北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

八つ墓村

2015-07-31 09:29:38 | ウォーキング
「ブログ友さん」から免疫力を上げておくように と云われ、「寝る前にウォーキングしてくる」と云ったら ルンバもスリスリも伴走すると云う。

今日は夕方から下痢 (汚くてゴメン) 。もう出るものが無いほど絞り出た後なので体調は万全ではないが、途中で倒れられたら大変と云うことで ついてくるのかも知れない。

最近、テルテルの深夜ウォーキングに付き合うことが多いのでアッと云う間に夜型のウォーキングスタイルが完成。
頭には炭鉱マンのようにヘッドライトまで装着している。

家を出て驚いた。ジリだ。濃霧のさらに濃い霧雨一歩手前の状態をジリというのだが、そのジリで数メートル先が白い闇に包まれている。
高専裏も よつ葉乳業裏も照明が乏しく夜向きではないので素直に国道に沿った歩道を歩く。

深夜のジリの中、ヘッドライトを灯して黙々と歩く三人。
既にグッショリ濡れて 八つ墓村をも凌ぐ恐ろしさを感じさせると思うのだが、幸いなことに出会う人は誰もいない。
2km程歩いた所でユーターン。

しかし その後 例の症状が出現。もう腸の中は空だと思っていたのに歩いたことで残りカスが移動したようだ。

だから、八つ墓村下痢バージョン。これには横溝正史も真っ青だろう。

ルンバに症状を告げるとギョッとした顔で「緊急警報なの? 警報発令?」
そう、私が今まで数回発令した緊急警報だ。そこでルンバはスピードアップ。私とスリスリを置いてギアチェンジしジリの中へ消えた。


訓練の成果は発揮され、玄関も開錠されトイレの電灯は灯り便器の蓋も上げられていて直行で座ることができた。

そして歩き足りないルンバは もう一度 深夜のジリの中へ消えて行った。

取扱いは丁寧に

2015-07-20 21:33:43 | ウォーキング

久しぶりに違う場所をウォーキングしてみようかと市内をウロウロして行き着いたのが新釧路川右岸。

新釧路川は その昔釧路川の氾濫を回避するために手堀りで釧路川から分岐して直線化された人工の川だ。
当時、機械もほとんどなく、スコップとモッコでコツコツと作業した先人の偉大なる根性には敬服する思いだ。





そのまっすぐな河畔道路を上流へ向かう。



鶴見橋は、その名の通り至る所に鶴が満載だ。手摺も電灯も鶴の形。



両端には 豪華なモニュメントもある。



その河岸にはパークゴルフ場や野球場、バーベキューコーナーまである。



松ぼっくりが落ちているので、それを見ながら思い出したことがある。
「松ぼっくり」は、「松ぼくり」とも云い「松陰嚢(まつふぐり)」が転訛した語であると云うことだ。



つまり「松ぼっくり」は 松の金●●だ。だから、ギュッと握ったりしてはいけないのだと思う。
私は遊歩道に落ちている「松ぼっくり」を丁寧に拾い上げて横の草の上に 優しく転がした。



しかし、この河岸の道 長すぎる。そして当然だが 行ったら戻らなければならない。



行きは 色々なものをキョロキョロして散歩ムードだったが、帰りは しんどかった。

それにしても、昔の人はスコップ持って川改修の工事現場まで 歩いたのだろうか。

偉いもんだなぁ、昔の人は。

和風の歩き方

2015-07-19 21:53:21 | ウォーキング


珍しいことに 夕方、ルンバとスリスリがウォーキングへ行くと云う。

それなら春採湖を歩こうと提案したが、家の近くを歩こうとしていた二人は なかなか その気にならない。
それなら「帰りに旨い弁当を買おう」と云った途端、春採湖行きが決まった。




日暮れ時の春採湖は虫が多いが、それにも負けずにスタスタ歩くルンバ。




ルンバは「私は私なの」と凄い速さで先に進む。
私も歩くのは速い方だが、ルンバは凄い。どんどん間隔が開いていく。
私とスリスリは追尾を諦め自分たちのペースで仲良く歩いていたが、半周もした頃に例の症状が出てきた。



本当にヤバイのか、車までの残り2kmは大丈夫なのか自問自答しながらのウォーキングは余計な筋肉へ力が分散されるので汗が倍流れる。

迷った末に、歩きながらスリスリへ状況を説明。
どうなるかワカランが もしもの時に備えてカメラを渡し、ウインドーブレーカーを渡し、最後にウエストバックも外して持ってもらった。


どうにも車までは保ちそうにないので目標を手近な公衆トイレに設定。

確かトイレットペーパーは付いているハズだが、夕方のこの時間にはもう無くなっているかも知れないと思い、歩きながら大きめの葉を2枚千切って握りしめた。

最初の一拭き目と二拭き用だけ確保したつもり。
後は何処か手近なウォシュレットまで静かに和風の歩き方で辿り着ければ何とかなるとの心づもりだ。

トイレに駆け込み、扉を開けるとペーパーが2巻も付いているのが見えた。
ホッとすると同時に扉の外からスリスリの恥ずかしい程の大きな声。

「紙、あったの? 付いていたの?」
それに答える私の声は震えていた。
「あった、あったよぉ~~~」

そして、手には使うことのなかった 大きな葉が2枚。
最後まで しっかりと握られていた。

巨大なボールの正体

2015-07-18 22:15:06 | 日記


出勤途中のスリスリからまた連絡が入ったらしい。

「昨日の船の地球儀に国境がある」・・・・どう云うことだろう。

私がレーダーだと云った丸い巨大な玉に国境?
と云うことは、レーダーではなくて 本当に地球儀なの?

それで、また車を走らせて岸壁へ。
そうしたら、レーダーだと思っていた丸い玉の上に国旗が翻っていた。どうやら国旗を国境と聞き違えたらしい。



船の横にはテントも張られ、船内を公開している様子なのでチョックラお邪魔。



一番驚いたのが、この船が以前は あの原子力船「むつ」だったと云うこと。
原子炉を下しディーゼルエンジンにしたことで名前も「みらい」になったらしい。



海水サンプルを採る機械とか分析室などを見て周るが何処へ行くにも急階段と云うより梯子を上がり下りしなければならない。



その度に、前を歩く方の尻の辺りが私の鼻先を掠めるのには困った。
思わず顔を背ける私。



船橋から眺める港は いつもと違った雰囲気だ。



ついに、あの球体の下に到着。やはりドップラーレーダーで気象観測に使われるらしい。



ルンバに「蹴ってみれば」と言った途端「私はボールと云ったのではなくボールのような と云ったのだ」と強く怒られた。




(違う、ボールと云った) と云う私の思いは怒りの声に押され、港の風に砕け散った。
・・・・最後はかなり文学的で良いじゃん。芥川賞、イケそうかも(笑)