北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

もっと怖いところ

2023-06-30 20:07:16 | 日記
ルンバとスリスリが霊の出るスポットとか呪われた場所や事故物件など戦慄最強スポットを特集した番組を観て、ギャーギャー騒いでいる。

そんなに怖いのなら、観なければ良いのにと思う。

車中泊旅をしていた時、確か奈良県の道の駅だったと思うが、車をPの端に停めて寝る準備をしていた時、ふと外を眺めたら、墓石が並んでいて墓地に道の駅の駐車場が接しいる事に気が付いて焦って移動したことがある。

日光の近くにあった山の中にある道の駅は、数台停まっていた車が次々と移動して私の車一台が残され、あまりの怖さに私も逃げてホテル泊に変えたことがある。

埼玉と東京の県境にあった安いビジネスホテルは、何となく違和感がある変な造りで夕食を食べに出た先で、そのホテルのことを訊いたら数ヶ月前までラブホだったと教えてくれた。
急にラブホをやめて改築工事を待たずにビジネスホテルに変えたのは、何かあったからだろうか。

最悪だったのが、四国で泊まったホテル。宿泊者が私一人だと知ったのは翌朝、無料サービスの朝食をとっていた時。

ホテルをチェックアウトしてしばらくしてから気が付いた。
両肩から背中一面にブツブツ。

多分、餌が来るのを待ち続け、飢えてベッドに潜んでいたダニに一斉攻撃されたのだ。

それに比べたら心霊スポットなんて・・・・・と思うのだけれど、
でも、やっぱりテレビ画面を観る気にはなれない。

数値

2023-06-29 20:51:56 | 日記
本当は明日にしょうと思っていた内科の定期受診。
朝、目覚めてカーテンを開け大雨が降っているのをみて、今日に予定変更。

これだけ降っているのだから、クリニックも空いているのではと思ったのだ。
顔を適当に洗って寝癖の付いた髪をキャップで隠し、豪雨なのに外出準備をしている私を不思議そうに見るルンバ。

予想は当たってクリニックの待合室はガラガラ。
それも不思議なことに座っているのは女性ばかり。
事務員や看護師さんを含めても女性ばかり。

私は、無意識で数えてしまう。
2,4,6,8・・・・・
偶数なのは人数ではなくてオッパイの数だ。
かなり垂れていそうなのもキチンと失礼のないように数えた。

急に「どうしたの?具合悪いの?」と声を掛けてきたのは、顔だけ知っている看護師さん。
既に私の顔は知られているようで、受付時間ギリギリに来た私を心配しているのだ。

そのまま採血されてオチッコ出して検査結果待ち。

今回は自信がある。
いつもより真面目に歩いたし、ジョギングの距離だって少しずつ増やしたからだ。

結果、血糖値は落ちているものの一番自信のあった中性脂肪が悪化していた。
(何故なんだろう、どうしてなんだろう)・・・・・これはタモリのマネ。

でも、ジョギング成果か毎日測定している血圧が落ちているのを先生に確認してもらい、その結果薬が少しだけ減った。

薬剤師の方にも少し褒められて、今日はルンルン。
御褒美のケンタも買わず、直帰して自慢した。

ふと気が付いたら

2023-06-28 21:18:14 | 日記
繰り返す不整脈で検査入院したのは、2年ほど前だろうか。
家族が病棟へ入れず、孤独の戦いをしたのだから新コロナ真最中の時だったのは間違いない。

受けたのは何とも恐ろしい心臓カテーテル検査だ。

外来の看護師は「毛を剃らなくても出来ますよ」と云っていたのに、病棟の看護師はどうしても下の毛を剃ると頑張り、口で負けて人生初のパイパンを経験したのだが、アソコがチョット可愛く見えたのは事実だ。

今でも、この看護師はオチンチンを触れ、毛を剃るのが趣味なのではと疑っている。
練習は自分のオケケ?
と云う事は、彼女もパイパン?


手首の動脈に太い針を刺し、そこから心臓までカテーテルを進め、造影剤を入れて心臓の筋肉に栄養を供給している3本ある冠動脈のシネ撮影。

結果は「即、治療するレベルではない」と説明を受けて翌日無事に退院したが、不整脈は続いていて、その異常感覚で目覚めることもあった。

ほぼ毎日ウォーキングし、もしかしたら狭心症の発作を起こして倒れることがあるかも知れないと思いながらも頑張ったジョギング。

ふと気がついたら不整脈がほぼ感じられなくなり、頻脈傾向にあった脈拍も落ち着いているし血圧も以前よりは下がっているように思う。

頑張って走ったので、心臓に付いていた脂肪が少しずつ落ちたのだろうか。

市の端に住んでいるので住民は少なく、ウォーキングしていても出会うのは3人程だ。

私は以前憶えたモデル歩き。
アノ症状さえ無ければ大股で真っ直ぐ足を前に出し首も上へ延ばしながらサッサッと歩く。

今日すれ違った奥様は、かなりスタイルが良いのに何故か手の振りが横方向。

それじゃ「欽ちゃん」だよと思いながら振り返った。

余裕は あったと思う

2023-06-26 21:26:07 | 日記
「出たの?」 「出た」
私がウォーキングに出る前に必ず家内と交わされる言葉だ。

自信満々に「出た」とは云ったものの不安はある。
だから、いつものようにウォーキングの予定ルートを教えて家を出る。

周囲の町は30℃を超えて「暑い」と悲鳴を上げているようだが、私の町は未だ20℃。
それなのに半袖を着るのは夏だと思いたいから。

家内に教えたルートを大股で歩き、交差点からジョギング。
先に橋が架かっているので緩くて長い上り道だ。

辛いと思っただけで歩いてしまうので、できるだけ先を見ず手を大きく振って進む。

橋の頂点を過ぎて、少し気が緩んだのか意識せずに気体が漏れた。

気体の後に固体が隠れているような感触なので迷わずUターン。

脂汗を流しギュっとしながら歩く。

私はスマホを取り出し「緊急事態。よつば前」とルンバに発信。
「急がなくて良いよ」と云うのは、私の優しさだ。

一生懸命合流地点を目指して歩いていると「よつ葉前」に車が停まったのが見えた。
ゴールが1キロ程縮まったと云う事だ。

「未だ余裕があるから急がなくても良かったのに」と云う私に
「余裕のある歩き方ではなかった」と云うルンバ。

「お尻を突き出し、誰が見ても変な歩き方だった」と云う。

そこまで変じゃなかったと思うのだけれど・・・・・
私は運転席に座り、アクセルを踏みゴール地点へと急いだ。

神様のカルテ

2023-06-24 12:57:44 | 日記
良い本を手にする確率はオータニさんの打率より低いように思う。
と云うからにはゼロではなく、時々出会うと云う事でもある。

もちろん良し悪しの基準は自分の主観であり、本を書いたことのないド素人の感想だから、私の基準から漏れた作者の方は気にする必要はないし、気にしてはいないと思う。

サスペンスからラブラブもの、オカルト、純文学や時代小説までと、私のジャンルは幅広い。

総じて、気に入った本はページを繰るのが早い。
どんどん読み進んで映像化するとしたら主役は誰にしようかなんて、プロデューサーのような気持ちになることもある。

首が悪いので長時間下を向いて活字と格闘するのが困難な私は、ベッドで寝転んで読む。
枕元にはメモ用紙とボールペンがある。
作中に出てきた場所や建物を記入するためだ。

今の世は便利で、描かれた建物や田舎の様子を空想するのも楽しいがグーグルマップと云う便利なものがあるのだからと気が付いてからメモし活用することが増えた。

今読んでいる本の舞台は諏訪、松本だ。
諏訪には2回行った。諏訪湖も見たし御柱で知られた4つある諏訪大社の内、2つは参拝し御朱印も頂いたように思う。

漱石に傾倒し過ぎ、口語的な口調の変人と呼ばれる消化器内科医が主人公だ。

そこに建つ中程度の病院の屋上には「24時間365日対応」と書かれた看板が掲げられている。

それを掲げたのは、もし此処にそんな病院があったらとの思いを込めて、いつしか集うことになった複数の医療仲間。
「良心に恥じぬ医療を展開する」と云うのが目標だ。

病に勝つための努力は惜しまないが負け戦になると知った瞬間、如何に負けるかを考える。

交代制で勤務する看護師と違い沢山の患者を受持つ医師達の方が睡眠不足で病人のような顔色をし、患者の方から「先生、大丈夫?」と心配される。

70年連れ添った奥様が重い病に倒れ、ベッドに付添うお爺さんに「婆さんがいない家に帰ってもすることが無いから、もう少し横に居たい」と云われ「面会時間が過ぎているから」なんて云わない優しさがある。

そのお婆さんが逝った時、彼女が好きだったと云う木曽節が深夜の病室に響き渡る。
お爺さんが唄う心からの鎮魂歌であり惜別の歌でもある。

誰もが聞き入り、騒々しくて眠られないなんて苦情を言う人はいない。

倒れた先輩の医師が奥様と出会ったのが常念岳の山小屋で、もう一度二人で山頂から夜空の星を眺めたかったと願う先生の気持ちを知り、実現させようと企むスタッフ達。

深夜、車椅子に乗せた先生と奥様を屋上に誘い、必要最低限の電力を残し「24時間365日対応」と書かれた看板も含めて1分間だけの停電。

読者の目にも暗闇に浮かぶ山頂から見たのと同じ、美しい天空の星々が降りそそぐように見えた瞬間だ。

翌日は会議で停電の説明を強いられる。
「装置の配線を間違ってショートさせてしまった」と始末書を提出する検査技師長。
「私の病棟では停電は無かった」と言い張る病棟看護師長。

皆が「良心に恥じぬ」行動をしているのだ。

本の帯には「医師の話ではない、人間の話をしているのだ」と書かれている。

5巻も借りたので、まだまだ「負け戦」を読むことになると思う。

ベッドから居間へ降りる度に、私の濡れて充血した眼を見て不思議そうな顔をするルンバの視線が痛い。