北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ボクは悪くないでしゅ

2024-06-19 22:14:36 | 旅行

熊情報があって立入禁止になっていた厚岸町の少し東にある「あやめケ原」で3日後の土曜日に、 あやめまつり が開かれると情報が入った。

ヒオウギアヤメが満開になり、熊の恐れも少なくなったのだろう。

まつりが行われる土曜日に行くと駐車場が満車で入れないのは目に見えているので、ルンバと共にサッと腰を上げた。

少し風が強いのでアヤメは揺れて撮りにくいが、ほぼ満開のアヤメの中を通る遊歩道を歩いた。

アヤメが咲く頃には霧多布湿原のワタスゲ等の花々も満開になっていることが多いので、車をさらに進めたが、何と湿原にはいつもの花の気配はなく、立派な一眼レフを持ちレンタカーで訪れた方も呆然としていた。

「せっかく来たのに」と思いながら湿原の中を国道へ向かって車で走っていると、突然現れたキツネ。
あわてて路肩に停め、カメラを構えたが人慣れしているのかこちらを向いたままま動かない。

車内から何回かシャッターを押したが、ルンバが「首輪してるように見えるけれど」と云う。
首輪をしているキツネなんか聞いたことが無いので驚いたが、横を向いた時キツネより顔が少し丸いように感じた。

腰を上げて動き出したキツネらしき動物の尻尾はクルッと丸くなっていた。
「あぁ犬だ、犬だぁ」と悲鳴を上げた私。

車を路上へ戻しキツネもどきをひと睨みしながらアクセルを踏んだ。

 

アッシー君の東北海道観光巡り18 阿寒湖編 4

2024-05-10 19:51:53 | 旅行

満開だそうで・・・・・・何が?
桜だよ 桜。今頃で悪かったね・・・・・・と一応悪態をつかせて頂きました。

もう日本中から桜の言葉が消え、今は猛暑だとか花粉症のことばかり
だから「今頃かい」と云われるのが悔しいから見に行かない。

それよりも今日のニュースで驚いたのは先月行ったばかりの阿寒湖畔近くで熊が目撃されたこと。

危なく餌になるところだった(驚)。

と云うことで、3泊4日の旅を小出しにしていた「アッシー君・・・・」も最終回。


※前回の続き。

北海道三大秘湖の一つと呼ばれているオンネトーを出て、帰路についたのだが、オンネトーでPが空いていたのでトントン拍子で戻るルートに乗れ、少しだけ時間に余裕ができた。

そこで「前回行けなかった」とK子さんが漏らしていた阿寒湖畔にあるアイヌコタンの事を思い出し最後の寄り道。

これでK子さんも未練は無くなっただろう。
途中、キタキツネも丹頂鶴も鹿も見られたしね。

無事に空港到着。土産物店へ入る時間的な余裕もあった。

何回も書いているが私のアッシー君は、今年で終了予定だ。
だから「また来てね」と云えないままで笑顔のサヨナラ。

濃霧のために40分遅れで無事に飛び立ったと彼女から連絡が入った。
これで少しホッ。

楽しかったよね、初めて逢ったのに。

空港で出会えた瞬間から二人とも笑顔だった。
話題なんか、どんどん出てきた。
彼女は初対面なので多分心配だったのではないかと思うが、多少のエロを加えてもニコニコしてくれたので私としては助かった(笑)

自宅へ無事に帰った彼女は私が送信した写真データを使ってジグソーパズルを作り思い出を楽しんでいるのだそう。

と云う事で「アッシー君・・・・・」は今回で完結。

次回からは、またヤラシイと思われるエロい日記に戻りそうな気配がしますが、K子さんと同様に寛容な心でニコニコしてくれたら嬉しいです。

アッシー君の東北海道観光巡り17 阿寒湖編3 最後の隠し玉

2024-05-08 13:25:49 | 旅行
アッシー君の東北海道観光巡り17 阿寒湖編3

風邪が長引いてしまい御心配をかけましたが、もう大丈夫だと思います。
私から伝染した家族がまだ治療の終盤ですが、かなり元気なので大丈夫です。
かなり元気だと云うことは、それだけ騒々しいと云うことでもありますけれどね(ナイショ)

と云うことで「アッシー君・・・・」を再開します。
と云っても旅ももうすぐ終わりですが・・・・・・


阿寒湖畔を出て、そのまま 「まりも国道」を戻ると思っていたであろうK子さんは、交差点を右折した車に違和感を抱いたのでは無いかと思うけれど、何も説明無いままにアクセルを踏む私。

実は、私が彼女に見せたかったのは阿寒湖では無い。
最後の「隠し球」があるのだ。
そこへ行くための時間を考えていたので気が急いていたのだ。

湖畔からは距離があるので観光ルートから外れた場所だ。
何しろバスも入れない狭い道があるのが理由の一つだ。

それ故に、北海道三大秘湖の一つと呼ばれている。

そして到着したオンネトー。アイヌ語で「大きな沼」の意味がある噴火による堰止湖だ。
もろちん阿寒湖からは独立していて阿寒湖の裏側に位置する。

「沼」と云うには湖水が澄んでいて、静寂に覆われ底に沈んでいる倒木でさえ見透せる。

数台しか停められない路肩の余地に車を置き、湖水の向こうにある雌阿寒岳、そして阿寒富士の美しさに魅了されたのだが、K子さんが阿寒湖より素敵と思ってくれたかどうかは・・・・・分からない。

アッシー君の東北海道観光巡り16 阿寒湖編 2

2024-05-05 14:30:38 | 旅行

阿寒湖畔には大きなホテルが並び熱海に似てきたように感じる。
ホテルの向こう側で湖を見下ろす雄阿寒岳の姿は変わらないのだが、やっぱり何かが違うように思えてしまう。

そんな中でも昔日のままなのは噴気孔が泥の中からガスを吹き出すボッケと呼ばれる遊歩道への道。

その先から見える湖はビルも目に入らず景色は変わらない。

自然を満喫しながら遊歩道を進んでいるとK子さんの姿が消えた。

熊にでも襲われたのかと心配になり来た道を戻ると、草原の陰から顔を出す。
何か興味深いものがあったのだろう。

その繰り返しなのでまた時間に押されることになった。

上手くいけば松山千春の足寄へ行き、ドリカムの吉田美和出身地である池田町を経て空港まで行けるかもと思っていた甘い考えをザックリと捨てた。

彼女が絶対に行きたいと云っていた阿寒湖を満喫してくれているのなら、それを優先しようと考えをかえた。

アッシー君の 東北海道観光巡り 15 阿寒湖編 その1

2024-05-03 09:29:07 | 旅行

早いもので3泊4日、K子さんとの旅も最終日となった。
夕方発の飛行機時間に間に合わせる為に、彼女が熱望したのが阿寒湖。

恩根内木道で少しだけ湿原を散策した後、彼女が前のツアーで夜に着いて何も見えなくて心残りになっていると云う阿寒湖を一気に目指した。

走るのは国道240号、通称「まりも国道」だ。

国道に沿うように走り時々姿を現すのは阿寒湖を水源とする阿寒川。

山道に入りカーブの連続する道に入ると目の前に突然、雄阿寒岳が勇姿を見せた。


Pから観光時期外なのでシャッターを下ろしている店が多い温泉街を歩き、
先ず、阿寒湖畔ミュージアムセンターへ入った。

沢山並んでいる資料や説明版の床一面は阿寒湖を中心とした空撮写真だ。近隣の自然を全て高所から見下ろすことができる雄大さに圧倒される。
雄阿寒岳や雌阿寒岳、そして阿寒湖や今走ってきたばかりの道まで足の下に見られるのは、壮大過ぎる。

そして、詳細な説明入りの展示物の数々。これが全て無料。

それをジックリ、ゆっくり読みながら進む彼女を見て私は焦る。

何しろ飛行機の時間に間に合わせなければならないのだ。

この先、予定していた「隠し玉」の内、どれを外そうかと悩む。

突然、目の前に現れた背丈の倍はありそうな巨大ヒグマの剥製に、説明板に心を奪われていた彼女は気が付き「ヒエッ」と云う顔で一歩下がった。

「クマが出たら私が食べられてあげるから、その隙に逃げて」と云っていた人とは思えない顔だ。

その時私は確信した。
餌になるのは私に違いないと。