タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

秋期調査の動き

2013年01月17日 | タカの渡り
秋期調査、秋の調査です。打ち間違いではありません。間違いなく秋の調査のことです。

タカ長が所属しているARRCNでは、昨年と今年は特別な(?)年なのです。ARRCNあげて渡りの調査をする年で、今年は東アジアでの調査が予定されています。

モンゴル、韓国、台湾、フィリピンなど、、、、、。

韓国の名前が出てくれば、平素は戦力外のタカ長もひとこと言いたくなります。何と言っても、何度も行っているところですから。

  

詳細な予定はこれからかたまってゆくのでしょうが、韓国での調査地は1ヶ所だけのようです。ARRCNの内部的な事情でそのようになるので仕方ありません。私が云々することではないのです。

韓国での渡り調査と言えば、タカ長たちはお膝もとの韓国の人より多く渡り調査しています。タカ長たちがすごいことをしているのではなく、肝心要の韓国側の動きが悪いので、結果的にそのようなかたちになってしまっているのです。

調査地について相談を受けたタカ長は、諸般の事情を考えて、プサンの太宗台での調査を勧めました。調査期間が決まるのはこれからですが、この時期期待できるのはアカハラダカ(主に9月)やハイタカ属(主に10月)になります。

  

タカ長としては日本から渡ってくるハチクマも期待したいのですが、本当のところはまったく分かりません。分かっていないことの多い渡りのことですから、うまくすれば見ることができるかも分かりませんが、数的には春のように多くないことは間違いありません。

     

     

     

これらはすべて春に太宗台で撮影したハチクマです。ハチクマが上の写真のような大挙して渡ってくることはないでしょうが、ハイタカ属は群れで見ることも可能です。少し古い記録になりますが、2001年とか2002年にハイタカ属のタカ柱を何度も見ています。ハイタカもここでは1羽ずつ見るタカではないのです。

この調査計画が具体的にかたまってくるのはこれからですが、タカ長もARRCNのメンバーに一員としてこのプロジェクトに参加することを希望しているのです。