温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

他人に不親切・不公正な人、サルは嫌うという実験結果の見方

2013-03-07 19:56:31 | その他
京大の藤田和生教授(比較認知科学)らが南米アマゾン川流域の熱帯雨林に住むさる7匹で実験したらしい。

実験の内容は下の通り。
朝日新聞デジタル:他人に不親切・不公正な人、サルも嫌う 京大などが実験
サルの目の前で2人の研究者が演技する。1人が容器のふたを開けておもちゃを取り出す。この際、もう一方に助けを求めるが、協力する場合と拒否する場合の2通りの対応をとった。その後、2人がサルにエサを同時に差し出し、どちらのエサを取るか見た。

その結果、協力を拒否した人は避けられたそうだ。
それは、
サルは自分に何の損得もなくても、身勝手な人を嫌って避けるという感情的な判断をしたとみられる。
 人間の社会は見返りが不確かでも協力をしあうことによって成り立っているが、藤田教授は「社会が生まれる初期には虫が好かないといった感情的な判断が重要な役割を果たしたのではないか」と話している。

という結論だそうだ。
人間は協力し合うことによって社会が成立し、このさるの行動はそれが成り立たないというものだ。人間とさるの違いはこんなところでつくんだよという結論。
でも、私は違う結論に至った。
それは、人間は動物が本能的に持っているこのような感情を協力とか平等とかいう本能とは違った人工的な思考で無理をしたが結果的には本能にさからえなくて、現代社会の色々な問題が表面化しているのではというものだ。
程々の協力はいいけど、見栄を張ったり、偽善をしたり、正義を演ずる、体裁を繕うなどの過度の協力状態、平等志向は百害あって一利なしなのでは?。
生は幻(まぼろし)、死のみが現実と思ってしまうくらい、生きている時虚飾にまみれている(生きるための衣食住では全然満足できていない=かっこ良く見える服、美味しい・可愛い・見た目がよく雰囲気も良い食事、TVドラマセットのような家。それらに囲まれていないと不幸せと感じてしまう。ドラマのような幸せな家族=親子関係など)ような気がする。もっと、シンプルな感情よりの生活ができる方が楽なのでは?。