北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

神の湖 摩周湖へ

2022-01-31 19:33:34 | 日記
※昨日の続き…………摩周湖 編

摩周湖は神の湖、アイヌ語でカムイ・トゥ。
私が見た中で最も美しいと思っている湖だ。

見るたびに感激し、見るたびに圧倒される。
まさに神の湖だ。

布施明の歌にあるように霧に閉ざされることが多く、私も3回程湖を見られず気落ちして帰ったことがある。

摩周湖へは弟子屈町(てしかが)からほぼ一直線の道を上る。
展望台のある駐車場近くになると、少しクネクネするが、このクネクネがもう少しで展望台だと云う合図にもなっている。

神の湖なのに、駐車場入口では三途の川を渡る時に身ぐるみを剥ぐと云われる奪衣婆、奪衣爺のような係が寄ってきて無言で手を出す。つまり駐車料金の徴収だ。

数年前は300円だったのに、500円に値上げし霧に覆われて何も見えない日でも料金は変わらず、真っ白いモヤの中から現れる姿はマジに奪衣婆そのものだ。

でも冬季は寒さに弱いのか駐車場は解放されていて無料だ。

駐車している車は数台。バスは無し。
展望台には2人の女性だけ。

雪を踏みしめて階段を上がると湖が見えてくる。

真ん中が噴火で飛ばされ特異の形をしているのがカムイ・ヌプリ 摩周岳だ。



凍結していない湖面の中に浮かぶ小島の向こうに見えるのは斜里岳。
知床半島の基部にある山だ。



さて弟子屈町で何か食べて帰ろうと思ったが「行かない」と云うルンバ。
そう云えば朝食がいつもより遅かった。

それで土産物店や道の駅にも寄らずに家へと戻ることになった。
何も食べずに(涙)

そうそう、今夜「ミステリと言う勿れ」の第3話が21時から入ります。

冬の多和平(たわだいら)

2022-01-30 20:18:06 | 日記
※    昨日の続き…………多和平編

多和平へ行くには、国道から10キロ余脇道へ入らなければならない。
国道は除雪されていても脇道がどうなっているか心配だったが路面が出ていて走りやすかった。

展望台の駐車場には車が2台。トイレは何とか使用できるように入口まで踏み固められているが、土産物店は雪の中に埋もれていた。

駐車場から展望台までの急坂は除雪されているが気を抜くと滑る。

ルンバは雪かき用の長靴を履いてきたので、私が入れない場所へズボズボと進み周りの景色をスマホで撮影していた。



突然彼女が寄ってきて「背中が出ているよ」と云う。

10分ほど前に寄ったコンビニのトイレでオチッコした時にきちんと服を上げていなかったようだ。
半ケツとまではいかないけれど、この姿で堂々と店内を歩き買い物もしたのだ。
いつもより異常に寒いと感じたのはコレが原因だった。

周りに誰もいないので、自然の冷気を浴びながら堂々とパンツを上げ、服を直した。

※    次は摩周湖へと続きます。

変身はしない

2022-01-29 20:11:05 | 日記
マンボウが出ると云う。
マンボウと云えばヤンボウと云う言葉が頭に浮かぶのはCMの残渣だ。

マンボウの前に今季初めての遠出。
突然「摩周湖へ行こう」と声を掛けてサッサと着替えた。

ルンバも着替えは早い。
「待って、オンナは直ぐには外出できないの。色々準備があるのよ、ウッフン」なんてことは一切言わない。つまり人前で屁をしないだけで既にオンナは捨てているのだ。

口紅を塗るでもなく髪をブラシで整えるでもなくオメメパチクリに化粧をするでもなく、白髪頭を帽子で隠し、いつもと同じ外出着になって数分で準備完了。
ヘ・ン・シ・ン なんてポーズを決めて戦う準備をしている仮面ライダーより素早い。

唯一時間がかかるのが外出前のオチッコだ。
これに少しイライラするが仕方がない。車内で漏らされるよりは良い。


目指すは摩周湖だけれど、せっかくなので塘路湖へ寄り道。
凍結した湖面に散らばっているテントはワカサギ釣りのものだ。



「白鳥がいるよ」と教えてくれたシラルトロ湖は車を停める余地が無く素通り。
「鹿がいるよ」と云われた時もチラ見だけ。
「パトカーがいるよ」と云われた時は、既に通り過ぎていた。
追いかけてこないところを見るとセーフなのだろう。

そうだ多和田平へも寄っていこうと思ったのは標茶町を通り過ぎてから。

と云うことで次回は、雪中の多和平(たわだいら)編に続く・・・・・・です。

御老体

2022-01-26 20:02:35 | 日記
先週土曜日が今季初運行だった季節観光列車「SL冬の湿原号」
赤字路線である釧網線を走る冬の人気列車だ。

全席指定のチケットは、最早手に入れるのが難しいプラチナチケット。
こんなに売れるのなら一日に2往復、3往復させれば良いのにと思うが何しろ車体が私以上の御老体。

1日1往復がやっとなのだろう。それもほぼ土日限定での運行だ。

そう考えると、シュッシュッポッポッと云う力強いSLの響きがゼーゼーハーハーと息切れ寸前の声にも聞こえてしまう。
まるで私のジョギングのようだ。

初運行だった先週土曜日前日の金曜日に試運転が行われたが、そこで見つかった故障。
御老体の部品は限られていて修理も間に合わず、今季の運行は修理が完了するまでSLではなくDL(ディーゼル)車が牽引することになった。

それはそれで絵になるのだが、線路脇に陣取る「鉄ちゃん」の姿はガタッと減った。

さて、ヒーヒーハーハーと息切れ寸前で頑張る私のジョギング。
看護師さんに紙コップを渡されて「50の線まで尿を出して下さい」と云われたが、
「特別サービスで100まで絞り出します」といつものように軽口。

ジョギング効果はあったようで中性脂肪がかなり減った。
もう2週間ほど続けたら正常値になるかも知れないけれど、これから最も寒くなる時期。

根性の無い私が頑張れるとは思えない。

※    添付写真は昨年撮影のもの

最高の誉め言葉

2022-01-24 16:40:44 | 日記
最近、月曜日が待ち遠しい。
菅田将暉主演の「ミステリと言う勿れ」が入るからだ。

久能整(くのう ととのう)と云う変わった名前の大学生。
整(ととのう)と云う名前に誰もが(何それ)と思うが本人はそう云う視線に慣れていて最早何とも思わない。

殺人事件の被疑者として任意同行され取り調べを受ける中、強い抵抗をするでもなく淡々と持論を展開する。

刑事に突然「奥さんとは上手くいっていないんですね」と云う彼。
だってね・・・・と鋭い観察眼で刑事の家庭での現状を次々と暴露し煙に巻く。

先輩刑事に怒られ走りまわる新米女性刑事には「こう云う点に違和感を覚えませんか?」と操作の手ほどきをする。

早く帰宅したい被疑者が取調室でだらしなく座りながら逆に刑事を動かす展開に視聴者はニヤニヤしてしまう。


実写化に迷っていた原作者の田村由美さんは、完成した第一作目を観て涙を流したと云う。

彼女が主演の菅田将暉に贈った言葉が素晴らしい。

「あなたが、整(ととのう)です。」