目指せ 知床

夏タイヤの換えてもらった途端､落ち着かない｡

何処かへドライブしたくてウズウズ虫が動き出した｡

スリスリが｢知床峠が開通したよ｣と教えてくれた｡

冬期間､閉鎖されていた知床半島を横断する道が除雪され通れるようになったのだ｡

その一言で､目的地はスパっと決まりルンバと私は着替えてカメラを持ち車に乗った｡

いつもウォーキングする｢よつ葉｣裏から自動車専用道に入り､デヤーッと知床を目指す｡

最初の目的地は100キロ先にある中標津町(なかしべつ)｡

オチッコタイムをとるためだ｡

中標津町は､人口2万2千程だが大型スーパーや大型電気店に焼き肉店､ドラッグストアー､ホームセンター｡そして何と空港まである町だ｡

市の端に住む私の所よりも便利で､できれば移住したい程だ｡

その町の巨大スーパーに到着し､迷子にならないようにと手を繋ぐ距離で爺と婆はトイレを目指す｡

色々な美味しそうなモノの誘惑に負けず､巨大なぬいぐるみに驚いても漏らすことなく進み広い店内をトイレへ急ぐ｡

トイレへ入り､ふと後ろを見るとルンバがまだ付いていた｡

｢ここはねチ●チ●が付いている人の入る場所｣と教え､チ●チ●の無いルンバを追い出したのだけれど･･････｡

オチッコしながら考えた｡

もしかしたら､女の人も年取るとチ●チ●が生えてくるのかも知れないと･･････

やっと冬が終わった気分

今朝､ジュニアがトルクレンチやコンプレッサー等､工具持参で来宅｡

冬用タイヤから夏用のタイヤへ交換してくれるのだ｡

車の下へ入れたのは真新しいジャッキ｡

グリグリしなくても車体が一瞬で持ち上がり､左右2本ずつのタイヤ交換が可能｡

その作業スピードに合わせるため､車庫の棚から夏用タイヤを持ち上げて車まで運ぶのだが､タイヤサイズが16インチと大きくて重い｡

それをヨタヨタと運ぶ姿を見て､ジュニアは｢大丈夫？ 完全に爺さんじゃん｣と呆れ､助けてくれた｡

数ヶ月前に冬タイヤへ交換した時と､今日夏タイヤへ戻す作業を手伝う私は別人のように老いて見えるらしい｡

スリスリの車は軽なのでタイヤも小さく交換も楽そうだ｡

スリスリは何とパジャマ姿｡その状態でジュニア嫁と相撲をとっているかと思ったら､腹の脂肪を掴まれて一瞬で戦意喪失しスリスリの負け(笑)

さてさて無事夏タイヤへの交換が終わりゴールデンウィークと大騒ぎしている世間への仲間入りが出来そうだ｡

隣町の音別町では開花したらしい｡

何処へ行こうかなぁ･････

テキトーな女にお仕置きを

「銀行へ行った帰りに床屋へ寄った」とルンバに云っただけで

「かなり良くなったね」と私をチラ見しただけで返した。

「どの辺が良くなったの？」と訊いたら、

「ホラ、この辺が短くなってスッキリ」と私の後頭部を示した。

「あのねぇ、床屋へ寄った」と云った後には続きがあってね

「床屋へ寄ったけれど、混んでいて諦めた と続くんだよね」

それを聞いたルンバが焦り出した｡

「いや、あの････サッパリして良い髪型だよ」とまだ誤魔化そうとしている。

テキトーな女だ。

だから､もう一度意地悪。

「どの辺が短くなってスッキリしているって？」と私の頭を見せ

「1ミリも切っていないのに」と言いながら殺意を込めて詰め寄った。

ポニーテールとシュシュ

昨日､総合病院で定期の検査を受けた｡

その血液や尿の検査結果用紙を見ながら､ふと思いついた｡

この用紙を持って､ひと月に一度通っている内科クリニックへ行けば､採血の注射をされなくて済むのでは無いだろうか･･････

これに気が付いた私は偉い｡

内科クリニックは薬が無くなったらイラッシャイ方式なので､数日の誤差は許容範囲だ｡

それで受付嬢に昨日総合病院で受けた結果ですと説明し用紙を渡したら････やったね､

採血と採尿はパス｡血圧だけ測定されることになり､腕をまくったら昨日の採血痕が目に入って･･････あららら と看護師さんの声｡

4月は新卒の看護師さんが配置されるので､私のような色白で血管が浮き出て見える患者は良い練習台｡つまり餌だ｡

｢新卒さんに2回刺された｣と云ったら､血圧を測定しながら大笑いされ血圧測定のやり直し｡

採血などの結果が出るまでの待ち時間が無くなったので数分で診察室へ呼ばれてチャッチャと診察を済ませ､薬局へも一番乗り｡

以前の私なら診察が終わったら誰の誕生日でも無いのに浮かれ気分でケンタッキーチキンを買いに行ったのだが､今日の私はいつもとは違う｡

何故か｡

検査結果が少し悪化していたから(涙)

それで強風下の美原運動公園へ直行｡

風に煽られながら大股でグイグイ歩き､時々走る｡

野球場の横に自転車で次々と乗りつけた学生は､見ず知らずの私へ自衛隊員のように大声で次々と挨拶｡本州から遠征に来た野球部の高校生らしい｡

私も挨拶を返しながら､視線の先はポニーテールの女の子｡

ポニーテールって､最近知った髪型だ｡

ポニーテールの可愛い女性は､多分部のマネージャーだろう｡

テールの部分がキャップの穴から出ていて､ピョンピョン動くので､それが気になってしかたがない｡

できればニャンコのように飛びつきたかったが､何とか耐えることが出来たのは･････

今日の私はいつもとは違うから｡

プロとアマチュアの違い

今日は､手術後6年目の定期検査｡

定期検査と云っても､採尿と採血だけだ｡

暴風雨の予報が出ているので､できるだけ病院玄関に近い場所に車を停めたくて頑張って早起きし､登校の生徒が歩き出す前に病院到着｡

何と早すぎて正面玄関が開いていなくて､近くの救急･夜間通用口からガードマンに職員のような顔をして挨拶し無事ゲートを通過｡

ところがドッコイ､受診受付機の使用開始まで1時間も待たねばならないみたい｡

そして保険証確認も30分後に開くらしい｡

せっかく採尿に丁度良い量を蓄えていたのに､尿意を感じてトイレへ｡

プロの患者は全部出さずに､50ml 程残してオチッコを止める神業｡

やっと受診受付機の電源が入り､列の後ろに並んで手に入れた番号が0007番｡

0が一つ多いけれど007､ジェームズ ボンドの番号だとウキウキ(笑)

オチッコも尿カップに丁度良い量を入れることが出来てホッ｡

検査結果が出るまで約1時間待ちだ｡

近くにいる爺さんは私よりも弱っているように見える｡

その爺さんに看護師さんが採尿カップを渡して説明しているが､何とその爺さん

｢今トイレへ行ってきたばかりたから出ない｣と云って看護師さんを困らせている｡

この爺さん､患者としては､まだまだアマチュアだ｡

私なら｢看護師さんのオチッコをチョット貸して｣と云うかなぁ････(笑)と妄想。