TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

ホルスト「組曲 惑星」

2006年12月31日 | 海外アーティスト
年末ですのでクラシック音楽が聞きたくなりました。
そこで持ってきたのは「ズービン・メータ指揮
ロス・アンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団」のアナログ盤。
とにかく「火星」が聞きたくて買った一枚です。

この組曲は何処を聞いてもSF映画やアニメの
サウンドトラック盤を聞いているような感覚になりますね。
1920年に初演となったこの曲がいかに先進的であったかと
言う事でしょう。また後の作曲家にとっても参考となるほどの
影響力があったと言えます。

圧倒的な音圧はオーディオ機器のチェックにもなり
誰でも知っている曲と言う事で、馴染み深いです。
それがさらに「木星」の中間部に日本語の詩を付けた
曲がヒットするなどして、いっそう身近な曲となりました。

第1曲 「火星」-----戦争の神
第2曲 「金星」-----平和の神
第3曲 「水星」-----翼のある使いの神
第4曲 「木星」-----快楽の神
第5曲 「土星」-----老年の神
第6曲 「天王星」---魔術の神
第7曲 「海王星」---神秘の神

この曲が作られた当時はまだ「冥王星」は発見されておらず
「海王星」が太陽系の果ての星でした。その後「冥王星」が発見され
「冥王星付き」の「惑星」が演奏された事もありありました。
ただ国際天文学連合総会において冥王星が惑星から除外されたので
組曲「惑星」の曲目と再び一致することとなったのです。
でも、ホルストの「組曲 惑星」はこのままで聞くのが一番かな
と思っています。

ザ・リリーズ「花のささやき」(1977年)

2006年12月30日 | アイドルPOPS【70年代】
先日のクリスマスイブの夜、東京・四谷の「ライブイン・マジック」で
活動を再開した「ザ・リリーズ」のクリスマス・ライブが行われました。

実は金銭的に余裕があったら行きたかったのです。
かつては何度かコンサートにも行きましたし、リリーズの
ファンクラブにも入っていましたから・・・(^○^)
そして「ライブイン・マジック」は桜井亜弓さんのライブを聞きに
何度か行っているところですから、たまには他の用事でも
行ってみたかったのです。

さて当然のことながら、約30年と言う年月が過ぎた今のリリーズの
お二人は、それなりのお年になられているわけです。
かつてのような娘では無いということは承知の上で大人のリリーズ
を聞いてみたかったです。ただ、これからも活動は続けていく
ようなので、いつか久しぶりに会いに行きたいなぁと思っています。

このアルバムはA面全曲とB1は洋楽のカバー。
それがなかなかセンスの良い選曲であり、二人のハーモニーを
生かす編曲になっています。

A1の「シュガー キャンディー」はリリーズの歌の中でも好きな曲の
ひとつです。この手ベースの音が好きで、それに軽快なパーカッションが
加わって、たまらなく好きな音です。
そしてカントリー調の「レット・イット・シャイン」。たぶんテレキャスターと
思われるEギターとペダルスチールがリリーズの歌声とぴったりあって
いて「このような曲を用意してくれてありがとうございます」と
言いたい限りでございます。

A1 シュガー キャンディー
A2 二人のホットライン
A3 明日にチャオ
A4 青春の一ページ
A5 レット・イット・シャイン
B1 花のささやき
B2 かげろう日記
B3 パパ キケン!
B4 帰り道のマーチ
B5 夕焼けメモリー

伊藤咲子「木枯しの二人」(1974年)

2006年12月29日 | アイドルPOPS【70年代】
急に寒くなった年の瀬の名古屋。
朝外を見たらうっすらと雪が積もっていて
時折ひらひらと雪が舞っておりました。

それでも年末の大掃除をしないといけないと言う使命感で
玄関の掃除をしていたのです。玄関ドアを雑巾で
掃除したのですが、水拭きをしていたので、あっと言う間に
指先はかじかみ感触がおかしくなったのです。
部屋に戻って、ファンヒーターで暖めて復活したのですが
北向き玄関の掃除は、冬場は辛いと実感。

あまりにも寒いので「寒い!」と叫びつつ思いだした曲が
「木枯しの二人」。1974年に「ひまわり娘」でデビューした
伊藤咲子さんの3枚目のシングルです。抜群の歌唱力が
印象的な彼女。この曲もいい声を聞かせてくれます。

粉雪が舞う寒い冬に、若い二人が駆け落ち寸前で
公園でハグするという内容で、とてもドラマチック。
阿久悠さんの詩は少女を大人に変えるのです。

カップリング曲(B面)は「赤ちゃんみたいな女の子」
タイトルからすると、なんじゃコリャと言う印象でしたが
これがとても良いのです。
ひたむきな乙女心を、切々と歌うバラードは
咲子ちゃんの声の質の良さを満喫できる名曲。

新田一郎「三番 KOTOBUKI」(1983年)

2006年12月25日 | 国内男性アーティスト
昼間のFMラジオから流れてきたのは、沢田研二さんの「渡り鳥 はぐれ鳥」。
「この曲は新田一郎さんのアルバムに収録されているなぁ」
そう思いながら、ラジオにしばらく耳を傾けておりました。

「今夜家に帰ったら新田一郎さんのアルバムを聴こう!」
という事で、現在ターンテーブルの上ではサングラスのキャラクターが
レーベルについているアナログ盤が回っております。

スペクトラム解散後発表された、新田一郎さんのソロアルバムの
3枚目がこの「三番 KOTOBUKI」。
相変わらず「新田サウンド」全開のブラスロック!
ホーンセクションの名義は「ホーン・スペクトラム」ですから
基本的にはキャンディーズのバックのMMPの頃とほとんど同じ音。
聞いていて安心できる音ですね。

さらに キーボード:難波弘之 ドラム:北村ケン太 ギター:土方隆行 など
こんなメンバーが加わっていますので、音の重厚感はすさまじく
かっこ良い大人のROCKであると思います。

A1 出逢って5秒
A2 バイセクシュアル
A3 背中でGOOD LUCK
A4 おめざめエアロビクス
A5 綺麗さっぱり
B1 WAITING FOR YOU(インストゥルメンタル)
B2 NEW WINDS
B3 AOYAMA”FRY ME TO THE MOON”
B4 WONDERFUL NIGHT
B5 渡り鳥はぐれ鳥

中山忍・河田純子・田山真美子「楽天使」(1990年)

2006年12月24日 | アイドルPOPS【90年代】
アイドルブームが終焉した1990年。実験的とも思えるユニット「楽天使」の
3人によるカバー曲集が世に送られました。

1曲目の「天使たちのシンフォニー」は3人で歌ったオリジナル曲で
いかにも「親衛隊」的なオトコ達の掛け声が入っているのが特徴。
あの声の出し方はたぶん、片手を頬に当てて、ちょっと上を向き
出しているに違いない!

他の6曲は70年代のヒット曲。すでに懐かしのメロディーの仲間入りの
楽曲たちですが、選曲としてそのストレートさがたまらなく良いです。
編曲も全て、元の楽曲の良さを活かしつつ、新しい解釈で造られているので
新鮮な感覚で楽しめます。個人的には「南沙織」さんのカバーの仕上がりが
お気に入りでありまして、何度も聞いています。

1.天使たちのシンフォニー -----------中山忍・河田純子・田山真美子
2.恋する夏の日(天地真理) ---------中山忍
3.芽ばえ(麻丘めぐみ) -------------河田純子
4.ともだち(南沙織) ----------------田山真美子
5.若葉のささやき(天地真理) --------中山忍
6.わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ) ---河田純子
7.潮風のメロディ(南沙織) ----------田山真美子

アイドルは歌が上手で無くても、独特の雰囲気ってものがあればよい。
それに楽曲の良さが加われば言う事なし。
そんなことを感じつつ、70年代の名曲のカバーを楽しむのでした。

伊藤つかさ「リボン飾りのX'マス・プレゼント」(1981年)

2006年12月22日 | アイドルPOPS【80年代】
この曲は「夕暮れ物語」のB面で、この時期ならではの曲。
バックの演奏にも鈴の音やチャイムが入っていて
クリスマス気分が盛り上げる演出効果満載なのです。

そしてこの「リボン飾りのX'マス・プレゼント」には
ファンの方へのメッセージがおまけで付いているのです。
ボーナス・トラックとでも言いましょうか、曲が終わった後空白があり
その後15秒程、伊藤つかさちゃんのお話が入っているのです。
それが、かわいいしゃべり方で、好きな方にはたまらないでしょう。
クリスマスの思い出などをちょっと話しています。

初回プレス限定のこのプレゼントは、お話が3パターンあって
買って聞いてみないと、どの話に当るかわからないという
まるで食玩のCDのようなものでした。

ところがこのお話を見分ける方法があるという裏ネタも
当時言われていました。それはレコード盤の製造ロット番号の記号で
分かると言われるのですが、しかし袋から盤を出さないと
確認が出来ないので、普通の店ではちょっと無理でした。
ワタシも中古でも探しましたが、手持ちは2種類のみです。
でもまぁ2枚あれば良いかと思っています。

ところでクリスマスになると言われる小ネタですが
アポストロフィの付いた「X'マス」、「X'mas」表記は誤りで
正しくは「Xマス」、「Xmas」表記が正しいのです。
これは辞書にも書いてあり、日本にこの言葉が入ったときに
間違えて、そのまま使われてしまったそうです。
今でもアポストロフィを付けている表記を良く見ますが
「知らないのかぁ・・・」と思うだけにしています。


菊池桃子「雪にかいた LOVE LETTER」(1984年)

2006年12月20日 | アイドルPOPS【80年代】
クリスマスイブというと、この曲が真っ先に思い浮かぶのです。
とっても切ない系の片思いソングで、作詞はあの秋元康氏。
おニャン子を手がける直前の作品ですね。

積もった雪にLOVE LETTERを書くというのは、夏と冬の違いはあっても
明らかにパット・ブーンの「砂に書いたラヴ・レター」が元になってますね。
でも雪に指で文字を書くなんて、考えただけでも冷たくて・・・
それほど桃子ちゃんに思われている相手って、うらやましい!と
菊池桃子ファンは勝手に思っているのでありました。

そして最後に桃子ちゃんがささやく
「あなただけに・・・・・メリー・クリスマス」
このひとことで、どれだけの男子が勘違いして悶絶したことか・・・

多くの男子を惑わせ、悶絶させた当時の桃子ちゃんのようなアイドルは
なかなかその後現れないですが、彼女が残した歌声だけは
いつまでも盤の中で生きているのであります。

「雪にかいた LOVE LETTER」の作曲・編曲は林 哲司氏。
楽器の使い方がとても繊細で、間奏のアレンジは絶品です。

おニャン子クラブ「Merry X'mas for You」(1986年)

2006年12月19日 | アイドルPOPS【80年代】
早いものでもうすぐクリスマス。
最近では達郎さんのクリスマス・イブとともに奥様の曲も良く耳にします。
夫婦そろって、この時期の定番曲を独占するということは
極めて稀なことであり、あの夫婦の才能は凄いと思っております。

さて、この季節ならではのワタシが聞きたくなった一枚は
おニャン子クラブのCBSソニー組によるクリスマスアルバム
「Merry X'mas for You」。メンバーは河合その子、国生さゆり
城之内早苗、渡辺美奈代、渡辺満里奈の5人。
おニャン子の中でも歌が上手な方が集まっているってところでしょうか。

でも収録されている曲はB3以外は全てシングルの曲。
「シングル盤は全部持っているのにまたこれなのぉ・・・」
と思ったのですが、曲の紹介やクリスマスの思い出などを本人が話して
から曲に入る「DJスタイル」のアルバムなので、ファンの方なら納得でしょう。

それよりもこのアルバムは、ピクチャーレコードで、盤面にはサンタの
格好をした5人がにこっ(^○^)としているので、それを眺めて
いるだけでうきうきモノなのです。それにジャケット写真も良いですね。
この時期だけでも部屋に飾っておきたいくらいです。本当に
大きな写真と、ピクチャー盤が楽しめるのはアナログ盤の魅力ですね。

ラストの全員で歌っている「MERRY X'MAS FOR YOU」は、聞いていて
切なくなりそうな曲で、秋元さんと後藤次利さんのコンビで良い仕事しています。
これがなかなかの名曲ですよ。

A1. 深呼吸して-----------------------------渡辺満里奈
A2. 瞳に約束-------------------------------渡辺美奈代
A3. おニャン子クラブのあぶな~い捕物帳----城之内早苗
B1. バレンタイン・キッス-----------------------国生さゆり
B2. 青いスタスィオン-------------------------河合その子
B3. MERRY X'MAS FOR YOU----------------全 員

戸川純「玉姫様」(1984年)

2006年12月17日 | 国内女性アーティスト
1981年「ゲルニカ」のヴォーカリストとしてデビュー。
その後ソロとして発売されたファーストアルバムが「玉姫様」。
戸川純さんはちょっと好きなタイプだったので、このアルバムも
リアルタイムで買ってますし、ヤプーズ名義でのコンサートも行ってます。

彼女の書く詩の世界は、屈折しているかのようにも思えるのですが
実はとっても素直な感じで、そこがちょっと可愛いなと・・・
「玉姫様」は女性ならではの生理を歌ったもので
これをここまで表現できるとは凄いと思ったのです。

「昆虫軍」のPOPな感覚は文字通り虫が這い出してきそうな
勢いがありますし、パッヘルベルのカノンを元にした「蛹化の女」は
戸川純さんが詩をつけて、ストリングスをバックにゆったりゆったり
歌っています。

全てが彼女の才能なのでしょうね。ものすごく歌唱力がある
というタイプではなのですが、ステージ上での存在感と
聴くものの意識に食い込む表現力と、あの独特の歌い声は
虜になると抜け出せなくなります。

映画にも何本か出演されていて沖縄を舞台にした「ウンタマギルー」
(1989年)を小劇場で見ました。映画の何ともいえないけだるさが
彼女の雰囲気とあっていて、自分の中で好きな映画になりました。

A1. 怒涛の恋愛
A2. 諦念プシガンガ
A3. 昆虫軍
A4. 憂悶の戯画
A5. 隣りの印度人
B1. 玉姫様
B2. 森の人々
B3. 踊れない
B4. 蛹化の女

ちなみにヨハン・パッヘルベルのカノンは、多くの楽曲に一部が使われて
いて、この時期の定番曲、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」にも
カノンのメロディーが使われてますね。


KNACK「GET THE KNACK」(1979年)

2006年12月16日 | 海外アーティスト
失礼な言い方であることを承知で言いますが
このナックというバンドは「マイ・シャローナ」のみが
売れたいわゆる「一発屋」でしょう。
とは言えこのアルバムが発売され、「マイ・シャローナ」が
ラジオで流れるようになった時以来、すっと愛されて来て
今でもCMのバックに使われる、おなじみのナンバーです。

アルバムを通して聴くと、実にリズムもしっかりしていて
ギターの音など、切れと迫力があって、しかもわかりやすい。
ロックを聴き始めた方にとっての入門編の一枚かもと思います。

そしてやっぱり「マイ・シャローナ」は不思議な魅力があります。
発売当時からずっとラジオなどで聞いていて、ROCK全集などには
必ず入る超有名な曲ですが、何故か聞き飽きない。
あの独特なリズムパターンとギターの音は一度聴くと
カラダに染み込んで、抜けないですね。

そんなことを考えながら、久しぶりに聴いてみました。

A1 LET ME OUT
A2 YOUR NUMBER OR YOUR NAME
A3 OH TARA
A4 SELFISH
A5 MAYBE TONIGHT
A6 GOOD GIRLS DON'T
B1 MY SHARONA
B2 HEARTBEAT
B3 SIAMESE TWINS
B4 LUCINDA
B5 THAT'S WHAT THE LITTLE GIRLS DO
B6 FRUSTRATED

YES「YESTERDAYS」(1974年)

2006年12月14日 | 海外アーティスト
イギリスのプログレッシブ・ロックバンド「イエス」の
初期作品とアルバム未収録曲を集めたベスト盤。
ワタシの手持ちのアナログ盤はUSA盤の輸入品なので
1974年発売と記載されていますが、本国では1975年発売
という事になっているようです。

この盤は学生の頃、YESが聴きたい!と思って
国内盤よりちょっと安い輸入盤で買った一枚です。
ですから日本語表記やライナーノーツも無いのですが
音を聴くには違いなど無い!という事で買ったしろもの。

このアルバムを聴いていると、とにかく「トニー・ケイ」の
オルガンがかっこ良いし「ジョン・アンダーソン」のボーカルの
突き抜けた感じがなかなか良い。
でもこのアルバムの一番の聴きどころは「ポール・サイモン」の
カバー曲「America」。この曲に限ってはギターやリズム隊の音が
アメリカンPOPS的な音なので、他のトラックとの違いが面白いです。

A1. America
A2. Looking Around
A3. Time and a Word
A4. Sweet Dreams
B1. Then
B2. Survival
B3. Astral Traveller
B4. Dear Father

GARY NUMAN「THE PLEASURE PRINCIPLE」(1979年)

2006年12月11日 | 海外アーティスト
ブリティッシュ・ロックの中でもニューウェーブと言われるジャンルで
異彩を放つ「ゲイリー・ニューマン」の3枚目のアルバム。
邦題は「エレクトリック・ショック!」キッチュなタイトルですが
いやいや聴いてみると味わい深いものがあります。

彼が奏でるシンセサイザーの音色は優しくかつクールであり
流れる美しいメロディーラインは、宇宙から地球人へのメッセージ
のようにも聞こえるのです。本当のところ彼の顔立ちは宇宙人っぽいので
実は異星人なのではと思った程なのです。

でも実はこの当時ゲイリー・ニューマンはまだ若干21歳の若者。
彼の頭の中はどんな感じであったのだろうか、気になるところです。
この年齢ですと、元気で勢いのある音楽をやっていそうなのですが
うすぼんやりと、もやがかかったような空気感と、乾いた声を聴くと
まるで鎌倉あたりの禅寺にでもいるような気分になるのです。

このアルバムではドラムとベースは電気的に造られたものではなく
一般の生楽器を使ってレコーディングされています。
それでいてシンセサイザーとの音のバランスは絶妙であり
「タン!スタタン!」というタイコの音の切れ具合がたまらないのです。

B面4曲目の「カーズ」は日本でも大ヒットしましたので、おそらく
ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。
「クルマの中にいれば何よりも安全」という意味の歌詞です。

最近ではゲイリー・ニューマンのようにナイーブなイメージを持つ
アーティストはなかなかいないですね。このアルバムはちょっと
疲れたときに聴いてみると、安心できるかもしれないです。

A1. Airlane(エアレーン)
A2. Metal(メタル)
A3. Complex(コンプレックス)
A4. Films(フィルムズ)
A5. M.E.(M.E)
B1. Tracks(トラックス)
B2. Observer(オブザーバー)
B3. Conversation(カンヴァセイション)
B4. Cars(カーズ)
B5. Engineers(エンジニアーズ)

早見優「Dear」(1983年)

2006年12月09日 | アイドルPOPS【80年代】
11月29日のブログは早見優さんの「夏色のナンシー」。
そこで最後にワタシが書いたのは

>そうすると、茂木由多加さんが手がけた早見優さんの楽曲がもっと
聞きたくなりますね。

そんなことを思ってリサイクルショップのレコード盤を見ていたら
茂木由多加さんが手がけたミニアルバム「Dear」を発見!
レンタル落ちでしたので表ジャケットにはシールがベタベタ貼ってあり
通常はブルーのカラーレコードだったようですが、この盤は黒色盤。
もしかすると流通量からすると黒色盤の方が少ないのかも・・・

でも材質の関係でカラー盤より通常の黒色盤の方が音が良い
という話も聞いた事があるから、ワタシとしてはラッキーでした。
ちなみに¥105-  処分価格の哀しさよ・・・

30センチLP盤で、45回転仕様なので音は良いです。
スーパーツウィーターからはキンキンと高域が出ています。
そして全曲の編曲が茂木由多加さん。テクノPOP全開で
これはこれで聴いているとハイテンションになります。

曲の途中にはDJスタイルで早見優さんのナレーションが入るので
いわゆるファンサービスの企画だったのでしょう。
でも夏に車で聴くにはちょうどいいアルバムですね。

全体的にテクノPOPなのですが、ウェストコーストサウンド風でも
あって、特に「渚のライオン」のベースは好きな感じ。
また「赤いサンダル」これ好きです。筒美京平さんのお得意の
メロディラインで、80年代アイドルPOPSの王道ですね。

アイドル物はもう良いかぁと思っていたのですが
いやいや面白いアルバムもまだまだ有るぞ!と思わせた一枚でした。

Nancy SIDE
1. 夏色のナンシー
2. 可愛いサマータイム
3. You and Me

Lion SIDE
1. 渚のライオン
2. 優のテーマ(インスト)
3. 赤いサンダル
4. 真夏のボクサー

キング・クリムゾン「暗黒の世界」(1974年)

2006年12月07日 | 海外アーティスト
アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」で1969年にデビュー以来
独自の路線を築いてきたプログレッシブ・ロックバンドのキング・クリムゾン。
この「暗黒の世界」は活動休止直前に作られたアルバムで
何故かライブ音源にスタジオ録音が重ねて作られているという
不思議なアルバムですが、音の創り方は極めて繊細です。

この時代のプログレッシブ・ロックに必ず使われるメロトロンが
妙に哀愁を帯びた音色に聞こえて、これがまた秋の夜長に似合うのです。
そして「偉大なる詐欺師」の後半に出てくるロバート・フリップのギターは
とてつもなくかっこ良いし、切れ目なしに始まる「人々の嘆き」の
ドラムの切れの良さには興奮ものです。「トリオ」の雅楽っぽい曲調は
これがイギリスのバンドの音?と思わせるものです。
そして本当に不思議なのが「詭弁家」の終わり方。まるで録音テープが
切れたかのようにプツッと突然終了!これは放送局泣かせだったでしょう。

B面はプログレッシブ・ロックのお約束どおりの長い曲が2曲。
タイトルナンバーの「暗黒の世界」は9分11秒、「突破口」は11分14秒。
しかもボーカルなしのインスト物。しかしこの2曲こそがキング・クリムゾン
らしい音なのです。重厚であり、聴くものに、じわっと感動を与える演奏は
たまりません!ライブ音源が元になっているので、その臨場感と緊張感が
直に伝わってきて、涙が出そうになります。特にラストのギターのリフには
言うことなし!


A1 THE GREAT DECEIVER(偉大なる詐欺師)
A2 LAMENT(人々の嘆き)
A3 WE'LL LET YOU KNOW(隠し事)
A4 THE NIGHT WATCH(夜を支配する人)
A5 TRIO(トリオ)
A6 THE MINCER(詭弁家)
B1 STARLESS AND BIBLE BLACK(暗黒の世界)
B2 FRACTURE(突破口)

アルバムのライナー・ノーツに書かれている、今野雄二さんのコメントは
「これは男の、男による、男の為の音楽」

確かにこのアルバムを象徴するひとことと思います。
やはりプログレは最高です。


The Moody Blues「童夢」(1971年)

2006年12月06日 | 海外アーティスト
イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「ムーディー・ブルース」の7枚目の
アルバム「童夢」。彼らのアルバムの中では、おそらく日本で最も売れた一枚です。
とにかくこのイラストのジャケットを見たら、ジャケ買いしたくなりますよね。
邦題の「童夢」と言い、この幻想的な雰囲気には宗教的な教えも含まれて
いるのでしょう。いかんせん持っているレコード盤は輸入盤なので
対訳やらライナー・ノーツが無いので、歌詞の意味はわかりませんが
とてもゆったりとした気分になります。

シンセサイザーも使っていますが、このアルバムでの聞きところはメロトロンの音です。
メロトロンという楽器は簡単に言いますと、鍵盤楽器で内部の回転ドラムに
録音テープが巻いてあって、キーボードの鍵盤を押すとヘッドがテープに触れて
その音を録音したオーケストラの音が流れるという、アナログな機械なのです。

という仕組みゆえに、テープが擦り切れるとか、ヘッドが動かなくなるなどの
トラブルも多かったそうです。とにかく出てくる音が、録音されたオーケストラの
音なので、電子的に造られた音とは違った温かみはありました。
またメロディーを奏でるときの、つながり具合のぎこちなさに味があって良いのです

1曲目の牧歌的なイントロを聞くと、このアルバムをこれからゆっくり楽しむのだなぁ
という思いになるのです。いろいろな感じの曲がちりばめられているにもかかわらず
とにかく曲のつながりが良いので、アルバム全体を通して音楽に浸ることが出来ます。
個人的にはA面ラストの「After you came」が好きです。脳に直接入ってくる信号の
ような音に聞こえてくるというと危険な感覚でしょうか。

プログレッシブ・ロックというと何となく、大仰で崇高な印象から、とっつきにくい
という印象を持つ方も多いと思いますが、この「童夢」はギターをフューチャーした
POPな曲もあり、ボーカルナンバーのハーモニーも素晴らしく、オススメの一枚です。

A1. Procession
A2. The story in your eyes
A3. Our guessing game
A4. Emily's song
A5. After you came
B1. One more time to live
B2. Nice to be here
B3. You can never go home
B4. My song

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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