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Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

不帰Ⅱ峰ならず、ガラガラ沢

2010-02-15 22:51:06 | 山スキー

2月15日。不帰Ⅱ峰を狙ってはるばる白馬まで行ったのに、朝目が覚めてみると雪がジャンジャン降っている。仮眠の間にわしの車に横付けされた平岡ガイドの車に行って相談。この天気では不帰は無理と判断するものの、とりあえず八方尾根を登ってみようということになった。

尾根をアプローチする平岡ガイド

 

尾根をアプローチしていると、我々のほかにカナダ人ガイドと同じくカナダ人らしき6人のクライアントが先行している。彼らを追い抜いて八方池まで登り、ほとんど視界がないのでガラガラ沢にしようということになった。準備をしているとカナダ人パーティーが登ってきた。ガイドの顔に、「なんか見たような顔だなあ」と思って話しかけてみると、なんとわしの田舎のエコーバレー在住のガイドではないか。いろいろ話も盛り上がって?、今朝のガイドのミーティングで「今日はガラガラ沢は危険な状態だから入らないようにということだった」との情報を得るが、わしらは無視。ガラガラ沢に飛び込む。アイスバーンの上に軽い雪が積もって、不意に足が取られ滑りにくい。少し下るとだいぶ雪が深くなって、ちょっと重めだが滑りやすくなってきた。ただフラットライトで雪面の起伏が見えず、足の裏の目が頼り。

視界の悪い中、豪快に滑る平岡ガイド

 

多少雪崩の匂いもしたけれど、無事に唐松沢に降り、でぶりで滑りにくい中を苦行しながら二股まで戻った。12時に帰還。まだ早い。せっかく白馬まで来てもったいないので半日券を買って、ゲレンデを滑りまくった。


乙妻山パウダー

2010-01-27 02:24:18 | 山スキー

1月25日、乙妻山に単独で行ってきました。

夜中の3時に戸隠の大橋に到着。目覚ましを6時半にセットして寝たのですが、二度寝してしまい起きたのは7時半。あわてて出発しましたが時はすでに8時。タダでも日帰りはきついコースなのに、「あ~あ、今日は駄目かなあ」と思ってしまう。しかし佐渡山南のコルまで1時間半で到着したので、「頑張ればいけるかも」と気を取り直す。シールを付けたままで氷沢川に下り、取りつきの尾根を目指して支流を登る。尾根は予想以上に急で、パウダーを期待して選んだファットスキー(エラン1111)は重過ぎる。尾根は稜線のはるか手前で山腹に消え、北寄りにコルめがけて雪壁をトラバースしなければならない。雪面下20cmに固い層があり、雪崩におびえながらのトラバース。コルに着いたときは神様に感謝の祈り。少し前までは快晴だったのに、雪が激しく降ってきた。コルから下ってしまおうかとも考えたが、やはり山屋のプライドが許さなかった。シールのまま山頂(2318m)を目指す。山頂は風雪で何も見えなかったが意外と近かった。13時30分着。シールを外しさっさと下山開始。視界が悪いのでコンパスで方向を確認。約標高差1000mを一気に滑る。パウダーは、窒息するほどではないが十分気持ちいい。

約30分で下りきった。さてここからの帰り道は登り返しだ。ここまで相当頑張ったのでかなりくたびれた。登り返しを思うと憂鬱になる。でも登らないことには帰れないんだから仕方ない。佐渡山南のコルまでよたよたと登り返しシールを外す。後は滑るだけだ。最初の尾根の下りは狭い樹林帯で気が抜けないけど、そこさえ滑り降りれば、後はスキーの上に立っているだけ。16時30分、大橋に無事帰還。くたびれたー。わしの核心は朝の早起きだと、あらためて感じました。

 

 

 

 


神楽峰

2009-01-27 02:09:34 | 山スキー

1月26日。今日は神楽峰でバックカントリースキーです。最近の神楽峰のバックカントリーは大盛況。平日でもたくさんの人がゲレンデトップから出ていきます。バックカントリーは流行りだけれど、神楽峰も人気が集中している。お手軽で楽しいからだ。山の雑誌、スキーの雑誌、そして一般紙でも神楽峰のバックカントリースキーが取り上げられる。確かに少ない登りの割に滑りは楽しめるし、危険な要素も少ない。通いなれれば自分だけのコースも発見できるし、のんびりピクニックという楽しみ方もできる。そういう意味で貴重な山だと思う。