タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

牛窓の干拓地

2011年01月08日 | バードウォッチング
牛窓の干拓地へ行きました

 タカ長の鳥友が言いました。「牛窓の干拓地を見ないではタカ長とは言えない」と。

 その干拓地を見てきました。昨日はタカ長たちの山のグループが始動、宮島の弥山に登りました。その記事も書けないで、、、天気予報を見ると今日は最高の探鳥日和。今日しかない、と思って急遽行ってきました。

 早朝6時半出発。3時間弱で現地につきました。西も東も分からない初めての探鳥地です。とにかく全体の様子をつかみたくて、先ず最初に広い干拓地を一周しました。

 牛窓の干拓地は東西に長い干拓地。何も分からないので干拓地と言っていますが、雰囲気的には昔の塩田跡。日本のエーゲ海とか言って、観光的に有名な岡山県の牛窓のそば、その北側にあります。

  

 干拓地の北側の小高い丘に上がるとなぜか道の駅がありました。干拓地側からは分からないのですが、丘の上には幹線道路が走っていました。これで道の駅がここにあることに納得しました。

 その道の駅から見た干拓地。双眼鏡で見ると遠くを飛んでいるチュウヒを見ることが出来ました。近くをノスリがカラスにモビングされながら飛びました。

  

 その反対側、南側の道路の上から見た干拓地。画面中央の尾根の上に道の駅が見えるのですが、、、、この写真で見ることが出来るでしょうか?

  

 この写真を撮った地点からもう少し東に行ったところにある公民館(?)の隣から見た干拓地。ここが写真撮影のポイントになっています。

 タカ長が行ったとき二人の人がカメラをセットしていました。公民館お東隣の広場が撮影ポイントですが、ここは子どもの遊びになっており、カメラの人は駐車禁止と書かれていました。と言うことは写真を撮らないタカ長は駐車しても良い??

 そのようは屁理屈も考えられましが、気の弱いタカ長はこの広場での駐車は遠慮しました。ここではハイイロチュウヒのメスが近くを飛びました。

   

 東側の土手から見る干拓地。この土手の上は車は乗り入れできませんが、もちろん歩くことは出来ます。2車線の道路が取れるほど広い土手でアスファルト舗装されています。

 この上ではハイイロチュウヒのオスを見ました。もちろんチュウヒは普通に見ることが出来ます。他にはノスリ、そしてミサゴが2羽飛んでいました。

 それと、、、、ツルが飛びました。10倍では少し厳しい距離でしたが、初列の黒はハッキリ確認できました。首を伸ばして飛んでいるのでツルには違いないのですが、、、、、。公民館のところで近くにマナズルが1羽来ていると聞いていたので、そのマナズルと考えるのが順当なのですが、気持ち的には珍鳥を期待してソデグロズルであってほしいと思ったものです。

 再度公民館のところに帰ってカメラの人に確認しました。彼らはそのツルは見ていませんでしたが、彼の説明では、件のマナズルはこの干拓地をねぐらにしていると言うことでした。と言うことで珍鳥ソデグロズルの夢は消えてしまいました。

   

 この土手の東側は錦海湾の青い海。

 今日は快晴。青い海と青い空が印象的でした。最高のタイミングで牛窓の干拓地を楽しむことが出来ました。

 ここに来ればハズレはないようです。それと小鳥類も楽しめます。その面でも嬉しい探鳥地ですが、何しろ広いので30倍くらいのフィールドスコープは必需品と言えます。

 タカ長は今回初めて知ったタカの探鳥地ですが、まだの方は是非行って見てください。2月中は楽しむことが出来るはずです。