北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ハンナリちゃんはどこへ

2018-05-13 16:27:03 | 日記
今日は雨。
雨の日は地下街を歩くしかない。
と云うことで阪急に乗った。大阪へ向かうためだ。

私は阪急が何となく好き。ワクワクする。
でも昔とは大違いで 皆ICとかでピッ、ピッと改札を抜けていく。

私は切符の買い方も判らず、券売機の前でしばらく悩んだ。

阪急京都線って、以前は特急と急行と普通電車しか無かったと思ったけれど準急なんてのが出来ていて浦島太郎的な私は戸惑うことばかり。

駅も洛西口とか西山天王山とか聞いたことのないのが増えていた。

後ろの座席には京都美人にビッタリ寄り添われたスケベそうなオッサン。
オッサンのことなんかどうでもよいけれど時々耳に入る京オンナのハンナリした声がたまらない。

「そんなこと 云うたらアカンえ」なんて聞こえるたびに耳がダンボ。
首を思いっきり左に捻じ曲げて外を見ているフリして耳を彼女に向けた。

ゆっくり ゆっくりした話し方はまるで乳母車のスピードだ。
気短な私には向かないハズなのに、その心地よさにジェームスまでが左を向いた。

ええなぁ、京ことば。
阪急電車の中でここだけ時間がゆっくりと流れている感じだ。

目を閉じて その素敵な声を味わっていたら急に話のスピードがアップした。
ハンナリした乳母車がバイクのような音になった。

チラ見してみたら、いつの間にか大阪のオバちゃんに入れ替わっていた。
ハンナリちゃん達は高槻で下車したのだろう。

ジェームス共々思いっきりガッカリして首を元に戻し妄想の時は終わった。