北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

信仰の山へ

2014-05-31 12:59:28 | 旅行
神奈川・山梨・長野から新潟を経て秋田県へ突入

次に目指したのは、山岳信仰 修験道の聖地、出羽三山だ。
とは言っても階段や山登りが苦手なので 国宝五重塔が見られればと云う情けなさなので、信心深い人からは怒られるかも知れない。

羽黒山の駐車場に車を入れたのは良いが どちらへ歩いたら良いのかわからない。
しばらく待機しゾロゾロ動きだした人々の後ろに金魚のフンで続く。




ここには芭蕉の足跡もあるようだ。


山へ入った途端、目の前には,長い長い石段。


幸い下っているのだが、帰りは上ることになるのかと思うと喜んではいられない。
それにしても、この杉並木の中の石段。昔の人はどうやって積んだのだろう。


自分なら一段も積まない内に腰を痛めて悲鳴を上げるだろう。

写真を撮りながら歩くので、黙々と歩く人達からは どうしても遅れ気味で
気が付いたら山の中に一人ぼっち。
「こりゃ大変だ」  とビビリの私は山道を必死で追いかける。

川を渡り見事な滝の処で何とか仲間?に追いつく。


それからは一人にならないように気をつけようと思ったら、突然五重塔が出現。


まだ2kmも歩いていないハズなので嬉しくて仕方がない。


京都の街中に五重塔を建てるのでも大変なのに、この山中に五重塔を建てようと思う気持ちが信心の薄い私にはわからない。




平安時代に平将門が建てたと伝えられているらしいが、国宝に指定されるだけあって素晴らしい。




ここは、一度是非訪れるべき所としてタブタブ観光遺産に認定。


さらに先の石段を、どんどん上がると出羽三山神社のある羽黒山山頂に通じているらしいのだが、私は名残り惜しいとも思わずユーターン。


橋を渡ると目の前には、先ほど下りてきた長い長い石段。

杖をついた奥様が一生懸命上っているのが見える。


遅れると一人取り残されるので、必死に追いすがる。


何とこの奥様、山頂まで行ってきたとのこと。そして驚いたのは埼玉から車で一人旅しているとのこと。
同じような旅をしているようなので、若者のように道の駅とか車中泊の情報を交換し意気投合。
最上川の船下りを楽しむと云う奥様と別れ、残念ながら船が苦手なタブタブは酒田へ向かう。

越後を後に

2014-05-30 14:58:47 | 旅行
祖母の故郷 巻町を離れて新潟市内へ

信濃川沿いにある「道の駅 新潟ふるさと村」はチューリップが満開。




見たことのない種類の花が一面に「見て~っ」と首を伸ばしている。




ふと立ち寄った郷土玩具のテント。懐かしい輪ゴム鉄砲から目が離れず購入。


考えてみたら越後では、子供の頃に戻ったように凧とかダルマに鉄砲、玩具ばかりを買っていた。

海岸線に出て走っていると、巨大な像。「越後の里親鸞聖人」と書いてある。


一瞬,淡路島の「むちうち観音」を思い出してしまった。

景勝地で知られる「笹川流れ」。道の駅はJRの駅と兼用らしい。


展望台へ上がってみても、失礼ながらそれほどの景観とは思えず、気の抜けた状態で向かったレストラン。
入口にはメニューもショーケースも無いが数人の客がいるので入店。
メニューに書かれた品数の少なさと値段に(やっちまった感)が噴出。
仕方が無いので注文した「鮭親子丼1500円」


新潟に苦い思い出が残った。

「鮭親子丼」の悔しさをバネに走り始めてトンネルを抜けたら、そこからが どうやら「笹川流れ」の中心のようでしばらく岩礁地帯が続いていた。




気持ちの晴れないまま到達したのが奥羽三関の一つ、鼠ヶ関址。
念珠関址とも書かれるこの辺りが越後国の北端だ。


勧進帳の本当の舞台とされ、義経一行が通った関所跡を抜けて、気持ちも新たに東北へ向かう。

祖母の故郷

2014-05-28 14:27:39 | 旅行
町中にありながら、静かで最高のロケーションだった「道の駅」を後にして、昔、祖母が懐かしがっていた地を初めて訪れる日だ。

78歳で祖母が亡くなった時のことを鮮明に覚えている。
その祖母の期待に応えることもできず、今は見事なオッパイ星人に成り下がってしまったが、当時はいつも私の味方でいてくれ、よく故郷のことを話してくれた。

「イチゴから来た」と聞こえていたので「イチゴ」だと記憶していたら、ある日 「越後」だと判った。
とにかく、100年以上の昔 新天地を求めて北海道へ移住したのは間違いない。

その祖母の見た景色を空気を、この体で味わいたいと思った。

車で走っていて最初に目に入ったのが巨大な大河津可動堰。信濃川を分水させる堰のようで、思わず寄り道して大河の流れに息を飲む。


信濃川を見ている間に日本海を見たくなった。
「道の駅 出雲崎 天領の里」で日本海に触れ、「道の駅 良寛の里わしま」で仮眠。
次は、ついに越後の国 一の宮である「弥彦神社」


山上にあるのかと 雲に覆われた弥彦山を気にしながら走っていたら社殿は山麓にあった。


新潟県西蒲原郡・・・・・何度も復唱して記憶した地名に建つ神社に到達できたことだけで感慨無量。祖母も何度か踏みしめたであろう参道を進む。


見事な拝殿の向こうには雲に隠れてはいるが弥彦山があるのだろう。


御朱印を受け、次は、ルーツと思われる西蒲原郡巻町へ。


田んぼの中の田舎と勝手に想像していたら、町と云うだけあって町だった(笑)
巻資料館を云うのを見つけて入って行くと、係の人が仰天して事務室から飛び出してきた。多分、何日か振りの客なのだろう(笑)
資料館と云っても、近在から掘り出した土器の欠片とか古文書が並んでいるだけだが、一室に祭りの山車のようなものが鎮座。


係の人に勧められて覗いてみたが照明や画面が切り替わり面白そうなのだが・・・・内容が幽霊の話。
これは私向きではありません。
住所表示が昔とは違うので、どこに祖母の家があったのか判らなかったが路駐して10分程町内を歩き回り空気を堪能した。

「お婆ちゃん、タブタブは 今イチゴに来ているよ」 と心の中で呼びかけながら。

新潟美人に惑わされ

2014-05-26 15:09:45 | 旅行
彼女と別れ (笑) 「道の駅 信越さかえ」を経て津南町へ。

スーパーへ寄って飲料を買ったが、「蕎麦いなり」なるものを発見。釧路には「蕎麦寿司」なる名品があるので、つい手に取ってしまった。


想像した通り、稲荷の中に蕎麦。
不味くは無いが、(甘いな~)と思いながらも完食。この辺りの稲荷の味付けは甘いようだ。


「道の駅 クロス十日町」 ここはシャワートイレで合格。土産物を購入したついでに1時間ほど仮眠。


「道の駅 ちぢみの里おぢや」 は、定休日らしい。
横にある天然温泉も、幟は何本も風に揺れていて開業しているように見せかけて・・・・定休日。休みの日に幟を仕舞う習慣はないようだ。


新潟は、我が家の母方の故郷なので楽しみにしていたのだが、最初から肩透かしをされた気分だ。

気持を新たに17号から8号を走り見つけたのが 「道の駅 パティオにいがた」
広大な敷地に建てられた駅舎は まだ新しい。


トイレは、遊び心を持った迷路のような先にあるので、緊急時のお漏らしを心配してしまうが、


イースター島のモアイのように並んだ便器は清潔感に溢れている。もちろんシャワートイレも完備だ。


まだ15時になっていないが、ここを立ち去り難く車中泊を迷う。


美しい山々が見える最高のロケーションに加え、建物内部の全てに余裕があり、土産物店でも、商品がごちゃごちゃしていないのが良い。品物を見ていても落ち着くし楽しめる。


そして何よりも嬉しいのが、165cm 56kg で新潟美人の店員さん。


この旅でマスターした隠し撮りを試し、商品を見ながらチラ見、チラ見、チラ見、そして・・・・・車中泊決定。


壁を見たら「武者絵の凧」 この凧には見覚えがある。


子供の頃、地元の駄菓子屋には奴凧しか置かれていなかったのに、叔父さんが旅先から土産に買ってきてくれたのが、この六角形の「武者絵の凧」
これが嬉しくて宝物にしていた記憶が蘇った。


そして目の玉が飛び出る値段だったが・・・・ガマンできずに購入。
この辺りが我が家のルーツなので民芸品に興味が沸いて仕方が無い。
それで、色々話し掛けては店員さんを 束の間 独占(笑)

ワンコインの想い

2014-05-25 14:49:34 | 旅行
夜通しの雨だったが、トイレの近くに車を移動して頑張って車中泊。
雨音に邪魔されながらも、とにかく眠り続けた。

早朝、小雨の中を千曲川に沿って国道117号を走り始める。


菜の花が目を楽しませる。


「道の駅 花の駅 千曲川」 の案内板をみつけ立ち寄る。
ここは完成したばかりの駅のようだ。シャワートイレで早速マーキング。
洗面台に置かれている花は、何と生花だ。


雨も上がったので、駅内を散策しているとレストランが準備の真っ最中。


7:30に開店とかで、30歳前後の小柄で可愛らしいお姉さまが「もう少しで開店です。是非寄って下さいね」と優しい笑顔。


身長152cm 体重51kg バスト82 C ウエスト58 ヒップ85 。
私の大好物だ。これは、1時間でも2時間でも待たねばならない。

多分、子供は一人。旦那があまり働かないので半年前に離婚。
それで 朝早くから頑張って働いている・・・・・・きっと そうに違いない。


レストランの真ん前に車を移動して 開店を待ち続ける。


さて、開店時間。一番に入口に並び「いらっしゃいませ」の声と同時に入店。


注文番号1番で、「モーニングエッグベネディクト」なるものをバスト82の彼女に舌を噛まずにスラスラ注文。


この年になると あまり緊張もせず、多少図々しくなったのかも知れない。

地元の新鮮野菜がたっぷりとコーヒーが付いてワンコインの500円。


トーストがもう一枚ぐらい食べたいぐらいだったが、ガマン。


食べ終えた皿にハートの絵をさりげなく描く。


しかし、良く考えてみたら皿を洗うのは別の人のようなので・・・・ハートを慌てて消す。
この近くのホテルに2~3泊して毎日通いたくなったが・・・・・車のシートに座った途端にリセット。

さぁ、新潟へ向かおう。