北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

何もしないで暮れた日

2016-02-29 21:55:16 | 日記


SLの運行が昨日で終わってしまった。

急に何も予定が無くなった。
まるで「もう来なくて良いよ」と云われ リストラされた気分だ。

今朝から北海道内は大荒れで、こちらも吹雪。



リストラされたオッサンには 雪かきが丁度良い運動になるかも知れないのだが、まだ治療途中なので雪かき部隊にも入れてもらえず、家の中から外を見ているだけ。



役立たずのオッサンの一日は、何もしないまま暮れた。



忘れてはいけない日だった

2016-02-28 22:02:54 | 日記
私は本当に記念日とかを憶えるのが苦手で誕生日なんか通り過ぎてから思い出す。
御先祖様の命日だって、「多分亡くなった本人もいつ死んだのか覚えてなんかいないだろう」と密かに思っているバチアタリだ。

仏壇の過去帳を家内は毎朝 きちんと開き、供養膳を欠かさない。それを尊敬の眼差しで見ながらも 未だに命日を記憶できないでいる私。
毎朝 手を合わせるのだが きっとご先祖様は嘆いているに違いない。


そんな私が 忘れてはいけないと指折り数えていたのが今日、「SL冬の湿原号」の今季最終運行日だ。

正面からの画像を撮ろうと鉄橋を過ぎた最初のカーブへ向かった。

踏切近くに停車し、付近をウロウロ歩き回って場所を決定。
吹き上がる煙を全部捉えるために縦位置にして撮ることに決め、あとは車に戻って時間待ちだ。



無事撮影を終え帰宅して自分の部屋へ戻り写真を確認しながら、ふとカレンダーを見ると今日の日付の所に何か印が書いてある。



多分私が忘れないようにと自分で書いたに違いない。

(何だろうと思って記憶をまさぐる)
そして 思い出した。結婚記念日だった。

何とか思い出したが でも何年目なのか 全くわからない。だって、結婚した翌年からお祝いなんかした記憶がないのだから。

確か、息子が生まれる2年か3年前に結婚したと思うから・・・・今日で40年目ぐらいだろうか・・・・・自信は無い。

40年目がルビー婚式と云うらしい。銀婚式は・・・25年目だから いつの間にか過ぎていた。
家内は金属アレルギーだからルビーも銀も付けないだろう。


「夕食 何か食べに行こうか」と誘ってみたら歯茎が腫れているから何も食べられないそうだ。( 部分入れ歯が合わないのだ)

だから残念なことに豪華なホテルのディナーは無理なので蕎麦屋で軽く夕食。
ルビーの指輪の代わりにコンビニで雑誌をプレゼントした。

結局、結婚何年目なのかは 怖くて聞けなかったが、無事に記念日を過ごせたことに間違はない。

メデタシ、メデタシと云うことだ。

可愛い オッサン達

2016-02-27 20:17:45 | 日記


昨日より30分早く家を出てSL撮影ポイントの鉄橋に向かった。

それなのに公園の駐車場は既に満車。仕方がないので路肩に車を停めた。

いつもの鉄橋脇に行ってみると 既に場所確保にと三脚が並んでいる。



そのバリケードに気圧されることなくウロウロしてはファインダーを覗き、自分のイメージを作り上げる。

私が今日撮りたいのは「SLを撮る人」だ。 いや「撮る人」ではなくて「SLに手を振る人」なのだ。

できれば、「可愛い幼稚園児が並んで手を振る向こうにSL」なんてのが撮れたら最高と思いながら足元の雪を崩し、川に滑り落ちないようにと慎重に歩き回った。
川面には「ハスの葉氷」が浮いていて寒さを醸し出している。



「ハスの葉氷の向こうにSL」と云うのも良いな・・・・と思ったのだが 直ぐに妄想を消し去った。「二兎追うものは・・・」の故事がある。

東京から来たと云う若者も同じことを考えたようで、氷と鉄橋を眺めて悩んでいる。

タクシーで乗り付ける人がいたりしてカメラマンがどんどん増え、そしてついにSLの煙が見えてきた。



望遠ズームを付けた私のカメラにもSLの姿が捉えられた。





先ずSLに向けてシャッターを押した。

興業の晴れ舞台にいるような機関士の姿もみえた。



直ぐに本来の目的である「手を振る人」に照準を合わせてズームを調整しシャッターを押した。







残念ながら可愛い幼稚園児は見当たらなかったが、手を振るオッサンをカメラに収めることはできた。

このオッサン達だって大昔には充分に可愛い園児だったに違いない。

そう思って 少し無理したら見えるでしょう。
お母さんに手を引かれた可愛いオッサンの姿が。

一つ利口になりました

2016-02-26 22:25:26 | 日記
昨日投稿した 「DL流氷ノロッコ号」の評判が良い。

自分で云うのも照れるが、次々と称賛のコメントを頂きすっかり調子に乗った私。

今日は 地元の「SL冬の湿原号」を撮ろうと家を出た。

こう書くと、「あれっ?」と思う方がいるかも知れない。
この前のブログで「今年はあと2回走ったら終わり」って書いてあったような・・・
いや、私にもそう書いた記憶がバッチリ残っているので、「あれっ?」と思った方が正しい。

実は、私一週間カレンダーを見間違えまして、だから 今日も入れてSLはまだ3回走るのです。最終運行は2月28日です。
ここに訂正してお詫び申し上げます。m(__)m

さて、謝罪も済んだし気持ちも新たに(笑)

今日はSLを撮るのではなく、「SLを撮る人」を撮ろうかと(この辺がややこい)
云うイメージを抱いて1時間も早く鉄橋に着いたのに 既に駐車場は満車。
公園横の路上にも車が並んでいる。

仕方が無いので迷った挙句、最初にSLが停車する東釧路駅へ向かった。
イメージした「SLを撮る人」を撮られないけれど仕方が無い。

ウロウロして結局駅を跨ぐ跨線橋の上に陣取った。
周囲には数人のカメラマンがいる程度。それも本格的な一眼が勢揃いしている鉄橋と違いスマホやらコンデジ持参の控えめな方ばかり。
ピリピリ感は一切無く、皆で仲良くムードが漂っている。
風の流れを確認してお互いに意見交換。



遠くから煙が見えて ついにやってきたSL。
「よっしゃ」と思ってカメラを構えたのだが 何か 物足りない。



そう、煙が少ないのだ。
駅に停車する直前なのでシュッポ、シュッポは全く無く、豪快さの無い静かな状態で通過。



あぁ・・・・撮影場所を誤っただよ(涙)。

顔が凍った

2016-02-25 22:08:42 | 日記

まだ疲れは取れていないが、昨日の続編。

網走の北浜で流氷を撮り、有名な北浜駅舎内の喫茶「停車場」で昼食をとろうと思いながら逆方向へ走ってしまった。



雪を被った斜里岳を眺めながら、道の駅「はなやか小清水」に車を停めて何か食べようかと思ったのだが、急に背中を叩かれた。



何と娘のスリスリが立っていた。仕事が休みなので私が家を出た時にはまだ寝ていたハズだ。
「どうした?何でここにいるの?」
「お母さんも いるよ」・・・・ゲッ。
私が流氷を見に行くと云って出たので、洗濯後に娘と逆方向から追いかけて来たらしい。
それにしても待ち合わせているわけでもないのに、よく遭遇できたものだ。

車輪の回りは泥が凍り付いてハンドルを切るとタイヤと氷が擦れてゴリゴリと音がするので得意の蹴りで氷を落とした。



車を二台連ねて北浜駅まで戻り、先ずはレトロ感満載の喫茶「停車場」で腹ごしらえ。







ホームに出てみると少し人が増えたようだ。先日テレビで見たばかりの「流氷ノロッコ号」が20分後に到着するとのこと。それでカメラを抱えた人が沢山集結しているのだ。







20分も待つのなら人がゴチャゴチャ集まっているホームより 先ほどの踏切からもう一度海へ出て その後踏切で撮った方が時間の節約にもなると思い。またコンビニ横へ戻った。

娘は喜んで流氷が散らばっている海辺まで行ったが、奥様はあまりの寒さにユーターン。



寒い中で待つ「流氷ノロッコ号」は遅すぎる。顔は凍り付く一歩手前で糊でも塗ったように動かなくなり表情が消えた。まるで能面のようだ。
もう諦めようかと思った時にやっと踏切がカンカンと鳴った。



帰りは国道391号線、野上峠経由にした。
真っ直ぐ帰るのが勿体ないので屈斜路湖畔の砂湯に寄って白鳥を撮り、鶴居村にある餌場で丹頂を撮った。





不思議なことに、途中、エゾ鹿とキタキツネには全く出会わなかった。

その代わりに もっと餌代がかかる あの二頭に遭遇したのは、多分喜ばしいことなのだろうが、こちらの車は運転手の私だけ。

ヤケ気味に野口五郎を唄ったが、音程が高すぎて半病人の私は 血圧が上がりそうになった。