タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

アリランの国の鳥情報~予告編

2008年08月22日 | 韓国情報
 タカ長が韓国に通い始めて10年近くの日が流れました。「通う」と言っても回数は少なくて、人様に誇れるほどのことはありませんが、しかし、その間に多くのチング(友だち)が出来、それなりの情報網も出来てきました。

 広島から1時間ばかりのフライトでつくソウル、そのソウルを首都とする、私たちにとって最も近い「外国」である韓国の鳥事情、その鳥情報はほとんどの日本人バーダーには知らされていません。

 タカ長にそのギャップを埋めるだけのものがあるかと言えば大いに疑問が残りますが、ここではあまりかたいことを考えないで、韓国のチングの協力を得ながらタカ長に出来る、身の丈にあった韓国の鳥情報を継続的に続けてゆきたいのです。

 タカ長はこの10月にオチョンドやユブドに行く予定です。オチョンドは初めてですが、ユブドには04年2月に行ったことがあります。



 ユブドは韓国中西部、群山を流れるクンガンの河口にある小さな島ですが、その時はこのようなところからこのような船に乗ってゆきました。日本では考えられないような方法ですね。

 今回はキム・ソンヒョン君に任せていますから、どこからどのような方法で行くのかは分かりません。これからこのブログではキム・ソンヒョン研究員のことを愛称をこめて「君」呼びさせてもらいますが、韓国では年齢的な上下には大きな意味があるので、私の子どもほどの年齢のソンヒョン研究員を敬愛の意味をこめて「君呼び」することは許されるだろうと勝手に判断してのことです。



 ユブドに上がってこのようなところで鳥を見ました。そのスコープの先に見えているのはお目当てのこの鳥です。



 ソンヒョン君撮影のミヤコドリです。
 ミヤコドリは日本でも見ることが出来ますが、ここに行く最大の理由はそのミヤコドリの数が多いからです。



 この写真など少ないものです。情報によると3000とか5000とか言う数字が見えます。今年出版された朴鐘吉(パク・ジョンギル)さんの図鑑には、ユブドで群舞するミヤコドリが掲載されています。

 私は野鳥写真は撮らないので、この面ではソンヒョン君ら韓国のチング頼みと言うことになります。わがままなディレクターであるタカ長としては、空が暗くなるほどのミヤコドリの群舞の写真を撮ってもらいたくてソンヒョン君に同道を頼んでいます。

 このユブドで見られる鳥はもちろんミヤコドリばかりではありません。すぐ南にあるセマングンの干潟に水門が出来て干潟の状態が悪くなったので多くのシギチ類などがこのユブドに集まってきているようです。

 そのあたりの事情も見てきてレポートしたいのですが、、、、、。

 始めたばかりのこのシリーズですが、いろいろな人たちに協力して頂いて少しずつでも完成度を上げていくつもりです。内容の性質上毎日更新、と言うことは不可能ですが、出来るだけ更新頻度も上げていくつもりですからご期待下さい。

もう1枚キム・ソンヒョン君の写真を追加させて頂きます。(8月24日)




山には涼しい風が、、、、、、

2008年08月22日 | 山歩きから
山には涼しい風が吹いています

 今日のタカ長たち、いつものように裏山を歩いてきました。気にしていたタカ長観察地のさくらの葉は、先日ブログで紹介した食害もあれ以上は広がっていない感じです。先ずは一安心ですが、このまま観察終了まで日影を提供してくれるのでしょうか?



 今日のお目当てはこれ。ウワミズザクラの実を食べることでしたが、小鳥たちにほとんど食べられたあとでした。



 前回行ったとき試食したら、なかなかいける味だったので期待して行ったのですが、この程度しか残っていないのでは、小鳥たちの食べ残しを頂くこともできませんでした。

 

 ところでこの裏山、歩くたびに木が倒れている感じです。台風が来たわけでも、強い風が吹いたわけでもないのですが、次々と腐食した木が倒れています。この裏山では先日白馬大雪渓で起きたような崩落事故の心配はありませんが、倒木のことはいつも注意しておかないといけないようです。



 倒木でもこのように可愛いものならよいですが、時にはびっくりするような大きな木が道をふさいでいることがあります。あんなものが倒れてきたら、、、、、

 休憩するところは倒木の心配の無いところ、と決めて休憩地を選んでいます。

 ところでこの穴はだれがほったものなのでしょうか?コゲラがほった穴としては大きいですか?とするとアカゲラ?
 こうして間じかに見ると頭を抱えるタカ長です。