タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の一枚~雨の脱出行

2016年07月16日 | 今日の一枚
天気が回復したのかと思えばそうではないようで、またまた厚い雲に覆われています。

そのためか気温は上がらなくて、暑さ嫌いのタカ長には、その面ではありがたい一日ですが、、、

そろそろスカッと晴れないと困る人もおられるのではないでしょうか?



チョット見るとなんでもない写真ですが、、、、

一本の国道の左右に茶色に見えているのは水、雨による増水で田んぼは海になり、その水が国道を飲みこもうとしています。

2009年9月のベトナム。

そのとき私たちはベトナム中部のフエにいました。前日はバクマ国立公園での探鳥。

そのころ大型の台風がベトナム中部に向けて接近中で、、、、、

この状態では飛行機でハノイには帰れないと判断したガイドのマーさんは、急遽ハノイから車を呼び、その車でハノイに向けて脱出を図りました。

その日フエのホテルを出るころには町にも浸水してきて、その水の中を車を走らせやっとのことで国道へ、、、、、、。

   

マーさんの機転でギリギリの脱出に成功しました。

何事にも能天気なタカ長はあと何センチかで冠水する国道を走る車の中から、、、、

このような経験はめったに出来ないとはしゃいでいましたが、マーさんの気苦労は大変だったはずです。

文字通り人の気も知らないで、海の中の一本道を走っているような、後にも先にも経験したことのないドライブを楽しみました。

        

ハノイから不眠不休でハンドルを握ってくれたドライバー君です。

マーさんの機転で予定通り旅ができたタカ長たち、、、、

ハノイからサパに向かう列車の中で、乗り合わせた人から、乏しい英語力を駆使して(?)聞いたところによると

タカ長たちよりほんの少し遅くなった車は国道上で動けなくなり、車やバスが数珠つなぎになり、その様子がテレビニュースで流されたそうです。

旅をするなら小グループで、ガイドを頼むのなら信用できる人を、、、、、、ということですね。

マーさんはタカ長たちのタカ仲間、タカ長たちは、、、彼はべトナムNo.1のガイドだと信じています。