温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

動画で見るUI開発最前線 前編 後編

2009-06-24 21:07:09 | コンピュータ、ハイテク
今日見つけた日経BP ITProの記事。
これはインターフェースに興味のある私には非常に面白い内容だった。
知っている内容がほとんどだけど、うまくまとめられている。

前編はiphoneの課題から、3ページ目では入力の遅さを解決するShapewriterというソフトが紹介されている。
4ページ目では動画3●Promptuが試作した携帯電話用の音声入力システムが紹介されている。なかなか面白い。
説明者は同社マーケティング担当副社長のJohn A. Lynch氏
動画で見るUI開発最前線(前編):タッチパネルの次に来るものは何か:ITpro
特にiPhoneのUIに対するユーザーの不満は,発売後まもなく多々聞かれるようになった。それらを整理すると,次のようになる。
●入力系の問題
(1)指先以外(爪や従来のペンなど)での入力が不可能
(2)ソフトウエア・キーボードによる文字入力が面倒で不正確
(3)異なるアプリケーション間の連携が不可能(例えば表計算ソフトで作成したワークシートの一部をコピーしてワープロ文書に貼り付けるといった作業ができない)
●出力系の問題
(4)タッチパネルの反応が鈍い(表示速度が遅い)
(5)すぐにバッテリが切れる(電力消費量が大きい)

そして後編では
2ページ目の「インタラクション・デザインとは何か」で、iphoneが市場に出る前にすでに同じコンセプトがあった事実を紹介している。
またそれがなぜ成功しなかったについても述べられている。
2ページ目で紹介されている動画が6年ほど前にフィンランドで開発された米F-Originのタッチパネル式スマートフォン(説明者は同社創業者のGloria Maceiko氏)だ。
動画で見るUI開発最前線(後編):画期的技術の成否を分ける要因は何か:ITpro

1.Androidの評価はソフト開発者の間で高い

2.インタラクション・デザインとは何か

3.マルチタッチへの世界的関心を喚起したSurface Computing
またニューヨーク大学のJeff Han博士は2005年,それまで生体認証に用いられてきた「FTIR(Frustrated Total Internal Reflection)」と呼ぶ技術を,据え置き型のマルチタッチ・ディスプレイに応用した。

4.派手なパフォーマンスのUIは往々にして失敗する
同じく直接インタフェースの特異な事例として紹介するのが,ニューヨーク大学メディア・リサーチ研究所(Media Research Laboratory)のKen Perlin教授らが開発した「UnMousePad」である。これは文字通り,マウス不要のパッドであり,指で押すことによりポインティング・デバイスとして使う。

5.ユーザーを取り囲む環境全体をインタフェース化する

このなかで、数年前私はJeff Han氏を訪問しようと思ったが、メールがうまくとどかず、会えなかった。
しかし、ニューヨーク大学メディア・リサーチ研究所のKen Perlin教授には会えて、研究内容の紹介をしてもらうことができた。
彼の場合は、うまくメールが届き、訪問予定や内容を設定できたのはラッキーだった。
具体的な仕事には発展できなくて残念だったけど。

いずれにしても、これらのサイトを熟読して理解すれば、インターフェースに関していっぱしのことが語れるようになる。