タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

スカッと晴れない夏の山

2008年08月10日 | タカの渡り観察
遠くの雷鳴聞きながら、、、、

 今年の夏山はスカッと晴れる日は少ないのでしょうか?北アルプスのほうでは雷雨のため登山禁止になった日もあったとか、、、、、。

 私たちが行った剣山もスカッと晴れることはありませんでした。標高2000mに満たない山では晴れると気温が高くなるので、一点の雲もない夏空は必ずしも歓迎しないのですが、、、、、



 だからと言ってこのような状態も歓迎されるわけがありません。





 これらの写真は8月5日に歩いた「塔の丸」の稜線です。終始遠くで雷鳴を聞きながらの山歩きです。困ったことにならなければ良いが、と思いつつ天上から響く5.1サラウンドの世界を楽しんで(?)いました。

 本当は山でのカミナリは怖いものですが、私は不思議とこれまで雷の怖さを経験したことがないので呑気なことを考えていたのでしょうか。(本当は常に逃げ場を考えていたのですよ、、、、、)



 雨の心配のなかった6日の空もこんなものです。この写真はジローギュウから見る剣山ですが、晴れると言ってもこのように山の一部にスポットライトが当たる程度でした。

 

 そのスポットライトの中に主役(?)が登場したのですが、標準レンズではこの程度の写真しか撮れませんでした。珍鳥だったのか普通種だったのか、最近特に小鳥類を見ることの出来ない私には断定できませんでした。

 この鳥、何の鳥? 皆さまの想像にお任せします。

巨樹めぐり

2008年08月09日 | 山歩きから
巨樹からパワーをもらいました

 今朝のタカ長、昨夜の北京五輪の開会式を見ていたので寝不足です。今日は裏山を歩く予定があるのですが、、、、、、



 山を歩いているとこのような大きな木によく出会います。これは剣山の北面で見かけた木ですが、これは巨樹と呼べるのでしょうか?巨樹とは幹周りが3m以上ある木とか。山を歩くときは巻尺を持って歩くと楽しいのかも分かりませんね。

 剣山の北側の旧一宇村(現在は合併して「つるぎ町」)には巨樹が多いところとして知られているようです。
 剣山登山3日目の朝は雨だったのでその日の予定を変更して、ゆっくりとチェックアウトして巨樹めぐりをしながら帰ることにしたのですが、事前の準備不足か、しっかりしたガイドマップがないためか、道路の狭いところが多くて運転に気を取られていて案内板を見落としたのか、、、予定していた5本を見ることが出来ませんでした。なかでも、日本一と言われる赤羽根神社のエノキを見落としたのは残念です。巨樹めぐりは次回の楽しみ、と言うことでしょうか。



 これはトチの木。霧がかかっていてこれでは何か分かりませんね。



 これはスギの木。同じように何か分からない状態ですが、、、、、



 近づいてみるとご覧の通りです。間違いなく巨樹ですね。



 これは上のトチの木です。この人たちは幹より若干後ろに立っていますが、それにしても人の大きさと比べると大きな木であることはお分かりいただけるでしょう。樹齢は分からないのでしょうが、幹周りは8.6mと案内板に書かれていました。



 これはヒノキです。木のそばに立ち入ることが出来ないようになっていたので、人物と一緒に撮影することが出来ませんでしたが、これも相当な巨樹・古木でした。

 一宇地区には約90本の巨樹が存在しているようです。地理不案内なものが行っても効率よく見ることが出来ないので、ここは地元の人の協力を得るのが得策だと思います。

 「つるぎの宿岩戸」(電話:0883-67-2826)に宿泊すると「巨樹めぐり」(要予約・有料)に案内してもらえるそうです。

 次に剣山に行くときは、一日は巨樹めぐりのための時間を取りたいと考えています。巨樹は触れるだけで感動させてくれますから、、、、。

剣山を歩く

2008年08月08日 | 山歩きから
天蓋の花に会いに、、、、、、、

 宮尾登美子さんの小説「天蓋の花」ですっかり有名になった剣山のキレンゲショウマは、数ある山の花のうちでもすっかりスターになった感じがします。タカ長たちもそのスターに遭いに行ってきました。



 その花は西日本第二の高峰剣山(1955m)の北側の急峻な斜面に咲いています。この写真はタカ長お気に入りの一枚なのですが、足場が悪くてカメラアングルが選べないのでバックの木漏れ日の処理がうまく出来なかったのが残念です。



 前回は山に行くのが早すぎたので、今回は8月6日に行きました。花の時期としてはまぁまぁ、本当はもう何日か(おそらく一週間くらい??)遅く行くと良かったようです。



 花は山の北斜面の、あまり強い直射日光の当たらないところに密生して咲いています。当然のことですが、山の花を撮ることが許されるのは登山道からだけ、そうした条件の中で、鹿の食害から花を守るために設置されているネットなどの人工物を画面に入れないように撮影するのは、かなり苦労を要する作業でした。



 天蓋の花に会いに行くのですから徒歩で行くのが当然なのでしょうが、、、、今回はご覧の通りです。昔は山登りでリフトなどを使う人を心のどこかで軽蔑していたものですが、よる歳には勝てないタカ長は、その軽蔑される人種になったようです。

 

 花を見た後ゆっくりと歩いて、植生保護のために設置されている木道を通って頂上へ立ちました。リフトを利用したので時間的にはのんびりとした山歩きですが、今年の山の天気はスカッとした夏山のそれではなかったようです。



 向こうに見えているジローギュウ(1929m)を往復しましたが、道中はいつもご覧の通りです。鳥を見つけると双眼鏡を向けるのですが、今回は特記するような鳥に遭うことは出来ませんでした。

 2泊3日の山行きの間に2日雨が降りました。しかし、一番大切な天蓋の花に遭う日だけは雨知らず、やはりタカ長たちは平素の行いが良いのでしょうか?
  (それを言ってはおしまいよ?)

安東の春~その3

2008年08月04日 | 韓国情報
ハフェマウルはこころ癒されるところです

 盆踊りのため一日休ませて頂いたハフェマウルの紹介、もう1回アトランダムに写真を紹介します。





 ハフェマウルの民家の多くは一般に公開されており、中庭に立ち入ることが出来ます。どこのうちもきれいに掃き清められていました。









 ハフェマウルは時間の尺度を中世に合わせてゆっくり歩くのが良いようです。私は1泊しかしなかったので、ハフェマウルをゆっくりと楽しんだとは言えないようです。次回はせめて2泊して、ゆっくりと流れる時間を実感したいと考えています。



 緑の並木はイチョウの木です。韓国はどこを歩いてもイチョウが多いのですが、葉が緑のときはあまり目立ちません。しかし、秋に旅行すると黄葉がやたら目だって、イチョウの木の多さを実感するのです。

 あのイチョウ並木の黄葉はどのように色づくのでしょうか。いまから楽しみです。

団地の盆踊りです

2008年08月03日 | 日々雑感
 タカ長団地最大のイベントです

 今年の盆踊り大会も盛会裏のうちに昨夜終了しました。特別な仕掛けも何もない普通の盆踊り大会ですが、今年も数百名の人が団地の公園に集まり、夏の夜のイベントを楽しみました。



 盆踊り大会は子どもと大人の木遣り太鼓で幕開けです。団地では今年「太鼓同好会」が結成されたばかりで、ウデのほうはこれからですが、技術に関係なく楽しめるのが同じ町内に住むもの同士の、いわゆる身内の大会の良いところなのでしょうか。





 タカ長の団地も高齢化団地、普段は子どもたちの姿をあまり見かけないのですが、盆踊り大会の時期になると団地に住むジジ・ババのもとに多くの孫たちが帰省してきます。その子たちが盆踊りの会場にやってくるので、この時ばかりは若いパパ・ママもくわえて、若い人たちでにぎわいます。





 これは椅子に座ったまま踊る「座ソーラン」と言う踊りです。最近流行の「よさこい○○」とか言う踊りのようにテンポの良い歌にあわせて踊ります。高齢者にも人気ですが、団地ではことも立ちも参加して「ジジ・ババと孫」たちの踊りになっています。

 ともあれ団地最大のイベントが終わりました。団地の役員の末席を汚しているタカ長としてもひと安心です。これで心おきなくハチクマの季節が迎えられると言うことでしょうか。

 あと一月でハチクマの季節がやって来ます。

安東の春~その2

2008年08月02日 | 韓国情報
あのエリザベス女王も訪問されました

 ハフェマウルを訪れた一番の有名人はあのエリザベス女王だ、と聞いたことがあります。そのことも私がハフェマウルに行ってみたかった理由です。

 もちろん、タカ長が訪れたときに訪問されていたわけではありませんから、その様子は記録に頼るしかないのですが、ハフェマウルの人は女王の訪問を大変名誉なことと考えられたのでしょう、現地にはそのときのことを伝える展示館が出来ています。
 
 以下5枚の写真はその展示館の展示物を写したものです。



 この写真1枚で当日の歓迎ぶりがしのばれます。地元の人にとってはハフェマウル始まって以来最大の出来事だったのでしょう。はるばるイギリスから極東の小国韓国の、その片田舎のハフェマウルへ女王陛下を迎えた地元の人の熱狂ぶりは分かりような気がします。









 当日の様子は資料がないので詳しく紹介できませんが、言葉は不要、これらの写真がすべてを語っているようですね。

 1999年4月21日と書かれた署名には女王が韓国の美しい春を楽しまれたことがうかがえます。



 昨日も書きましたが、このハフェマウルはチャングムの生きた朝鮮王朝時代の村がそのまま現在にタイムスリップしてきたような村です。その雰囲気は現地に立って見ないと分からないものです。百聞は一見にしかず、とにかく行って見てください。

 韓流映画ファンならご存知でしょうが(タカ長はこの面はまったくダメです)このハフェマウルはあのリュウ・シオンの故郷でもあります。どこかの写真に彼が写っていたと同行のものが言っていましたが、紹介した写真に彼が写っているかどうか、、、、、私には分かりません。

河回村(ハフェマウル)の春

2008年08月01日 | 韓国情報
暑くて鳥情報はネタ切れなので、、、、、

 連日の猛暑で鳥の情報はネタ切れ、そこで旅行のハナシです。06年5月の韓国・安東(アンドン)市のハフェマウルです。

 

 ハフェマウルの入り口に立つ観光案内版です。地図に水色のC字型に見えているのは韓国の大河、洛東河(ナクトンガン)です。このようにナクトンガンが大きく蛇行しているところに出来た村なので「河回村」と名づけられたそうです。





 この写真のように村に一歩はいると時間が止まったような光景が目にはいります。まさにここはチャングムの生きていた時代そのままの光景なのです。



 しかし、ここは博物館ではありません。村人がそこに住み、農業などで生計を立てている「現役の村」なのです。



 この村に入ると本当に癒されます。外の世界とはまったく違うのです。

 安東には行ってみたい、行ってみたいと思い続けていたところでした。06年5月に慶州からバスで安東に入ったときの第一印象は「どこにでもある田舎町」でした。私は例えば奈良のように、町に入ったとたん何かが感じられる歴史の街をイメージしていたのです。

 その面では、第一印象ではがっかりでしたが、ハフェマウルに一歩足を踏み入れるとそこはまったくの別世界でした。
 安東はハフェマウルに行ってはじめて安東、ハフェマウルに行かないと安東の良さは分かりません。



 早朝のハフェマウルのメインストリートです。確かにここは韓国でも第一級の観光地ですが、しかし、ここに足を踏み入れて落胆させられる人はいないはずです。

 鳥情報ではオオコノハズクが鳴いていたことが印象に残っています。これだけで鳥の好きな人はいろいろな想像が膨らむはずです。

 タカ長は今秋ハフェマウルに行く準備をしています。前回は春だったので、次は秋に行って見たいのです。

ハフェマウルはタカ長おすすめの観光地です。