北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

イヤん、バカん

2018-05-27 15:19:17 | 旅行
そうだ、平等院へ行こう。

ブラタモリで放映されていたのを思い出したのだ。
平等院へは数年前、家内と一緒に行って以来だ。

JRで行こうか京阪で行こうかと地図を見ていて目に入ったのが醍醐寺。

地下鉄東西線に乗り醍醐駅で降りて寺を見学し、終着駅の六地蔵で京阪に乗り換えて宇治へ行くことに決めた。
秀吉が醍醐の花見をしたことでも知られる所へ一度行きたいと思っていたのだ。

地下鉄東西線は、南禅寺のある蹴上駅で大半の人が下車し車内は急に寂しくなった。

半分眠ったような状態で何気なく斜め前の少女を見るとバッグから鏡を取り出し百面相を始めた。

ビューラーと云っただろうか、睫毛をクルクルするやつを使い出し、次にはアイラインと口紅。
揺れる車内でも慣れているのか見事に化けていく。

周りには半分寝ている私しかしないので、全く気にせず再び百面相を開始。

鏡を見ながら、「縋り付くような目」
そして次には鏡に向かって「イヤん、バカん」と云っているようだ。
表情は どんどん変わって「ダメよ」「本当は・・・・好き」
「そんなこと言っちゃ・・・・いや」なんてブリッコの練習をしているとしか思えない。

多分、これからオトコに逢うのだろう。
今度は口臭を消すスプレーを出して奥歯の方へシュッ、シュッ。

これはキスすることも考えてのことかも知れない。
それも奥歯への噴射だからディープなやつでもOKと云うことだ。

次に、スカートを持ち上げてパンティーへ向けてシュッとやったら、これはヤル気だなと想像したのだが、それは無かったので今日はキスまでのようだ。

醍醐駅で彼女も降りた。

私は醍醐寺なんかよりも、彼女に騙されるオトコの顔を拝みたくて後を付いて行ったのだが、残念ながらバス停の位置を確認していて見失ってしまった。

今頃きっとオトコの前で目を少し大きく見開いて「イヤん、バカん」をしているのだろうな、きっと。