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北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

犯人は やっぱり

2025-06-17 09:56:00 | 日記
確か8クール目になると思うのだけれど、採血の結果 抗がん剤の投与許可が出て いつもの大部屋へ急いだ。

受付で名前を云うと、既に診察室から連絡がきていて私のベッドナンバーが告げられる。

リュックを下ろし、多分読まないだろうけれど本と眼鏡を枕元に置き、点滴をしやすいように服の前を恥ずかし気もなく上へあげて準備完了。

注射器や点滴の薬が入った袋を持ってきた看護師さんへ名前と生年月日を告げて本人確認を終えたら胸の定位置に容赦のない針がズボッと突き刺される。

「大丈夫ですか?」と訊かれるのだが、半ベソで「大丈夫です」と応えるしかない。

点滴は既定の早さでポタポタと落とされ、次々と薬の袋が替えられ、じっと耐える5時間近くの人質タイムは、実はそんなに苦痛ではない。

8回目ともなると、すっかり慣れてしまって点滴が始まると数分で寝入ってしまうからだ。

だから、フッと気が付いた時には点滴の袋が次々と替わっている。
自由を奪われている諦めがあるので、自宅のベッドよりも爆睡できるように思う。

眠っていたら突然ブワッと大きな音がしたようだが続けてブブブブ・・・・・と連続音。
今のは・・・何?
誰かが眠りながら屁をしたのかも知れない。それも宇宙へ飛び立つロケットのような轟音を轟かせて。

薄目を開けてみたら、周囲にいる注射器や点滴の袋を持った看護師さんが全員ストップモーションで私の方を見ていた。
と云うことは、震源地は私?

あまりに遠慮の無い見事な屁の音に皆の手が止まったようだ。

謝るのも変かも知れない。何しろ眠っていたから犯人が自分かどうかも分からないのだから。

だから軽く寝がえりをうってみた。
フリーズした状態で私を見つめていた人たちが一斉に何事も無かったように動き出した。

部屋の空気が優しさとなって、ほのかな香りと重なり、記憶の彼方に散らしていった。

サクサクを感じたくて

2025-06-10 10:11:36 | 日記
この goo blog が終了になるらしく引っ越しも考えましたが余命宣告を受けているので、このまま自然消滅することにしました。

ただ、消滅までは、色々書き続けますので、どうしても気になる方は無料会員サイト「趣味人倶楽部」の中にあるハンドルネーム「タブタブ」を検索してみてください。
非会員でも見られます。

と云うことで、趣味人倶楽部の中では しばらく生き続けます。


※ 大変遅くなりましたが【その気】になったので 前回の続きです。

コンビニに北海道限定のものがあるのを知ったのは昨年末だったと思う。
レジの横にナナチキとか肉マンと並んでケースに入っているサクサクロールがお気に入りだ。
これが北海道でしか売られていないなんて、知らなかった。

少し小型の板付蒲鉾の板を外して油で揚げたような感じ。
名前の通りにサクサクと歯触りが良くて淡い塩味?が私の好みだ。
ケースに並んでいるのを見つけたら大抵買っていたのに、ここしばらく お目にかかっていない。

無いとなると「食いたい」。バイトのお姉ちゃんに訊いても「無いですね」としか言わない。
市内のコンビニを数軒探したが不思議なことに・・・無い。

小樽の有名蒲鉾店とセブンが共同で開発したとか聞いたことがあるけれど、調べてみたらコンビニでの店頭販売は「終了」になったようだ。

販売終了って、どうしたんだろう。蒲鉾店とセブンが喧嘩したのか?

と云うことで、ここから前回の日記に繋がるのだけれど・・・長くてゴメン。

帯広のパン屋を出て帰宅しようと思ったのだけれど、頭の片隅から突然 顔を出したサクサクロール。
確か小樽の有名蒲鉾店は、千歳空港に店を出していたはずだ。
サクサクロールと似たような商品を出しているかも知れない。

と云うことで予定変更。東へ120キロ走って自宅へ戻るのを中止して反対に西へハンドルを切り160キロ先の千歳空港へ向かうことにした。

雲海で有名なトマム(写真)は中国の企業が一度買収したけれど、その後手放したようだ。今 どうなっているのかは知らない。

千歳空港へ無事到着。まだ元気。どうしたんだろう。体調が良すぎする(笑)

空港内の土産物店が集中している場所で、何とか見つけた蒲鉾店には大行列。
田舎者は行列に慣れていない。買わずに帰ろうかと迷った隙に二人に並ばれてしまい、慌ててその後ろに並んだ。

少しずつ 少しずつ動く行列。後ろを見たらもう10人以上増えていた。首を延ばしてショーケースを覗きサクサクロールに似た商品を確認。順番がきたのでサッと注文してサッと現金払い。

ついでに手を出したのが空弁店のカニ飯。

帰る途中のSAで食べたけれどイマイチかな。
長万部駅(おしゃまんべ)のカニ飯の方が旨いように思う。

長万部まで 千歳から何キロあるんだろう・・・

行かないよ。行かないけれど ちょっと気になっただけ(笑)

さて、今度こそ帰ろう。
日高山脈を突っ切って、自宅までの約300キロ。

遠いなぁ・・・・・・・・・

※ 長万部までは自宅から430キロでした。片道6時間。
何か 行けそうな気がしてきた。

その先には、森のイカ飯 と云う名品もあるし・・・ね。

えっ、戻るの?

2025-06-08 10:26:00 | 日記
何故かいつもより2時間も早く目覚めた。
直前まで見ていた夢の私は、美味しいと噂のパン屋の店内を歩き回っていた。

市内のパン屋は、大体制覇したので、この夢に出てきた店は、きっと帯広の あの有名店に違いない。

数日前に検索したばかりだから、電話番号や住所も何処かに控えてあると思う。そんなことをしていたから夢に出てきたのだろう。

いつもより軽い足取りで降りてきた私を見て、「何処へ行くの?」と既に何かを察しているルンバ。

顔も洗わず「パン買ってくる」と私。
外出着に替えて「帯広の ま●●パンへ行ってくる」と付け加えたら、「本当なの、嘘でしょう」と目を丸くするルンバ。

そりゃそうだ。数キロ先のスーパーや病院へ行くのがやっとの私が120キロも離れた帯広のパン屋まで行けるはずがない・・・・・と私も思っているのだから。

洗濯途中のルンバを置いて「気分 悪くなったら戻ってくるから」と云って車に乗り、ナビに●●パン店の電話番号を打ち込みアクセルを踏んだ。

高速道路に乗るのは1年ぶりだろうか。
ACC(オートクルーズ コントロール)のスイッチを入れようとして もたつく。
ハンドルに付いているスイッチを3つ順番に押せばオンになったはずなのに・・・・・・どれだったっけ。

記憶をまさぐり、数回のチャレンジで定速走行がオンになり、前車との車間距離を自動でとり車線から外れそうになるとハンドルが微調整して車線に戻してくれるようになった。

トンネルへ入ると自動でライトが点き、トンネルから出ると消える。
だから片手運転で鼻歌まじり。アクセルを踏み続ける必要もないし便利になったもんだ。

ただ、最近流行の? 逆走車には気を付けなくては・・・・

車は素直にナビ様に従って道を間違えることもなく、無事に●●パン店へ到着。
バン工場と店舗とが併設しているのでPには既に車が沢山。店内にも人がウジャウジャ。

「お勧めは、どれですか?」なんて訊く余裕がない。体が勝手にどんどん進んで気になるものをホイホイトレイに入れて、そのまま会計へ直行。

いやぁ、凄い人気だわ。俺は一体 何を買ったのだろう…。

さて、帰ろうか。
えっ、帰る?
また120キロを戻るの?

マジかぁ‥‥

やっと いつもの 穏やかな日が

2025-06-05 10:51:26 | 日記
「暗いなぁ・・・・」と思ったら雨が降っていた。
予定の無い日は、目覚めた時が一日の始まりだ。

朝食の用意をしていて、ひと月に一度通っているクリニックから処方されている薬が切れていたのを思い出した。
病人には薬が命の綱だ。それが無くなっていたのを思い出したのだから突然狂ったグータラ日。

忘れていたクリニック受診が何よりも優先だ。
つまり穏やかな一日が突然戦場に変わったと云うことだ。

禁食で採血しなければならないので急にアタフタ。食事どころではない。
ルンバも半分以上が死人の私に付き添わねばならないので洗濯どころではなく、上半分が見えていた乳を隠し、アタフタと外出着に替えている。

「雨降っているからフード付いた服の方が良いかなぁ・・・」と云ってみたけれど返事もない。

いつもより出遅れた為にクリニックで受付した時は「23人待ち」の表示。
2時間は待たされるだろうなぁ・・・と思っていたけれどヨタヨタしている爺婆が少ないのか意外に早く呼ばれてオチッコを出し、血圧、採血と体重測定。

体重は実測値に近づける為にポケットの中身を全部出し、上着も脱ぐ。

後は約1時間の結果待ち。
スマホを眺めて備え付けの新聞読んで時間を潰す。

で、結果はそれなりに良くて それなりに悪く 同じ薬を処方された所で気が付いた。

「小銭入れが無い」

体重測定の時に、ポケットから出した・・・・ような気がする。
看護師さんに訊いてみたけれど小銭入れは無かったし、届いていないとの返事。

「小銭って・・・いくら入っているの」とルンバ。
「多分1万円札と小銭2000円ぐらい」と私。

「ヒエ~~~ッ」と院内であることを忘れて悲鳴を上げるルンバ。

ガックリ項垂れて帰宅し、何度も調べたズボンと上着の全ポケットを再点検したものの、無いものは・・・無い。

意気消沈し服を脱いでいて、何か変な感じがするのに気が付いた。
(何? 何だろう) と思いながら上着を脱いでいた時、何かが手に触れた。

マジ・・・・・・と私。こんなことってある?
ポケットを何度も探していたものが、上着のフードの中にスッポリ入っていたのを見つけた。

「お母さん、あったよ。小銭入れがあった」と狂喜乱舞する二人。
1万円札も確認できたし、記憶はしっかりしているのだ。

ただ、チョット ズレただけ。

さて、かなり遅くなったけれど、朝飯食おうっと。
普段のグータラ日が やっと戻って来た。

ルンバの上乳が下着の中で揺れている。

ポニーテールとブッブッ

2025-05-30 10:57:52 | 日記
定期の抗がん剤の点滴投与日。確か7回目だ。
すっかり手順を憶えてしまい、受診ナンバーを受け取り先ず看護師さんから問診を受ける。
名前と生年月日を云い血圧を測り体温測定から始まる。
最近の体調は、事前に忘れないようにとメモしてあるのでスラスラと答え、云いたいことを忘れることなく申告する。

このスラスラが大切だ。後から思い出して云い忘れたと後悔するこが多いからだ。
最近の好みはポニーテールなんて余計な事も付け加える(笑)

採血をされ結果が出るまで1時間待ち。その間を使って院内のコンビニでパンを買い待合室で朝食。持ち込んだ薬も次々と口の中。院内で時間の使い方がすっかり上手くなった。

自分の番号が呼ばれる前に次の診察予定の人の番号が表示されるので、診察室前の椅子に座ってヨーイドンの用意。

ドアノックなんか不要だ。診察室の声が漏れないように二重ドアになっているからだ。

番号が表示されると同時に飛び込む我々三人組。ギョッとする先生(笑)
不思議な事に、前回減っていて一生懸命食べたマグネシウムが全く増えていなかったこと。食べても増えないのだろうか。

と云うことで抗がん剤の点滴をする前にマグネシウムの点滴が増えた。

外来での点滴室で約5時間の点滴をつげられたが慣れると全く苦にならない。
オヤスミの時間だと身体が認識しているからだ。

指定された自分のベッドに行きペットボトルにスマホや本などの私物を枕元に置き点滴しやすいように上半身をエロを感じさせないようにサッと出す。
「一本目は追加されたマグネシウムの点滴です」と云われて点滴が始まる。

終了予定時間を聞いてスマホで迎えの予定時間を連絡する。その間に家族はゆっくりと買物をするのだ。

後はタオルケットを掛けて夢の中。
知らない間に次々と点滴が換えられていて何本目なのか分らないが、点滴台をお供にオチッコ。

終了予定時間までを確認しもう一眠り。
夜には寝られないのに、このベッドでは直ぐ寝入る事が出来るのが不思議だ。

ただ、カーテンで四方を閉められると屁が籠もるのが難点だ。
だから「開けておいて」と頼むのだけれど・・・・・いつの間にか閉まっているんだよね。

困ったもんだ。