邪念

昨日サボったので、今日は仕方なくウォーキングに出た。

冬靴で歩くと 足下から鉄人28号 のようなガシッガシッと云う音が響き渡る。

靴底が硬くて弾力性ゼロ。100均で靴の中敷きを買って入れてみようかと考えながら 空を飛べない鉄人28号は歩く。

車道との境にある氷を砕いている爺ちゃんと婆ちゃんが見えた。



疲れたのか完全に地面に尻を下ろして手だけで作業しているので、遠目に見ると地面から上半身が生えているように見え、チラ見を繰り返し盗撮した。



路肩の木々のほとんどは葉を落とし冬モードに入っているのに、一種類だけ萎れた葉を必死にぶら下げて頑張っている諦めの悪い木がある。

「つるっぱげ」になるのが嫌で虚しい抵抗を続けている人のようで潔さ(いさぎよさ) がなさすぎる。
考えてみると、松山千春は立派だ。別にフアンではないがカッコウ良すぎる。

だからイヤホンから流れる曲を千春に変えた。

木の名前なんか興味が無いのだが、札があったので確認してみたらカシワの木らしい。



カシワ？ しがみついている葉を良く見てみたら、確かに柏餅の葉に似ている。
だから 今度は柏餅が目の前にチラつく。



邪念を振り払いスロージョギング開始。
しかし走りにくい この冬靴に全ての責任を被せて300メートルほどで走るのをやめた。

寒いし 靴は固いし 疲れるし・・・・・あぁ～柏餅 食いたい。

煙がモクモクと

今日11月29日日曜日午前11時頃、釧路市大楽毛4にある農家の牧草ロール貯蔵小屋の内部から出火した。

消防車が出動して消火を試みるも、火が牧草内部に潜り込んだため鎮火が難しく、ショベルローダーで牧草を外へ運び出し、
雪上での消火作業を続けた結果、約1時間後の12時にやっと鎮火できた模様。

近所の人の話では飼育されている馬は避難できたようだが、初期消火をしようとした人が煙を吸い込み救急搬送されたとのこと。

出火原因などの詳細は不明。

根性

雪や雨が降り、路面が荒れているのでしばらくウォーキングに出ていない。
道路を通る車から泥水を浴びなくても良いコースをと考え、美原運動公園へ向かった。

路面は荒れているが 「根性」でジョギングをしている人もいるので少し歩いてみたのだが、



湿原との境界に建っている総合体育館「湿原の風アリーナ釧路」の方向から吹いてくる「湿原の風が寒いなー釧路は」とゾクゾク。

路面が悪く歩くのも大変だが 途中でコースを外れてトイレへ向かった。
しかし、しかしトイレは凍結防止のため冬季閉鎖。



もしかしたら、ここは野ション天国？
私は紳士なので野ションなんてできない。
それに最中にジェームスが凍傷になったら大変だ。

仕方が無いので車に戻って近くの病院へ行き、何とか身軽になったものの もう一度戻ってウォーキングする気力は失せた。

車で走っていたら柳町スケートリンクで大会が行われている様子。



少し覗いて小さな選手達のレース模様を撮影した。







ついでに横のアイスホッケー場を覗いてみたら、選手たちがリンク横で着替えの真っ最中。
プロテクトスーツを脱いで格好良い締ったお尻ちゃんや筋肉のオンパレード。
私の趣味からは外れるが 隠し撮りしようとしたところで 残念バッテリーが切れた。

自宅へ戻る途中、いつもの高専裏をウォーキングしている人がいたので路面を確認してみると それ程悪くは無い。だから自分も高専裏を歩くことにした。



少しの斜面を滑り降りて遊ぶ子供達は寒さを感じていないようだ。



スリップ防止に重点を置いた冬靴はクッション性が無く歩きにくい。
下駄にも似た硬さと弾力の無さに閉口しながら歩いていたら、雪のパークゴルフ場で5組も「根性」プレーしているのを見て驚いた。



コースは雪がガチガチに凍りコンと打った球は何処までも転がって行くように見える。



鼻水垂らしながら少し見ていたが、自分も「根性」を見せなきゃと思い直し
ガチガチの靴で１キロ程走った。

杭

夜半に雨。
道路に水たまりができていた。

それなのに、朝カーテンを開けたら家の前で 雪かきするルンバとスリスリの姿。
いつの間にか 雪に変わっていたようだ。

そしてまた 雨。
そして 何と 晴れ。

道路がグチャグチャで 最悪だ。
スリスリは出勤して行ったが、今度は低気圧が接近してきたらしく 風が強くなってきた。



しかし、食料が乏しくなってきたのでスーパーへ行かねばならない。

駐車場もひどい状態なのでできるだけ入口に近い場所に停めないと 靴に水が沁みてくるので慎重に場所を選んだ。





奥様の指示通りに店内を巡り、会計の後レジ袋を受け取り両手に提げたら かなりの負荷を感じた。

「重いね」と言った途端
「雪かきに比べたら 軽いと思うよ」とグサリ。

ノミの心臓に 強烈な杭が打ち込まれた。

溶けるまで待とう ホトトギス

11月には珍しく北海道中で降雪があった。

札幌では膝までの雪が降ったのに、溶けるだろうとの予想で除雪車を出さなかったらしい。
それで市民から不満が続出。

やっと除雪車を出したものの手遅れで、車が大渋滞。
寒い中バスを待っていてもなかなかやってこないとイライラする人達。
選ばれたばかりの新市長は 既に再選は赤信号？


それに比べると 私の町の降雪量は それ程でもなく、今日は気温も少しだけプラスになったようで、職場から帰ってきたスリスリの話では 既に路面が出ていたとのこと。

時々屋根から滑り落ちる雪は少し固まり氷が混じっている。
それが気ままに落ちては軒下に小さな山を作るので、気になって仕方が無い我が家の「除雪の鬼」は スコップ片手に家を出た。

私は札幌の「誰かさん」と同じで「溶けるだろう派」なので暖かい家の中から高みの見物。

昔は、可愛く控えめで 恥ずかしそうに頬を染めていたルンバが、スコップ片手に首をタオルで巻き、赤鬼のような顔で
歯を喰いしばって雪と格闘しているサマは、逞しくもあり、恐ろしくもある。


PS・・・・・一部表現に誤りがありました。
「昔は可愛く控えめで・・・・」と書いてありますが、今も充分に その面影は残っており 赤鬼とは似ても似つかない淑やかさを保っております。
ここに改めて関係各位に謝罪すると共に 訂正させて頂きます。
ゴメンね。