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北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ポロンと

2025-08-15 21:32:19 | 日記
 チョット 痒い。
自分の身体だからと云って 全てが見えているわけではないし、むしろ半分近くは見えていないように思う。

どこが 痒いのだろうかと、先ず場所探しを開始。
多分、この辺りだと確信したのは、自分でもほとんど見たことのない場所だった。

それは、あの・・・・チョット言い難いのだけれど、オマタに垂れている お玉の場所。

非常に繊細で「急所」と呼ばれている場所で、手荒く扱うことは出来ない。

少しずつ 皮を引っ張って、この辺りかと見当をつけてルンバを呼んだ。
「お母さん、あのね チョット痒いんだけれど・・・・見てくれる?」 

拒否されるかと思っていたけれど、ホイホイと私の股間を覗き込み、真面目に皮を優しく引っ張って・・・・数分後に「分からん」との言葉を残してキッチンへ戻って行った。

「暑さで蒸れたのかも知れない」と云いながら 時々ボリボリと皮を傷めない程度に優しく掻くのが癖になった。

そして定期の受診日。

採血の結果、抗がん剤投与に耐えられると診断を受け、点滴室へ移動しようと腰を上げた所で、「そうだ、お父さん あそこを見て貰いなさいよ」と突然響き渡るルンバの声。

ルンバの指は私の股間をピシっと示し、先生は???

都合の良いことに先生の横にいる事務クラークさんが呼ばれて出て行って不在。

だから私はルンバの指示に従い、ファスナーを下げてポロンと出した。

突然の出来事でアワワ状態の先生に「この辺が痒い」と お玉ちゃんを見せ「きっと蒸れたんですよね」と先に診断名まで勝手に付け、先生も同意して「蒸れたのでしょう」と 一瞬で診断を付けて元の位置に収納。

丁度事務クラークさんが戻って来てお玉ちゃんと遭遇することもなく、ジャストタイム。

心配なのは先生が 突然現れたお玉ちゃんの夢を見ないかと云うことだ。
予告なしに突然目の前にポロンと現れたからねぇ。

かなり焦ったと思うのだけれど。

ワクワクが・・・・

2025-08-03 13:00:43 | 日記
文房具が好きだ。

自分の机と云うか部屋は「チョット 置かせてね」と云う言葉と共に、チョットどころか 色々なものが 少しずつ遠慮気味に・・・・そして いつの間にか「堂々と」に変わり、私の部屋から居場所が無くなって久しい。

何がチョット置かれているのかと見に行くのも恐ろしいが、洗剤やシャンプーにリンス。
値上げ前に買い占めたトイレットペーパーにティッシュペーパー、キッチンペーパー等。
マスクだって 令和から次の和暦に変わったとしても余り過ぎるほどだ。

いつ買ったのか知らないが、服を吊り下げる金属製のハンガーには私以外の服が並んでいる。

で、私のものは・・・と云うと 僅かに机上の一部と引き出しの中に領土が残っている程度だ。


そうそう、文房具の話をするんだった。

毎日書いているメモには、体温や血圧の他に体調まで書いているのだが、それをまとめて次の受診日に看護師さんや先生に説明するためだ。

その記入に使っているシャーペンの芯が残り1本になっているのに昨日気が付いた。

団地の入口にあった文具店はコンビニに負け、5キロ程先の書店兼文具店はゲームセンターになってしまったので、15キロ離れた書店へ行くのは本当に久しぶりだ。

最近は新製品が沢山出ているらしいし・・・・(予備のシャーペンを一本買おうかなぁ・・・・)
そうそう、替え芯は濃い4Bじゃなければ とメモ。

毎日恒例となっている朝食後の朝寝を終えて居間へ降り、着替えて書店へ行こうか・・・・と思っていたのだが様子が変だ。

窓から外の気配を探ると、私の車が無い。
私のワクワクを知らないルンバとスリスリは、買い物に出たようだ。

私のワクワクが・・・・・ス~ッと冷めた。

もうねぇ‥‥ダメかも

2025-07-18 18:55:14 | 日記
あのね、信じられないかも知れないけれど・・・・ 寒い。
日中で20℃行かない日がある。

青空が広がっているのだけれど、これはきっと マヤカシだ。

情報では涼しさが人を呼び、本州の学校や実業団の陸上競技部の市内での合宿が、過去最高の29団体になったとのこと。

朝食後、朝寝の用意をしていると突然スリスリが、F商店に「完全閉店」の張り紙がしてあったと叫んだ。
家から400m。団地から国道に出てすぐの所にある近隣では唯一の商店だ。

爺婆にとってはハンドルを握らなくても行かれる便利な店なのに・・・・

マジかと思いながら、朝寝の用意をしていた病人はベッドを離れて久しぶりの外出着。
昨年はグイグイと大股でウォーキングしていた道をヨタヨタと歩く。

病気と云うのは恐ろしいものだ。歩き出してすぐ体力が失われていることに気が付いた。

何とか国道へ出て「完全閉店」の張り紙を再確認し 重いため息
身体から力が抜けた。

昨年は人気の蕎麦屋が店主の高齢化で閉店。
残っているのはコンビニとあまり人気のない豚丼店が一軒ずつあるだけだ。

完全閉店のショックで項垂れて自宅へ戻る足音は さらに弱々しい。

杖 買おうかなぁ・・・・・

熊と戦えるように、素振りも少し頑張ってみようか。
そんな元気が残っているか?

最近はオカンにも全敗しているのに。


見てね

2025-07-06 19:56:33 | 日記
皆さん 私が知ったのも少し前なので・・・・
後5分程で始まるテレビの イッテQ(キュー)で、私の住んでいる市の飛び地ではありますが、釧路市が紹介されます。
よろしく・・・・ね。

強いて言えば だからね

2025-07-05 15:42:21 | 日記
さて、昨日は特別な日だった。
何しろ 生涯 二度と訪れない日だから。

数日前からルンバとスリスリは、「何を食べたいの?」「何か飲みたいものは無いの?」と
訊いてくる。

それは、私の誕生日が近いからだ。

私の生涯最後の誕生日・・・・になるかもしれない日。

ねぇ、・・・・オレって何歳なの? と確認したが正確な答えは誰からも得られず、スマホで計算し、そんな爺なの? と改めて驚いた。

半年前に余命宣告を受けているのだから、素直に受け入れて・・・・なんて気持ちは全く無くて、余命宣告を受けたのが自分だと云う認識が薄いのだから、「お目出たい」としか言えない。

ただ残念なことに、薬の副作用で味覚障害が出ている。
だから、何も食いたいものは無いし飲みたいものも 無い。

強いて言えば・・・・断っておくけれど、強いて言えばだからね。

ポニーテールの看護師さんのホニョ ホニョ ボヨンボヨンの乳に挟まれたい。