沢あけみ(2) アリューシャン小唄    舟木一夫(3) 高原のお嬢さん
都はるみ(初) 涙の連絡船         井沢八郎(初) 北海の満月
西田佐知子(5) 赤坂の夜は更けて    春日八郎(11) 大阪の灯
雪村いづみ(8) スワニー         坂本九(5) ともだち
仲宗根美樹(4) 海と野菊と船頭さん    克美しげる(2) あゝせつなきわが心
梓みちよ(3) 忘れたはずなのに    ダーク・ダックス(8) エーデルワイス
園まり(3)    逢いたくて逢いたくて  山田太郎(初) 新聞少年
九重佑三子(2) 抱きしめて         東海林太郎(4) 赤城の子守唄
日野てる子(初) 夏の日の想い出       バーブ佐竹(初) 女心の唄
朝丘雪路(8) ハロー・ドーリー     立川澄人(3) 教会へ行こう
伊東ゆかり(3) 恋する瞳         三田明(2) 若い翼
島倉千代子(9) 新妻鏡         三橋美智也(10) 二本松少年隊
岸洋子(2)    恋心           アイ・ジョージ(6) 赤いグラス
弘田三枝子(4) 恋のクンビア      ジャニーズ(初) マック・ザ・ナイフ
吉永小百合(4) 天満橋から         森繁久彌(7) ゴンドラの唄
江利チエミ(13) 芸者音頭         三波春夫(8) 水戸黄門旅日記
倍賞千恵子(3) さよならはダンスのあとに 和田弘とマヒナ・スターズ(7) 愛して愛して愛しちゃったのよ
ペギー葉山(12) 学生時代        ボニー・ジャックス(3) 手のひらを太陽に
越路吹雪(11) 夜霧のしのび逢い   植木等(4) 遺憾に存じます
水前寺清子(初) 涙を抱いた渡り鳥   村田英雄(5) 柔道水滸伝
ザ・ピーナッツ(7) ロック・アンド・ロール・ミュージック デューク・エイセス(4) キャラバン
坂本スミ子(5) グラナダ        フランク永井(9) 東京しぐれ
中尾ミエ(4) 夢見るシャンソン人形   西郷輝彦(2) 星娘
こまどり姉妹(5) 恋に拍手を        北島三郎(3) 帰ろかな
美空ひばり(10) 柔 橋幸夫(6)     あの娘と僕 スイム・スイム・スイム

トリビア的話題がいっぱい。
カラー放送であり、当時のオリジナルの放送用カラービデオテープが2種類現存する。現存が前から確認されていた1つ目のカラー映像は冒頭40分欠落のうえ、色ずれなど映像に乱れが生じ退色も激しいものであったが、2つ目のカラー映像が2011年5月にたまたまNHK局内の音楽倉庫で3本の原版2インチVTRで発見され、東京都墨田区のレトロエンタープライズの手によって修復・ダビングが行われHDCAMテープに転写され、新たにNHKアーカイブスに保管された[1]。2つ目のカラー映像は1時間40分の短縮版である[2]。また、NHKが記録したキネコ(白黒、完全版)と、白組司会を務めた宮田輝の夫人が自宅で録画し、後にNHKに提供された完全版白黒ビデオテープもあり、計4種類の映像が現存する。

当初、紅組司会は過去2年間に引き続き江利チエミを起用する方針だったが、江利が「もうコリゴリ」と辞退し、前年の連続テレビ小説『うず潮』のヒロイン・林美智子が起用された[3]。
紅組トリおよび大トリは前回に引き続き美空ひばりの「柔」(この年の『第7回日本レコード大賞』受賞曲。前年からロングヒットした)が選曲された。

当時はまだ男女混合グループの出場が認められておらず、白組出場の和田弘とマヒナ・スターズの「愛して愛して愛しちゃったのよ」は女性ボーカルの田代美代子抜きで歌った。男性ボーカルの松平直樹は曲中、「やっぱり、うちの美代子がいないと淋しいよ」と言っている。田代は翌1966年・第17回に、「ここがいいのよ」(同じく和田弘とマヒナ・スターズとの歌)でソロで初出場を果たしている。

振り返ってみると、1965年当時紅白を見ていなかったことがわかる。たぶん洋楽へ大きく傾き、かつロックへ傾いていたので、紅白なんてって斜に構えていた時期だろう。そういう意味でも、この欠落した紅白の歴史を埋めたい気がする。youtubeにはその前後の映像もありそうなので、今後探してみてみたい。