※昨日の続き…………摩周湖 編
摩周湖は神の湖、アイヌ語でカムイ・トゥ。
私が見た中で最も美しいと思っている湖だ。
見るたびに感激し、見るたびに圧倒される。
まさに神の湖だ。
布施明の歌にあるように霧に閉ざされることが多く、私も3回程湖を見られず気落ちして帰ったことがある。
摩周湖へは弟子屈町(てしかが)からほぼ一直線の道を上る。
展望台のある駐車場近くになると、少しクネクネするが、このクネクネがもう少しで展望台だと云う合図にもなっている。
神の湖なのに、駐車場入口では三途の川を渡る時に身ぐるみを剥ぐと云われる奪衣婆、奪衣爺のような係が寄ってきて無言で手を出す。つまり駐車料金の徴収だ。
数年前は300円だったのに、500円に値上げし霧に覆われて何も見えない日でも料金は変わらず、真っ白いモヤの中から現れる姿はマジに奪衣婆そのものだ。
でも冬季は寒さに弱いのか駐車場は解放されていて無料だ。
駐車している車は数台。バスは無し。
展望台には2人の女性だけ。
雪を踏みしめて階段を上がると湖が見えてくる。
真ん中が噴火で飛ばされ特異の形をしているのがカムイ・ヌプリ 摩周岳だ。
凍結していない湖面の中に浮かぶ小島の向こうに見えるのは斜里岳。
知床半島の基部にある山だ。
さて弟子屈町で何か食べて帰ろうと思ったが「行かない」と云うルンバ。
そう云えば朝食がいつもより遅かった。
それで土産物店や道の駅にも寄らずに家へと戻ることになった。
何も食べずに(涙)
そうそう、今夜「ミステリと言う勿れ」の第3話が21時から入ります。