タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

1冊の本

2019年08月06日 | 日々雑感
      

関西の鳥友から1冊の本が届きました。自費出版の、非売品の本です。

著者とは何度か韓国探鳥の旅を共にしました。その探鳥旅行の世話をした縁で送って下さったのだと思います。

その著者は大学の先生で、いわゆるインテリです。そのためでしょうか、タカ長の駄文とはまったく違う内容です。

ことの起こりはこの歌であった。

       心なき身にもあわれは知られけり

          鴫立つ沢の秋の夕暮れ    西行法師


鳥仲間が数人集まった席で、なかの一人がこう切り出した。

「この鴫は何シギだったと思う?」

読者の皆さんはどう思われますか。何シギだったのでしょう.


このような書き出しで始まっている本です。書き出しからして、タカ長のようなぼんくらバードウォッチャーとは違うでしょう。

非売品で、ワンクリックしても買えない本ですから、その鳥友の厚意がことのほか嬉しく思われます。

筆者とは3回の韓国探鳥旅行をしています。そのときのことがこの本にも書かれています。

その中ではタカ長もそれなりに活躍していますが、そのような旅もできない歳になりました。

バードウオッチングという趣味を持たなかったら、決して知りあうことのなかったその鳥友との親交に感謝しながら、ゆっくりと読ませて頂きます。