温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

フィギュアの採点、審判はどこを見ているか 日本経済新聞~これはなかなか詳しい~

2014-01-25 11:17:57 | スポーツ
今週は、気が付くと全然ブログ更新していないんだ。
そういえば、火曜日は、出張先のホテルに帰ったのは22時30分過ぎ、木曜は23時過ぎ、それ以外もなんだかいつもと違うことを色々やらなくてはいけなくで、ブログどころではなかったのかな?昨日も朝新幹線で東京に戻り事務所に顔を出して、午後配達品の不在の再配達処理して、用事を済ませて家でメールをいくつか書いて、飯を食いだしたのは19時30分位で、再配達依頼したものを20時前後に受け取ったりしていたので、忘れてしまったというか、ブログどころではなくなってしまったようだ。まあ、疲れた1週間でした。

さて、娘がフィギュアスケートをしていたので、私はかなり採点については普通の人よりはわかるんだけど、下の記事は非常に詳しく書かれている。確かに、スポーツはその内容がある程度わかったほうが更に面白いことが多い。ところが、フィギュアスケートほど詳しい採点のことなどわからず見ている人が非常に多いスポーツは他にはあまりなさそうだ。逆にフィギュアスケートは、詳しい内容がわからなくても楽しめるということかな。
フィギュアの採点、審判はどこを見ているか  :日本経済新聞
まず最も得点の比重が高いジャンプ。審判はジャンプに入る前の動作や踏み切ってからの空中の姿勢、高さや回転に加え、ランディング(着氷)の姿勢やその後も流れがあるのかなどを総合的に見る。

下の飛ぶぞっていう感じは、昔の浅田真央は完全にそういう感じだった。伊藤みどりもそういう傾向だった。当時浅田真央がキム・ヨナになかなか勝てなかったのはこのあたりの違いかな。回転が足りないのをごまかしていたっていうのも有名だけど。
 ただ、その場で3回転を跳んで降りても、流れがないとなると出来栄え点は伸びない。高さがいくらあっても全体のバランスが取れていないと評価は高くならない。跳ぶ前に「さあ跳びますよ」と準備動作が明らかにわかるジャンプは質的に高いとはいえない。
■放物線的なジャンプ、高く評価
 要するに、質がよく理想的といえるジャンプは十分なスピードと自然な流れのなかで、しっかりと回転がコントロールされ、なおかつ跳んだ後も流れがあるものだ。放物線的なジャンプが高く評価される。

スピンは素人にもわかりやすい、トップクラスはともかくそれ以外の人は軸が流れる人は結構多い。見ていてすぐわかりますね。
スピンでは回転数や姿勢、軸が最後までしっかりしているかなどを見ている。最後にスピードががくんと落ちるとなると、出来栄え点はゼロになることもある。
逆に悪いスピンというのは、回転数はあってもスピードがなく、回っている場所がどんどん移動していってしまう。

ステップとかスケーティング技術は、下のことをエッジが深いとかいう。アイスダンスのステップはエッジが深い。体が斜めになって滑る感じかな。TVで面白く無いという理由でコンパルソリーという規定競技がなくなったのは随分前だけど、リンクに規定の図形を描くあの競技は、この基本を習得するのに良い競技だった。ジャンプとかで見せるショーみたいなフィギュアだけど、コンパルソリーがあったころはスポーツって感じだったのに、なくなって残念。再開してほしいものだ。高橋と浅田が良いと書いてあるけど、浅田真央は、たしかに今は良くなっているけど、昔は、そんなにうまいとは思わなかった。
ジャンプとスピンは運動能力があると、若いジュニアの選手でもどんどん習得していって、シニアに負けない演技をすることもある。ところが、ステップは正確なエッジ(刃)を使ったフットワークがベースになるので、選手の実力やスケーティング技術がものをいう。
■目を見張るフットワーク、高橋と浅田
 正確なターンやひねり動作が要求され、なおかつ今は最高難度のレベル4を取るとなると、いろいろな複雑で多様な動きが必要になってくる。正確なエッジワークをできているかどうかで違いがパッと出る。
■スケーティング技術、選手の総合力
 演技構成点は5コンポーネンツとも呼ばれ、「スケーティング技術」「技のつなぎ」「演技の表現」「振り付け」「曲の解釈」の5項目で構成され、0.25点刻みの10点満点で評価される。技術点がジャンプなど一つ一つの要素を評価しているのに対し、演技構成点は演技全体を見て評価する。「ジャンプで転倒したのになぜ高得点が出るのか」と疑問を持つ人もいると思うが、技術点でマイナスになっても、演技構成点で総合的な滑りを評価されることはある。
 スケーティング技術は、選手が持っている全体の技術レベル、総合力のようなものだ。細かい部分ではバランスやリズミカルな膝の動き、足の運びの正確さなどを評価するが、演技を見て「滑りが素晴らしい」「能力的にハイレベルだ」などと感じさせる要素がすべて含まれている。この選手はどんなことがあっても、8点以上の点数を出せると思うこともある。

この記事を読めば、詳しくない人でも、フィギュアをショーではなくスポーツとして興味を持って見れるようになれそうだ。