北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

思いっきり 疲れちまったべさ

2018-05-31 12:30:06 | 旅行
28日深夜、29日に日付が変わる頃、新幹線と在来線を乗り継ぎ自分の街へ無事戻ってきました。

昔は津軽海峡をフェリーで渡り30時間かかっていた距離を半分の14時間程で飛ぶようなスピードを味わいながら帰って来られたのだから技術の進歩と云うのは大したものです。




(京都を出た所、遠くに見えるのは比叡山)

駅弁を食べ、流れる景色を楽しめる列車の旅がやっぱり好きです。



毎日、毎日4時間も5時間も大好きな京都をヘトヘトになりながらも歩き周り、それでも足りずに奈良や大阪の人妻マイフレさんにワンコのように引っ張ってもらったのでスニーカーの靴底はすり減ってツルツル。雨の奈良を歩いている時に何回も滑って転びそうになっていたのは靴底に原因がありました。


(琵琶湖の東、多分安土付近を走行中)

やっぱり身体に疲れが溜まっていたのでしょう、久しぶりに自分のベッドで爆睡したのに身体から疲労が抜けてくれないのです。

ブログを書くのも撮り溜めた写真を整理するのも面倒くさくて、このまま静かに退会しようかと考えたのですが、今日になって少し体調が回復したような気もするので少しずつ動くことにしました。


(ここは関ヶ原の辺りかな?)


(これは車窓から見た岩手山)


(仙台、新青森を過ぎると車内がガラガラになりました)

でも以前のようには頑張れない気がします。


(これは車窓から見た函館山・・・・・ついに北海道上陸です)


(これは大沼公園の駒ケ岳)

オッサンから爺さんへの境界にいる私。

美容室へ行ってジャニーズ系に変身するには遅すぎた私。
人妻からアプローチされなかった私。

持って行った服を全部洗濯してもらい、頭の上には部屋干しされた私服が吊るされ並んでいます。

その中でも誰からも相手にされなかったモッコリパンツが・・・・・特に寂しそうです。

無理だろうなぁ

2018-05-29 14:17:35 | 日記
バスに3人の若者が乗ってきた。

2人は黒髪で1人は茶髪。

黒髪の2人は私と同じく明らかに理容室でカットしていると判ったが、茶髪の方は髪の長さが不揃いでパッツンとハサミで切ったような感じでは無い。
これは美容室でのカットだろう。

昔から美容室は女性が、理容室は男性が行く所だと思っていたので美容室へ行く男なんてオカマかオネエだろうと半ば軽蔑していたのだが、目の前に座っている茶髪の少年の髪型はなかなか素敵だ。

❤マークの入ったメールが一通届いただけで有頂天になり大騒ぎしている私とは違い、ジャニーズ系の彼の所にはきっと掃いて捨てる程❤マークのメールが毎日届いているに違いない。

よし、ここはひとつ旅から帰る前に美容院へ行って髪を茶色に染め綺麗にカットしてもらってジャニーズ系に変身してみようかと思った。

帰宅して私の髪を見て仰天する家内と娘の顔が目に浮かび一人でニタニタ(笑)

美容師さんにどう希望を云えば、この少年のように素敵な髪形になれるのだろうかと考えた。

いつも被っているキャップを取り、無意識に髪を撫でて気が付いた。
頭頂部がハゲの一歩手前であることを。

美容室へ行って「ジャニーズのように・・・」と希望を言っても「無理ですねぇ」と云われるに決まっている。

残念だなぁ・・・・・気が付くのが20年、いや30年遅すぎた。

イヤん、バカん

2018-05-27 15:19:17 | 旅行
そうだ、平等院へ行こう。

ブラタモリで放映されていたのを思い出したのだ。
平等院へは数年前、家内と一緒に行って以来だ。

JRで行こうか京阪で行こうかと地図を見ていて目に入ったのが醍醐寺。

地下鉄東西線に乗り醍醐駅で降りて寺を見学し、終着駅の六地蔵で京阪に乗り換えて宇治へ行くことに決めた。
秀吉が醍醐の花見をしたことでも知られる所へ一度行きたいと思っていたのだ。

地下鉄東西線は、南禅寺のある蹴上駅で大半の人が下車し車内は急に寂しくなった。

半分眠ったような状態で何気なく斜め前の少女を見るとバッグから鏡を取り出し百面相を始めた。

ビューラーと云っただろうか、睫毛をクルクルするやつを使い出し、次にはアイラインと口紅。
揺れる車内でも慣れているのか見事に化けていく。

周りには半分寝ている私しかしないので、全く気にせず再び百面相を開始。

鏡を見ながら、「縋り付くような目」
そして次には鏡に向かって「イヤん、バカん」と云っているようだ。
表情は どんどん変わって「ダメよ」「本当は・・・・好き」
「そんなこと言っちゃ・・・・いや」なんてブリッコの練習をしているとしか思えない。

多分、これからオトコに逢うのだろう。
今度は口臭を消すスプレーを出して奥歯の方へシュッ、シュッ。

これはキスすることも考えてのことかも知れない。
それも奥歯への噴射だからディープなやつでもOKと云うことだ。

次に、スカートを持ち上げてパンティーへ向けてシュッとやったら、これはヤル気だなと想像したのだが、それは無かったので今日はキスまでのようだ。

醍醐駅で彼女も降りた。

私は醍醐寺なんかよりも、彼女に騙されるオトコの顔を拝みたくて後を付いて行ったのだが、残念ながらバス停の位置を確認していて見失ってしまった。

今頃きっとオトコの前で目を少し大きく見開いて「イヤん、バカん」をしているのだろうな、きっと。

京都のバスの優しさに触れて

2018-05-26 17:12:07 | 旅行
知らない町でバスに乗るのは勇気がいる。
電車と違って何処へ連れていかれるか判らないような気がするからだ。

でも京都は私にとっては学生時代を過ごした第二の故郷。土地勘もあるのでバス停でルートを確認して気軽にヒョイと乗ることができる。

何度か乗っているうちに京都のバスは人に優しいことに気が付いた。

最初は路肩の方が低いのかと思っていたら、何と停車するたびに乗り降りしやすいようにと乗降口のある側がスッと下がるのだ。
ドアを閉じるとムクムクと立ち上がり床が元に戻る。

凄い仕組みだと田舎者の私はそれだけで驚いた。

いやいや、それは序の口で多分各バスにGPSが付いているのだろう。バス停にいても「まもなくきます」表示がされるのだ。



そして出来るだけ定刻通りに走らせようとする運転手さんの努力。多分少し余裕のあるダイヤなのだろう。時間調整のためにバス停で1~2分動かずにいることがある。

そして車内には車椅子のマーク。



車椅子の人がどうやって乗り降りするのだろうと不思議に思っていたら、何と運転手さんが停車と同時に飛び降りて乗降口にスロープを設置し、車椅子マークの付いていた場所の椅子を畳むとアッという間に車椅子を車内に入れて固定した。

この優しさに感激屋の私は目頭が熱くなった。

お年寄りに優先席を譲る光景なんか日常茶飯事だが、体の不自由な方が乗ってきたときには運転手さんからも優しい言葉が車内に流れるんだ。



「身体の不自由な方が乗車されますので、どなたか席を譲ってあげて下さい」

歩き疲れていた私でもヒョイと立ち上がろうとしたのだけれど、私よりも優しい方が気軽に席を譲ったので、サングラスの底でまた目頭を熱くした。

僕ちゃん、もう13歳では無かったから

2018-05-25 20:45:16 | 旅行
北海道には竹林が無い。
厳密には道南、函館の近くに少しあるらしいのだが見たことが無い。

京都へ初めて来た時、桂で竹林を見つけて感激した。
以前西京区にある洛西竹林公園へ行ったこともある。

でも観光客に有名なのは嵐山、天龍寺の北にある竹林らしい。



昔、取引先の男性が「天龍寺の庭には感激しました」と云っていたのを思い出したので今日の行き先は嵐山に決まった。

嵐山へは家内と何度も来ているのでそれ程感激は無いのだが天龍寺から北へは入ったことがない。いつも渡月橋を渡る程度だった。

今回は天龍寺を通り過ぎて竹林へ突入。
道の先にトロッコ列車の駅があるので歩いている人も多かった。





人を避けるようにシャッターを押し、歩いていて見つけたのが天龍寺の北口。



ここから寺へ入っても同じだろうと料金を払って入園。つまり寺へ入る前に庭から入ったと云うことになる。







「なるほどね、これが感激したと言う庭か・・・」と思いながら一巡して寺を出たのだが、疲れ気味の私にはそこそこの感激しかなかった。







有名なコロッケ店の前には修学旅行生の行列が出来ていて諦め、渡月橋を渡って法輪寺へ。







ここはあの望月麻衣さんの小説で知った寺で、数え年で13歳になった男女が、健康を願い参詣する寺らしい。









お詣りが済んだ後、渡月橋を渡るまで後ろを振り返ると知恵が本堂に帰ってしまうという言い伝えがあるらしいのだが、橋の上を気を付けて歩きながらも何度も振り返ってしまい「知恵」がどんどん失われて行くような気がしたのだが、よく考えてみると私は13歳ではなくて68歳だった。



知恵なんか最初からそんなに無いし、すでにボケ老人の入口にいるのだから関係ないとケツを捲ってもう一度コロッケ店の前。



行列はまだまだ続いていて、(ケッ、コロッケなんかどこでも同じじゃい)とここでもまたケツを捲って嵐電に乗った。