梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

お知らせです

2009年03月10日 | 芝居
4月は、師匠は本興行はお休みとなりましたが…。

27日(月) 歌舞伎座『第35回 俳優祭』に参加
今の歌舞伎座での最後の俳優祭です。演目、企画は現在選定中。おってご報告させて頂きますね。

翌日28日(火) 国立劇場大劇場 NHKエンタープライズ主催<第3回 芸の真髄シリーズ>『黒塚』阿闍梨祐慶
花柳壽輔師の老女岩手実は鬼女との共演です。当公演は、他に藤間紫師の『萬歳』、紫師、壽輔師の『隅田川』と、古典の名作が並びます。

そして5月…。

2日~26日 歌舞伎座<5月大歌舞伎>昼の部『加賀鳶』日蔭町の松蔵
これで2演めとなります。道玄・梅吉の2役は、音羽屋(菊五郎)さんが初役で演じられます。
今年は<團菊祭>ではないのですね。

翌日27日 天王寺屋(富十郎)さんの自主公演<矢車会> 夜の部序幕 箏曲『寿競べ』
第9回となる今回は、天王寺屋さんの傘寿記念でもございまして、まことにお目出度い舞台でございます。『寿競べ』は歌舞伎の興行ではあまり出ない曲ですが、加賀屋(魁春)さんとご一緒です。また、昼の部『勧進帳』では、梅丸が太刀持ちを勤めさせて頂きます。

また、舞台ではございませんが、3月25日から4月28日まで、早稲田大学演劇博物館におきまして、『六世中村歌右衛門展~新作と復活狂言~』の展示がございます。
毎春、大旦那の舞台、業績をしのぶ企画が催されておりますが、今回は副題にもございます通り、大旦那が携わられた<新作>と<復活狂言>に焦点があてられます。何卒ご来駕賜りますようお願い申し上げます。私も今月末に伺わせて頂く予定です。

先々のご案内ばかりで恐れ入りますが、こうしてみると、2009年も、もう半分近く予定が埋まっているのですね…。
時間の流れが速すぎます!