北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

寂しき街

2016-11-30 23:30:51 | 日記

丁度良い大きさでテレビの音が聴こえているので、昼寝には快適空間。

でも何かがオカシイと感じて周りを見まわすと部屋には誰もいなかった。

テーブルの上には 「買物に出ます」のメモ。

一人残された私は 何もすることが無いので新聞を広げた。

30年余営業してきた書店が店主の高齢と売上減少の為に今日で閉店するらしい。

また街のメインストリートから一つ店が消える。

だから 今日のウォーキングコースは釧路駅前のメインストリート 北大通りを歩くことに決めた。



その昔、石川啄木が「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」と詠んだ釧路駅前をスタートし 今日で閉店すると云う書店を眺め、これも懐かしい隣の「ミヤケ模型店」に入った。



子供の頃何度も入った店が少し場所を移したとは云え、駅前に残っているのは嬉しい。

昔は 高くて とても手の届かなかった大きな戦車のプラモや熊本城なんかを ワクワクして手に取ったのだが、6800円とかの表示を見て静かに元の棚に戻した。
オッサンになった今でも 高いものは やっぱり高いのだった。

昔は この街で一番の高層ビルは鶴屋デパートだった。



確か6階か7階建てで こんなに高くて下が潰れないのか、倒れないのか 本気で心配したものだった。

初めてエレベーターと云うものに乗り エレベーターガールのガチャガチャとハンドルを操作する様を興味深く眺めた。

エスカレーターなるものが登場した時には ほとんどの市民が押しかけて 次々と現れる階段を不思議そうに眺めて 用事もないのに何度も何度も乗った。

別のデパートに 下りのエスカレーターができたと聞くと また押しかけて上がったり下りたりを繰り返したのを思い出した。





今ではそのデパート以上に高いホテルなどがピョンピョン建ったが 一方では、鶴屋デパートをはじめ山下書店や中山茶紙店など老舗が次々とこのメインストリートから姿を消しているのは寂しい限りだ。



駐車場が無いことが一因なのだから、気軽に停められるように いっそのこと
大通りを駐車可にしてしまえば良いのにと いつも思っている。



釧路川へ到達しユーターン。





沢山の人を除けて歩いたあの頃の街並からは まるでプラモで作られた街のように音が消え、二度と開くことが無いシャッターが並ぶ。

再び「さびしき町」になってきているような気がするのは 私だけだろうか。

寒風の中をウオーキング

2016-11-29 22:16:03 | ウォーキング


今日は美原運動公園を歩こうと思った。

駐車場に車を置きドアを開けた途端 冷たい風に襲われた。

一瞬 ウォーキングをやめようかとも思ったのだが 隣の車から降りた二人が歩いて行ったのを見て 消極的な声で (頑張るかぁ・・・・) と
一言。



晴れてはいるのだが、あまりの寒さに子供の姿は無い。



ポツリ、ポツリと見えるのは 何とか頑張っているオッチャン オバチャンの姿。



私も含めて この年代になると皮膚感覚がボケてきて、寒いことは寒いのだが
若い人程 敏感ではないのかも知れない。


子供の頃には とても無理だった公衆浴場の煮えたぎるような熱湯風呂にも多分平気で入られるだろう。

家の風呂でも 私が入った後は 皆が熱い 熱いと悲鳴を上げているのだから。



今日は 歩くルートを少しだけ変えて運動公園の最深部へ向かった。



障害物の無い湿原から吹き付ける風が痛い。





市民球場は この寒さの中 グラウンド整備の真っ最中。



外は寒いからか 屋内運動施設「湿原の風アリーナ」の駐車場は ほぼ満車で
多分 気合の足りない人達がヌクヌクの中で運動しているに違いない。



そこへいくと私は気合が違う・・・・と云いたいところだが、単に使用料が惜しいだけで寒々とした中を一生懸命歩いた。

表通りに出た途端 強烈な向かい風に遭遇。

空の一部が暗いのは そこだけ雪が降っているに違いない。



私は当初の予定をグイッと変更し、ショートカットで車へ戻る道を選んだ。

言ったもの勝ち

2016-11-28 22:20:19 | 日記

旭川の方は大雪らしい。
でも こちらは日陰に少しだけ雪が残っている程度で 殆ど溶けてしまっている。



だから夏用スニーカーでウォーキングに出て 1キロはスロージョギングも頑張った。

さて、夜は久しぶりに 隣町 白糠のラーメン店で食事しようかと提案。

しばらく食べていないと 妙に恋しくなる餃子が目に浮かんだ。


運転はスリスリに任せて 私は殿様気分。

夜道を20分程走り白糠町へ到着。

寒そうな暗い街の中に浮かぶのは目指すラーメン店の灯り。



私は モヤシ ワンタンの醤油味。ルンバは普通に醤油。



そしてスリスリは味噌味を注文。



この店で絶対に 忘れてならないのは餃子だ。



何故か ルンバが 妙に落ち着かない。バッグをゴソゴソと探っている。

そして「私、ポイントカードの入った財布を忘れたみたい」とおっしゃった。

ポイントカードが入っていた財布には、もしかしたら現金も入っていたのではと、そちらの方が気になる私。

そして食事の後 イの一番に「御馳走様」と叫んだルンバとスリスリ。

やっぱりかぁ・・・・嫌な予感がしていたんだよなぁ。

鬼平犯科帳

2016-11-27 22:26:33 | 日記
最近 テレビ画面から時代劇が減ってきている。
真田丸が大健闘しているが 時代劇ファンの私にとっても嬉しい出来事だ。

私が時代劇の中でピカイチで楽しんでいるのが 鬼平犯科帳。

あの吉右衛門の鬼平にぞくぞくするのだ。

目で見事に演じる鬼平に睨まれると 悪いことはしていなくてもゾッとするし
ニコリと笑われるとホッとする。

写真を趣味とする私には 画面の一コマ一コマが素晴らしく スタッフの本気度が伝わるシリーズなのだ。

その辺の写真雑誌を見るより この番組の一コマを見る方が 本当に勉強になった。

ライティングの美しさには 何度もため息が出た。


偵 相模の彦十を演じた江戸家猫八、小房の粂八役の蟹江敬三が亡くなった時には意気消沈し 言葉が出なかった。


その鬼平犯科帳がついにファイナルを迎えるとのこと。

原作者 池波正太郎が他界し、原作が尽きたからだ。


鬼平を愛した私としては 残念で仕方が無いのだが、ファイナルの一コマ 一コマを見つめ 感謝しながら記憶にとどめようと思う。

そうそう、私がいつも感激するシーンはエンディング。

江戸の街に花火が上がり 蕎麦を食べる横を傘をさす人が去って行くシーン。

あの傘 ライティングが素晴らしいので、もし 良ければ エンブィングの最後まで見逃さないで欲しいと願っている。

マイケルになりきって

2016-11-26 21:26:31 | ウォーキング
昨日のウォーキングでは 少しスロージョギングも加えてみたのだが200m程で歩いてしまった。

その後 もう少し走られたのにどうして歩いてしまったのか反省しながら今日を迎えた。

だから 今日は絶対にもう少し走ると自分に言い聞かせて家を出た。

セブンの前で赤信号にひっかかり寒い中足踏みしていたのだか、イヤホーンから聴こえてきたマイケルジャクソンのリズムに乗ってしまい、もう少しでムーンウォークをしそうになった。

もちろんムーンウォークなんか試したこともないので自信は無いのだが後ろに進むと 自分の気持ちの上では 立派なムーンウォークだ。

ただ赤信号で停まっている車の中からの視線が気になり そこは適当に誤魔化した。


それからもマイケルの曲はどんどん続き、どうしてもマイケルもどきの歩き方で進んでしまう。

スロージョギングに切り換えても リズムに乗ったまま1キロは走ったと思うあたりでマイケルが終わってしまった。

しかし 走ったことによる上下動で アレが出口付近まで下がってきたようで怪しい気配。

だから以後は ギュッと締めつけて歩いた。


山が押し寄せる度に ギュッとするので部分的な筋肉も疲労を憶えてきた。

前進すると慣性の法則が働き 反動でアレが出口に殺到するのかも知れないと考えた私。

もしかしたら 後ろへ進むと 少しは奥へ戻るかも知れないと思い クルッと真後ろを向いてみた。

そのまま少しバックで歩いてみて フト気が付いた。

これって ムーンウォークじゃん。