北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

火事、火事、火事

2019-04-17 20:30:15 | 速報


急に気温が上がった。
一日の最低気温からマイナスの記号が消え、最高気温は18度。
夏だ。春ではなくて、北国では夏の気温だ。

フキノトウも出遅れた感じで恥ずかしそうに顔を出した。

そんなノンビリとした空気の中、ルンバのスマホにテルテル所長から着信。
私の団地で火事が起きていると云う連絡だ。

数日前に近所で一軒の家が半焼したばかりなのに、また火事?

ルンバと一緒に二階の窓から見回すのだが煙も炎も見えない。それにサイレンの音も聞こえない。聞こえるのは市議選の選挙カーの音だけだ。

それでも普段はあまり人が歩いていない脇道を同じ方向へと進む人がいるのは、それだけで異常な光景だ。

外へ出て歩き出したところをミニパトに追い越された。ミニパトが行く方向に何かがあるに違いない。

団地の最奥の通りに停まっている消防車を発見。緊迫感は無いが少しだけ人が集まっていた。



顔も名前も知らない人同士が集まっての情報交換会。

それによると、お婆ちゃんが可燃ゴミを市で定められている袋に入れるのをケチって自宅裏の河原で燃やしていたところ、強い風に煽られて燃え広がったらしい。



火は、家に届くギリギリの所で消火できたようだ。





家族には止められていたのに頑固者の年寄りが招いた惨事だと、火災が発生した近くに住む私好みの、多分未亡人が教えてくれた。

「こちらの方が良く見えますよ」と案内してくれた場所でしばしの歓談。
このまま「お茶でも飲んでいって❤」なんて誘われたら断りにくいなぁ・・・・・なんて思っていたのだけれど。





そして午後。ルンバとスリスリを乗せて買物の帰途、「あの煙は変だ」と云うルンバの声に反応してユーターンし国道に入ると大渋滞が発生中。



スリスリがスマホで確認すると国道沿いの鳥取大通り1で火災の情報を得た。
早速近くのスーパーに車を置き、現場へ急いだ。





焦げた臭いに異常を感じた近隣の住民が通報したらしい。





火元は空き家でシャッターが閉じている所をみると、昔は何かの商売をやっていたようだ。







情報をスマホで確認していたスリスリが30分前頃に、今燃えている家の600メートル北にある昭和2丁目でも火事があったことを発見。

これは・・・・・もしかしたら放火?
その詳しい情報を得ようと、もう一度好みの未亡人を探したのだけれど・・・・・


家内の声だけに反応する私の耳

2019-04-08 16:47:42 | 速報


未明 真っ暗闇の中、耳元でささやくルンバの声。

昨日の長距離運転の疲れで爆睡していた私には、寝室が別の家内が深夜に訪ねてくることが現実のこととは思えない。

よく聞き取れなかったけれど、もしかしたら・・・・・「抱いて」と云ったのだろうか・・・・・
でも無理だなぁ・・・・・ジェームスの起動には時間がかかるし、もし起動できたとしても本体に自信がない。

半分寝惚けて寝返りをうったら、今度は少し大きな声で「あっ、違った。●●さんじゃなくて××さんの家だ」と聞こえた。

何事だろうと目を開けてみたら真っ暗闇の中にルンバらしき人の影。そして赤い回転灯の光がカーテン越しに差し込んでいた。

「何?どうしたの?」とカーテンの隙間から外を見たら、いつの間に集まったのか大型消防車が糞詰まりでもしたように狭い家の前の道路に並び、サイレンと共にもう一台が車列に加わった。



暗闇の中懐中電灯の光が激しく動き周り、梯子を掛けられて2階の窓から消防隊員が出入りしているのが見えた。

前後左右の家の名前しか知らない私は、それ以上離れると顔も名前も知らない。
それが××さんと云う家なのだと知り、いつも手元に置いているカメラを構えた。

この写真を添付すると私の正体がバレるので添付はしないけれど、その後救急車で61歳の御主人と19歳ぐらいの息子さん、その友人の女性3人が搬送されたが意識はあるとのことだ。



スリスリとルンバの話では、炎は見えなかったが煙が噴き出たのは確認できたとのこと。そう云えば窓枠が少しだけ黒いように見える。

今朝、警察の規制線が張られ鑑識が到着。テレビカメラも来た。惰眠を貪っていた私に動きがある度に報告するので寝ていられない。





それにしても深夜、あれだけの消防車がサイレンを鳴らして大集合しているのを全く知らず、ルンバのささやき声だけに素早く反応するとは、私の耳は一体どうなっているんだろう。

またまた事故。

2017-08-07 20:30:53 | 速報
17時頃、自室で写真の整理をしながらKaratube(カラオケのYoutube)で大声を張り上げていたら、スリスリがスマホを片手に
「お父さん、阿寒川の橋でトレーラーが横転しているらしいよ」と飛んできた。

だから一眼を抱えて家を飛び出し団地の中を橋目指して走った。
今朝のジョギングより かなりキツイ。

橋と云えば我が家からは歩いても5分かからない距離だ。

既に規制線が張られて下り側車線の車道も歩道も全面通行止め。


カーブで見事に横倒しになったトレーラーからは 建材のパイプみたいなものが散乱し歩道を埋め尽くしていた。


この場所は、私のウォーキングコースで今朝も通った場所だ。
もし時間が違えば 私は死んでいたのかも知れない。



帯広方向から橋に向かうこの国道のカーブは、思っているよりも急で以前にもトレーラーが横転したことがある危険地帯だ。

「この先急カーブ」の注意標識でもあれば少しは事故が防げるのにと いつも思っている。

それで規制線の外から撮影したのだが、西陽が入るので逆光だ。

だから太陽を画面から外したり、電柱に被せたりと色々な苦労をした。

UHB(フジテレビ系列)のビデオカメラが到着し、ニュースに使う撮影を始めた。


肩を抑えて現場で説明しているのは 多分運転手だろう。打撲程度で済んだようだ。

以前、横転したトレーラーでは助手席に乗っていた運転手の奥様が腕を切断したと記憶している。

いつものコンビニへ行って 店員のTさんに事故のことを話したら「ガシャーンって凄い音がしましたよ」と云われた。

そりゃそうだろう、目の前が事故現場だから。

帰宅して「凄い音がしたらしいよ」と云ったら、「お父さんが大声で唄うので何も聞こえなかった」とイヤミを言われた。

街を出られなくて

2016-09-02 21:57:01 | 速報
昨日の続き

四苦八苦して十勝清水の街へ入ったのだが、今度は街を出ることができない。

右左折を繰り返していたのでここが何処なのか・・・・

東方向、帯広へ向かおうとするのだが至る所が冠水していて通行止めにあい、帯広を諦めて北方向、鹿追町(しかおい)へ向かうことにした。


時間は既に午後三時だが被害にあった十勝清水の方達に遠慮して食事をしていないので「鹿追蕎麦」を瞼に浮かべて走ったのだが、濁流が流れる川を渡る度にドキドキする。

鹿追手前の然別川(しかりべつ)を渡りながら横をチラ見した時、驚愕の風景が一瞬目に飛び込んできた。



横に見えていた橋が折れていたように見えたのだ。
あわててユーターンして折れている橋を確認。これも台風の仕業なのだろうか。





鹿追町は有名な蕎麦の町なのだが道の駅で聞いた蕎麦店は 昼時をかなり過ぎていたので既に暖簾を下ろしていた。





もうこうなったら仕方が無い。目指すは帯広の豚丼だ。
バカの一つ覚えみたいだが、豚丼屋に行くと云った途端ルンバが目を輝かせた。

数日前 お孫さんを連れて本州からやってきた「ブログ友さん」も案内したのだが、「正直、あまり期待はしていなかったけれど、これは本当に旨いですね」と仰天させた あの店だ。



あの時店内で売っている「豚丼のタレ」を何度も手に取っていた姿を思い出した。

さすがに4時を過ぎた店内はガラガラだが豚丼の味に変わりは無い。

バクバク食べて・・・・これは昼食なのか夕食なのか。



迷いながら、食後 昼に飲む薬を飲んだ。

夕食は・・・・そうだ、さっき道の駅で買った「肉じゃが まんじゅう」にしよう。

氾濫

2016-09-01 22:24:26 | 速報

台風10号が とんでもないことをして消えて行った。

我が家も川沿いの団地の中にあるので他人事ではない。

もし、屋根が飛んだり氾濫で流されそうになったら、修理は諦めて必要なものだけ何とか持ち出して札幌か千歳にでも住もうかと本気で考えている。

それで気になって仕方がないのが台風で被害に遭った十勝の状況。

「行ってみようかな」と言ったら「危ないから」と止められた。

でも「高速道路が不通区間が発生したので無料になっているようだ」とのスリスリからのメールを見て・・・・やっぱり行くことに決めた。

となると「危ないから」と反対していたルンバも同行すると云い出した。



十勝清水駅をナビの目的地に設定したが十勝清水ICが使えないようで、かなり手前のICで高速道を下ろされ、後は方角も判らない道をナビの指示通りに右往左往。







路肩を見ると畑のデントコーンは変色して傾き、諦め顔で刈り取る作業をしている人が見えた。





全ての川は泥川と化し、何処から剥ぎ取ってきたのか沢山の木を浮かべて荒れ狂っていた。



何とか苦労して十勝清水駅に到着。昼時をかなり過ぎてしまったが目指す店は「当分の間休業」の貼紙。



仕方が無いので 例の100均で買った携帯ウォシュレット持参で駅のトイレを拝借したのだが・・・・・水の流れが不足してモノが流れてくれない。

その時、「お父さん、バケツの水を置いておくよ」と云うルンバの声がトイレに響き渡った。
もしかして、断水? トイレの入口に水の入ったバケツが置いてあったのを見逃したらしい。



断水していたから食堂も休業だったのだ。
被災地の実態をトイレで学び、泥水が流れた跡が残る道を被害の大きかった方へ行ってみた。





基礎を流されて傾いた家が濁流渦巻く川沿いに何軒も見えた。



本来の川筋はこちらではなく向こう岸の方らしい。



それがカーブしている流れの外側に圧力が加わり川岸を剥ぎ取って流れを変えて家を破壊したようだ。





我が家が建っているのは川のカーブの内側だと思ったが・・・・でもこの惨状をみると安穏としてはいられない。







十勝清水でノンビリ食事すること自体、必死で復旧作業をしている人に申し訳ない気がして十勝清水を後にした。(続く)