北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

東北海道観光 多和平 編

2024-08-30 18:14:48 | 旅行
※ 前回の続き 多和平へ寄り道

釧路市から湿原の東側に沿って北上し、阿寒摩周国立公園の基地の一つとなっている弟子屈町(てしかが)へ行くには小さな峠を3つ通らなければならない。

その峠を一つ越える度に湖がある。そのどれもが海跡湖だ。

一昨日書いた細岡展望台へ行くときに横を通ったのが達古武湖(たっこぶ)、そして次の峠を越えると塘路湖(とうろ)があり、さら峠を越えるとシラルトロ湖がある。

何れもアイヌ語に適当な漢字を当てはめたと思うのだが、何故シラルトロ湖だけが漢字ではないのか不思議に思っていたが、多分適当な漢字が見当たらなかったのだろう。

モチロン、それぞれに意味はあるのだが……忘れた。

別荘が並ぶシラルトロ湖の横を通ってしばらく走ってから右折し本線から離れたのは、私が大好きな多和平(たわだいら)へ案内したいためだ。

少し高い所にあるのだがPから見る景色だって充分素晴らしいし、展望台への坂を上がるとグルリと地平線に囲まれた気分になれるのだ。

脚腰が悪いYさんには駐車場で待っていた方が良いと云ったのだが、多分前夜数年ぶりにダブルベッドに奥様と並んで寝てからの奮戦で体力に自信が付いたのだろう。

坂道を上がると云う強い意思表示。

一歩一歩踏みしめるように上がっていたのだが、限界が来たのか途中でヘタリ込んだ。

先ず 釧路湿原へ

2024-08-28 20:37:09 | 旅行
※ 前回の続き 釧路湿原へ

約束の9時にホテルへ迎えに行ったのだが、少し早く着いたにも拘らずYさん御夫妻は既に入口近くで待っていた。

奥様の方は昨日と何かが違う。妙にクネクネして色気大放出だ。
これはきっとダブルベッドで久しぶりに脚を絡めて、あんなことやこんなことがあったに違いないと確信した。

と云うことは足腰の悪いYさんは大丈夫なのだろうかと少し心配。

昨日よりも笑顔が多くルンルンしている二人を乗せて、今日は摩周湖へ行く予定。
天気予報によると明日は曇りのようで、家を出る前にPCで摩周湖のライブカメラを覗いてみたら湖に霧も無いようなので今日の方が良いみたいだ。

その前に先ず釧路湿原を観光。
湿原の西側にも展望台はあるのだが、普通の人でも15分は歩かなければならないので断念したのだ。

先ず湿原を挟んで東側にある細岡展望台にお立ち寄り。

普通はビジターセンター横にあるPへ車を置いて坂道を歩いて上がるのだが、脚の悪いYさんを連れて行くために坂をヒーヒーしながら頑張っている観光客の「何だ この車は」と云う視線に負けずに突き進み展望台入口に堂々と路上駐車。

休日に時々説明役に出ているマイフレのボランティアガイドさんの言葉を思い出しながら同じように説明していたら、聞き耳を立てている周りの観光客(笑)

展望台近くにある殆どの方が知らずに通り過ぎるサスペンスドラマのロケやCMにも使われている場所(写真)へも案内し,次の寄り道として決めてある塘路湖へと向かった。

勝手にしやがれ by 沢田研二

2024-08-27 20:27:14 | 旅行
※ 昨日 オンネトーの続き(海鮮丼)

とにかく海鮮丼を食べてもらいたい私はラストオーダーの時間に間に合わせる為にアクセルを踏み続けた。

その頑張りがあって余裕で間に合いそうなので日暮れが迫っているけれど最短ルートから外れて左折した。

多分、Yさん達の見たことが無い直線道路を走るためだ。

「直線道路だよ」と云って車を飛ばしたのだが、日暮れ間近の路上に3頭のエゾシカを見つけて減速。

「鹿だ」と云って脇を抜けようとしたら、一度車を避けて右へ逃げた小鹿が突然戻ってきて車の左前にゴン。
バックミラーで見たら、ヒョコヒョコしながら藪の中へ入っていくのが見えた。

鹿って本当にバカなのだ。車が見えていても当たり屋みたいに突っ込んでくる。
だから漢字で馬鹿と書いた時、頭の良い馬は先に、頭の悪い鹿は後に書くのだと思っている。

車には凹みも無く無事に海鮮丼店に到着。食堂は2Fにあってエレベーターが付いているのも調査済みだ。

二人を食堂へ案内して私たちは外へ。だってルンバがイクラや食べられない魚があり過ぎて注文が面倒くさいから。

私達は近場で適当に食べて二人を迎えに戻りライトアップされた北海道三名橋の一つである幣舞橋(ぬさまいばし)を見せ、ホテルまで送ったのだがYさんが嬉しそうに私に近寄って
「部屋がダブルベッドで、何年かぶりに二人並んで寝るんや」とニタニタ。

私は一瞬(脚を蹴ったろか)と思ったのだけれど何とか堪えた。

夫婦だから あんなことや こんなことをしても咎める方が可笑しいと気が付いたからだけれど………でも何か笑顔がムカついた。

三大秘湖の一つ オンネトーへ

2024-08-26 15:48:00 | 旅行
前回の続き 阿寒湖からオンネトーへ

阿寒湖温泉を出て車はさらに北へと急いだ。
私が見せたかったのは阿寒湖ではなくてオンネトーだから。
オンネトーは北海道三大秘湖の一つで透明度も高く見る方向によって色が変わる為に七色の湖とも呼ばれている。

オンネトーは雌阿寒岳を挟んで西側にあるので阿寒湖とは別物で「年老いた大きな沼」と云う意味らしい。雌阿寒岳の噴火によつてできた堰止湖だ。

途中から道は狭くなるのでバスツアーなどでは滅多に観光コースとしては選ばれないし観光客も少ない。だからこその秘湖だ。

路肩の展望台脇のPに到着して数歩で湖が見られるのだから脚の悪いYさんでも大丈夫と思ったのだけれど雌阿寒岳の山頂は雲に隠れてチョット惜しい風景。
カメラに残っていた画像を見せて、本当はこんな風に見えるんだよと敵討ち。

後は日暮れ前に釧路へ戻ろうとスッ飛ばした。
Yさんが食べたいと云った海鮮丼のラストオーダー時間に間に合わねばならない。
左眼が見えないのでセンターラインは分かるのだが道路の起伏が分からない。

だから時々ビョーンと跳ねて車が浮かぶ。後席の奥様から「ヒエッ」と云う悲鳴が聞こえたように思う。
いつしか全員が無言。

私の頭の中にはジュリーの歌が流れた。
♪ 空を飛ぶ 街が飛ぶ 雲を突き抜け星になる ♪ by 沢田研二


※ 昨日の続き(阿寒湖畔 その2)

2024-08-25 19:57:05 | 旅行

マリモは見られたけれど、実際の湖を見ていないと云われたくない私は何とか脚が悪い人でも数歩で湖を見られる場所は無いかと思ってしまった。

温泉街の中心を通る道路から湖の近くまで車で入られる道は無いものかと思いながらゆっくり車を進めて一つずつ脇道を覗いた。

よさそうな道を見つけたので進入してみた。
本当は一般車が入ってはいけないのかも知れない細い脇道へ車を進め、歩いている観光客の迷惑そうな視線を浴びながら湖の間近まで行きYさん達を降ろした。

ルンバに案内を頼んだのだけれど、何回教えても雄阿寒岳と雌阿寒岳の区別ができない人だから説明なんて出来ないだろうなと思いながら狭い空き地を見つけて何とか車をユーターンさせ、バックで下車させた場所まで戻り(何だ,この車は)と云う視線に耐えて待機。

意外と早く戻ってきた3人を乗せ、今度はアイヌコタンをゆっくり一周り。
ここは傾斜がある場所に店が並んでいるので、歩くのは無理だ判断した。

これで阿寒湖へ行ったと云う記憶は刷り込めたはず。

次はさらに奥にある私が見て欲しかったオンネトーへ向かったのだが、それは次回に。

※ 車から降りていないので 阿寒湖の写真は無しです