北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

東北海道観光 最終日に食べた 釧路三大麺の筆頭は

2024-09-10 16:39:12 | グルメ
※ 先日の続き サヨナラの日の出来事

Yさんが宿泊しているホテルへ迎えに行くのも今日が最後だ。

いつもより一時間遅くしたのは、彼が是非食べたいと言っていた、釧路三大麺の雄ともなっている竹老園へ行くためだ。

その開店時間が11時なので、それに合わせた。

お二人の乗る飛行機は午後の便なので午後2時頃まで市内観光が出来るだろうとの目論見もある。

先ずは幣舞橋近くの丘の上にある「まなぼっと幣舞」へ案内した。私が時々10階までの階段をヒーヒー言いながら上がる建物だ。

1階では有名な画家の展示即売会が行われ、記憶にある絵が数点あったが、余分な金は無いし竹老園優先なのでホイホイと眺めて、先ずは10階にある無料展望台へエレベーターで上がった。

昨日、御夫婦で幣舞橋の対岸から「あの建物は何だろうね」と言っていたらしいのだが、まさか翌日に、そこのてっぺんから市街地を見下ろすことになろうとは思ってもいなかっただろう。

釧路川河口近くにある米町(よねまち)公園で石川啄木の碑を前にオハナシをし、竹老園へ下りてルンバだけを車から降ろして順番待ちの行列に並ばせ、我々は春採湖を少しの間散策。

ルンバ様のお蔭で窓辺の良い席に座れて早速注文。

何しろ、この店。ただの蕎麦屋ではない。ここで修行をし、最盛期には市内に30店舗以上の分店、支店があったのだ。
かつて昭和天皇も御来店されて「お代わり」を御所望されたという由緒ある店なのだ。

以来、宮様も御来店し立派な庭の奥には座敷まで用意されている。

Yさんが御所望になったのは、有名な蕎麦寿司だが、それだけでは腹が膨れないだろうと天とじ蕎麦を皆でズルズル。

三十数年前に一度だけ食べたことのある蕎麦寿司の味が忘れられなかったようで、最高の笑顔で完食していた。

まだ時間に余裕があるので、博物館をチラ見してから空港近くにある太平洋に面した道の駅へ。

「この上を飛んで帰るんだね」なんて話をしていたら、Yさんがソフトクリームを一つだけ持って店から出て来てペロペロ。

それは良いんだ、それは良いんだけれど、そのペロペロに何と奥様も加わり二人でペロペロし始めたのだから……。

ルンバに俺達もペロペロする?と視線を送ったのだが「絶対ヤダ」と完全拒否の強い視線が戻ってきた。

そうだよなぁ・・・・・・と思いながらペロペロ夫婦を車に乗せ、空港でお二人の時間を作るために邪魔者はさっさとバイバイ(笑)。

「ペロペロしていたねぇ」という私に「うん していた」と後は無言の私達。

もう何年も手をつなぐどころかペロペロやチュッをしていない私達夫婦は
(さて、昼寝でもしようか)と自宅への道を急いだ。

釧路三大麺の一つ スパカツ

2024-09-08 21:27:47 | グルメ
※ 先日の続き 釧路三大麵

先日の休息日にYさん御夫婦は私の教えた幣舞橋近くの泉屋へ行ったと云う。
町の名物、三大麺の一つであるスパカツを食べるためだ。

高温のジュージューと音がする熱した鉄板の上に山盛りのミートソースが載り、さらにトンカツが殿様の如く最上階に居座っている。

パチパチと跳ねる油の熱さを気にもせずにウェイトレスさんが木枠に入ったスパカツを手持ちでテーブルに運ぶ姿は異様だ。

そして食べ慣れた客はテーブル上にある備品のペーパーを油が跳ねても服に届かないようにサッと広げてブロックする。


私が子供の頃、各町内には一店舗は蕎麦屋があって、外食と云えば必ず蕎麦だったし,自転車に乗ったお兄さんが出前を運んでくれた。

そんな田舎町に初めて出来た洋食屋が、多分このスパカツの泉屋だ。

中学生の時だったと思うが、突然同級生に誘われ「スパカツだろう?」と当然だよな的なことのように連れて行かれ、目にした今より2割…いや3割は山盛りの富士山級のを前に悪戦苦闘して、結局食べきれず、涼しい顔して全部平らげた友人に「全部食べられなきゃ男じゃねぇぞ」的なことを云われて以来、悔しくて別の同級生に攻略法を教えてもらったのだが、それは「途中で水を飲まないこと」と云う単純なものだった。

その攻略法もYさんに伝授したのだが、LINEで送ってきた写真には、「美味しかったよ」の文字の他に「全部食べたし、水は最後まで飲まなかった」と云う言葉も添えられて。

「昔は、もっともっと多かったんだよ」と教えたかったが、得意気な写真のYさんを見ると
拍手を送ることしかできなかったし、今の量だってもう私には無理かもと思っていたから。

だから「味しかったよ」の優しい一言があるだけで大満足だったのだ。

スットコドッコイ

2024-06-22 20:48:15 | グルメ

(久しぶりに豚丼を食べに行こうかなぁ・・・・・・)
このつぶやきに、いち早く反応したのは何と肉嫌いのルンバ。

トイレへ行ってションを済ませ、さっさと着替えて準備完了し私が動くのを待っている。
私は「食べに行く」ではなく「食べに行こうかなぁ・・・・・・」とつぶやいただけなのに。

120キロ離れた帯広にあるこの店の豚丼が絶対に一番旨いと教えてくれたのは帯広に住んでいた人だ。

私はそれまで豚丼と云うものを食べた記憶は無くて、「絶対食べない」と拒否しメロンパンを頬張る肉嫌いのルンバを駐車場の車に置き去りにして初めて子供達と豚丼を食べたのだが、誰もが「美味しいね」の感嘆符。

私は恐ろしくて云えないが子供達は容赦ない。
あんな美味しいものを食べないなんてアホだ、バカだ。スットコドッコイだ、狂っていると帰りの車内でルンバを罵倒した。

それにキレたルンバは、「次に食べに行くときは私も絶対に食べる」と宣言した。

次に行ったときメロンパンを持たず、必死の形相で豚丼屋へ入ったルンバ。
一口食べて「美味しいね」の仲間入り。ただ拘りはあって彼女が食べるのは、その店に限られている。

そしてスットコドッコイと呼ばれた彼女は、しだいに口やかましくなった。
肉が少し硬くない? とか焼き方は以前の方が上手だよね と言う。

私は心の中で叫ぶ。
うっせぇ うっせぇ うっせえわ 黙って食え このスットコドッコイめ。

仙鳳趾牡蠣

2022-06-17 20:03:29 | グルメ
酒豪で食通でもある市内在住のマイフレRさんのブログに仙鳳趾(せんぽうし)のカキフライが凄く美味しかったと載った。

仙鳳趾とは地名で釧路町の東側、厚岸湾の端に位置し、車で通ったことはあるが特徴の無い小さな漁村だ。
潮の流れが少し早い為、そこで育った牡蠣の身はプリプリっと締まり、強い甘味と濃厚でコクのある味わいが特徴らしいが、この辺で牡蠣と云えば少し先の厚岸湾内で育てられたものがブランド化されて有名なので、それしか食べたことが無い。

酒の味が全く分からないバカ舌の私だが、Rさんの言葉を信じて彼が褒め称えた別保公園内にあるロ・バザールへ行った。

ここは道の駅にしても良いような広い公園の中に特産品などを並べた施設があるのだが、その中にレストランがあることを知らなかった。

で、恐々店内に入ったが、先ず大嫌いな食券販売機に四苦八苦。

すると女店員さんがサッと傍に寄って丁寧に、そして優しく、そして美しく、
そして……とにかく接客態度が素敵で私はルンバを置き去りにして彼女と向かい合って食事を楽しみたくなったが……そこは何とか耐え、Rさんが絶賛した一番人気のカキフライ定食をポチッと押し、貝が苦手なルンバは、おろし蕎麦とか云う訳の分からないものを注文した。

そしてサクサク プリンの仙鳳趾牡蠣と初めての出逢い。

これは凄いわ。今まで食べた牡蠣の中で最高。
料理長も最高なのだろうけれど顔は見ていない。

そして、もう一度云うが女店員さんも最高。
ありがとう。御馳走様。

また食べに来ます。一人で……ね。