北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

異空間

2023-03-31 22:08:01 | 日記
今朝、いつものように惰眠を貪っていたが、腹の虫が泣きだしたのでカーテンを開けた。
少し風はあるようだが天気は良い。

この、時間に縛られない朝が私にとっては天国だ。

階段を降り、溜まっていたオチッコを出して居間へ。
そこでいつもとは違う異変を感じて動きが止まり、そして少しずつ焦る。

テレビが消えている。洗濯機の音もしていない異空間。

その中を子供のように「お母さん、お母さん」と探し回る。

そして昨日のことを考える。
何か気に障ることを言っただろうか。喧嘩をしただろうか・・・・・

思い当たることは何もなくて、外を確認したら車が消えていた。

と云うことは病院?

カレンダーを確認したら小さな字で「眼」の字を発見。

眼科へ行ったらしい。
何か気に入らないことがあって出て行ったんじゃなかった。

(明日は眼科だからね)とか云えよ・・・・・と思ったけれど、明日の朝も異空間で過ごしたくは無い。

だから耐える。

帰ってきたら、優しく「大丈夫だった?」と云おう。

チョット心配

2023-03-30 17:18:06 | ウォーキング
モデル歩きで頑張った翌日は筋肉痛。
多分、ジョギングの距離を急に倍に延ばしたからだと思う。

それで昨日は、尻と足に消炎剤をタップリ塗ってから出発。
ジョギングはしないでウォークだけで頑張った。

国道へ出たところで、何と先日私のモデル歩きにキュンしたんではないかと書いたワンコ連れの奥様に遭遇。

今度は奥様の方からニコッと挨拶されて、こちらがドギマギ。

「モデル歩きの私にキュンしたんじゃないか」と書いたら「ほんまかいな」と返されたマイフレさんがいたけれど、これはもしかしたらホンマかも知れない。

これはさぁ・・・・・ヤバイ展開になるかも知れないよねぇ。

今日は、まだ一度も使っていないモッコリ型の勝負パンツを穿いて歩いたほうが良いだろうか。

でもねぇ・・・・・
あれ、きっと蒸れると思うんだよねぇ・・・・・

モデル風 爺ちゃん

2023-03-28 19:59:05 | ウォーキング
昨日、引退した主治医から「努力不足」と云われ一念発起。
屈伸運動をしてから外へ出た。

目標は中性脂肪を落とし体重を減らすこと。

団地内を歩き出してからチョット思い出したのは、テレビでやっていたモデル歩き。
ランウェイを歩く方法を番組内で伝授していたのを腕枕で観ていたのだ。

それを何故か試してみたくて団地内の歩道をランウェイに見立て、背筋を伸ばす。

膝はできるだけ曲げずに少し大股。
踵から着地してつま先で蹴る。
背筋を伸ばして進行方向を見つめ無表情。
そうそう、一度上を向いて首が後ろへ反った状態のまま顎を引くんだった。

ヒールは履いていないけれどスニーカーを履いたモデル風爺ちゃんはサッサッと格好よく(多分)無表情で歩く。

国道へ出たらワンコを散歩させていた女性が、私の為にリードを短くしてくれたので
「有難うございます」とお礼を云っただけで「あっ・・・どういたしまして」と焦る。

きっとモデル歩きの私にキュンしていたのだ。

いつもの交差点からジョギング。中性脂肪を落とすにはジョギングに力を入れなければならない。
モデル歩きなんかしている余裕はない。ヨタヨタと走り続けUターンしてさらに距離を延ばし指摘された努力不足を補う。

と云うことで、いつもより汗だくで帰宅。
「クソッ、頑張ったぞ」と自分を褒め、スッポンポンになってシャワーを浴びた。

泣かない

2023-03-27 16:29:07 | 日記
3日前に車を揺らすような強風。
これは絶対、春一番だと思ったのに今日の天気予報には「雪だるま」のマークが付いていて、それだけでは無く「太陽」と「傘」までが勢揃い。

つまり雪と雨が降って晴れると云うこと。
(そんなことあるかい。せめて雪か雨だけでもしっかり予報せんかい)と思いながら豪雨の中運転していたら雪に変わり、そして午後に晴れた。

天気予報士さん、疑ってゴメンナサイ。

こんなひどい天気の中、車で向かったのは馴染みのクリニック。
まだ薬は少し残っているけれど、今日診察に行かねばならない理由がある。

私の主治医K先生の最終診察日だから。
息子さん二人も立派な後継者に育ったので、引退するのだ。

クリニックを開院する時には、頼まれもしないのに少しだけ準備を手伝った。
尼崎出身の先生の奥様は初恋の女性。
そしてカラオケで得意な曲は「霧の摩周湖」

私の結婚披露宴ではご祝辞を頂き、両親が亡くなったときには弔花を供えてくれた。

昔々、病院のクリスマス会でプレゼント交換をしていた時に、先生の手に残ったのは私が提供したスケスケのパンティだったと聞いた。
そして先生は、とても喜んでいたとも・・・・・(笑)

看護師さんへ「先生の最後の診察に合わせて今日来た」と云ったら「泣かないでよ」と茶化された。
「年取ると涙腺が弱ってくるからね。WBCでも泣いちゃったし・・・・・」と私。

検査結果が出て診察室へ呼ばれるまで、先生に云おうと考えるのは最近の体調のことではなく、色々なお礼の言葉。
きちんと云えるだろうかと思っただけで涙腺が弛む・・・・・ヤバイ。

名前を呼ばれてドアを開けた先には見慣れた白衣姿の先生。
いつになく緊張しているようにも見える。

検査結果を告げられ、薬の増減は無し。
「もっと運動してよ、努力が足りない」と軽く怒られる。
「ここまで通うのは大変でしょうから、近くのクリニックを紹介しましょうか?」と訊かれ
「運転できる間は、こちらにお世話になります。御子息に命を預けます」と云う。

いつもより丁寧に聴診器を当てられ診察終了。

さぁ、云おう。考えていたお礼の言葉を告げようと立ち上がった私を心配そうに見つめる看護師さんがいた。

妖(あやかし)の住む家

2023-03-24 15:42:50 | 日記
「今日1万円チャージすると200ポイントが入るんだよ」とルンバがケッケツケッと笑う。
オホホやアハハではなく、私にはケッケッケとしか聞こえないオゾマシイ笑い声。

その妖(あやかし)を車に乗せて10キロ先のスーパーへ向かうのだが、往復20キロのガソリン代を考えると、全く得したとは思えない。

彼女が無事に200ポイント手に入れて買物している間、私はカット専門の理容室で散髪。
確か今年に入って初めての散髪だから、久しぶりに自分との御対面だ。

そこに映るのは自分であって自分では無い顔。
目や頬など、全ての構成部品が引力に負けて下方へ垂れている。

最初はタブであったHNを顎が二重になっていると娘に云われタブタブに変更したが、さらに変更してタブタブタブにしようかと思いながら、鏡に映る自分と別れる為に目を閉じた。

帰宅して娘に「オレではないオレが床屋の鏡に映っていた」と話したら
「あの大きな鏡は真実を映すからねぇ」と云って慰めるでもなくケッケッケッと笑った。

どうやら我が家にはもう1匹の妖(あやかし)が生息しているらしい。