梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

いよいよラスト!

2006年07月23日 | 芝居
国立劇場七月公演も、明日で千穐楽です。
二十六日、二十七日は横浜の会館に場所を移しての公演があり(ごく短期の移動公演は<こたび>なんて申しておりますが)、厳密にいえばまだゴールにはいたっていないのでしょうが、とりあえずの一区切り。計四十二回の舞台が、終わろうとしております。今日まで無事に勤められたことを感謝しながら、東京最後の舞台を、いつも以上に大切に、大事に演じたいと思っております。

本日は終演後、師匠のスチール撮影がございました。すでにチラシも出ておりますので、ご存知の方も多いと思いますが、国立劇場『元禄忠臣蔵』での、浅野内匠頭役の宣伝写真です。
『毛谷村』の六助から、数十分で拵えを変え、六時頃から撮影開始。立ち姿、座ったかたち、向きを変え視線を変え、幾パターンも撮りました。いずれポスターや本チラシでお目に触れると思います。お楽しみに。

仕事を終えての午後七時半からは、私どもの結婚披露宴の司会を勤めて下さる方(プロの方)との打ち合わせがございました。本当に結婚式、披露宴は、話し合うことが多いですね。当日の宴の進行の仕方、段取りを細々と確認。とっても気さくで朗らかな女性の方で、これならば当日、ご来賓の方々に、素敵なひと時を過ごして頂けそうで安心いたしました。

今日は<土用>ということで、スーパーで買った鰻を食べて明日へのエネルギー補給も完了。これから大和屋(玉三郎)さんの『アマテラス』のテレビ中継を拝見いたしましょう!