ここ数年ラジオから流れるJ-POPを聞いていると
この「君とめぐり会えた奇跡~♪」というフレーズが
やたらに多いような気がしています。
「口に出すのはとても恥ずかしいような台詞だけど
歌にすればそのまま言えるさ、そして気持ちが伝わるさ・・・」
って言うけど、実際歌っていて恥ずかしくないのかなぁ。
「60億分の1の君に出会えた奇跡・・・」
恋愛対象として付き合う相手は同姓でもかまわないのぉ。
(地球の人口は約60億人)
ヨーロッパやアフリカ、アメリカなどの全世界の人と知り合う確率と
隣町の人と知り合う確率が全く同じって思っているのだろうか・・・。
本当にそうなら、日本は各国の人々で入り混じり、凄いことになるだろうな。
まあね、約30億分の1(同姓は抜いて)の奇跡で出会った相手でさえ
長続きしないことも多いから、結局は口先だけじゃぁないのかな。
それにしても、何でも「奇跡」の一言で済まそうとするのがツラい。
その他にも歯の浮きそうな恥ずかしい言葉が何度も出てくる最近のJ-POP。
「お前を一生守るから・・・」
若者独特の世界観かも知れないけど、画一的な「口説き言葉」の羅列で
作詞者の個性ってのが感じられないのです。
歌謡曲の時代なら比喩的表現やちょっと遠まわしな言い方をして
聞き手に想像させるような歌詞表現が多かったけど、今はストレートに
物事を歌詞にしないと、聞き手も詞の世界を理解できないのでしょうかね。
またラップ系ですと、文字数を増やさないといけないので
どうしても口語調になって、言葉に深みがないですね。
「お前と出会って、あ~して、こ~して・・・」
それに共感できるのなら、それでも仕方ないけど、同じような歌詞がいろいろな曲に
何度も出てくるので、聞いているだけで「あ~ぁまたコレね」と思ってしまうのです。
しかもそんな曲がそこそこ売れて、音楽番組のパーソナリティでさえ
「名曲です是非聞いてください!」なのですよ・・・
若者向けの曲を、作詞の専門家と呼ばれる方々が手がけなくなってから
この傾向は強くなっています。バンド志向のため作詞・作曲をメンバー自身で
行うようになってから、明らかに歌詞のレベルが下がったと思うのです。
手元にある古い本ですが「ロック作詞講座」にこんな内容が書かれています。
「感動を人に伝えるための作詞であり、伝える方法としては
自分自身のオリジナルな言葉で伝える」
どこかの歌詞を拾ってまとめて作ったような歌詞では、飽きられます。
事実ロングヒットが生まれにくいのは、歌詞にも問題がある思う。
本当に良い歌詞であれば、皆に支持されて売れる曲もまだまだ生まれると思う。
来年こそは「君とめぐり会えた奇跡~♪」というフレーズが少なくなることを
願っている、音楽好きなおっさんの独り言でした。
※「ロック作詞講座」遠藤幸三・著 シンコー・ミュージック発行
この「君とめぐり会えた奇跡~♪」というフレーズが
やたらに多いような気がしています。
「口に出すのはとても恥ずかしいような台詞だけど
歌にすればそのまま言えるさ、そして気持ちが伝わるさ・・・」
って言うけど、実際歌っていて恥ずかしくないのかなぁ。
「60億分の1の君に出会えた奇跡・・・」
恋愛対象として付き合う相手は同姓でもかまわないのぉ。
(地球の人口は約60億人)
ヨーロッパやアフリカ、アメリカなどの全世界の人と知り合う確率と
隣町の人と知り合う確率が全く同じって思っているのだろうか・・・。
本当にそうなら、日本は各国の人々で入り混じり、凄いことになるだろうな。
まあね、約30億分の1(同姓は抜いて)の奇跡で出会った相手でさえ
長続きしないことも多いから、結局は口先だけじゃぁないのかな。
それにしても、何でも「奇跡」の一言で済まそうとするのがツラい。
その他にも歯の浮きそうな恥ずかしい言葉が何度も出てくる最近のJ-POP。
「お前を一生守るから・・・」
若者独特の世界観かも知れないけど、画一的な「口説き言葉」の羅列で
作詞者の個性ってのが感じられないのです。
歌謡曲の時代なら比喩的表現やちょっと遠まわしな言い方をして
聞き手に想像させるような歌詞表現が多かったけど、今はストレートに
物事を歌詞にしないと、聞き手も詞の世界を理解できないのでしょうかね。
またラップ系ですと、文字数を増やさないといけないので
どうしても口語調になって、言葉に深みがないですね。
「お前と出会って、あ~して、こ~して・・・」
それに共感できるのなら、それでも仕方ないけど、同じような歌詞がいろいろな曲に
何度も出てくるので、聞いているだけで「あ~ぁまたコレね」と思ってしまうのです。
しかもそんな曲がそこそこ売れて、音楽番組のパーソナリティでさえ
「名曲です是非聞いてください!」なのですよ・・・
若者向けの曲を、作詞の専門家と呼ばれる方々が手がけなくなってから
この傾向は強くなっています。バンド志向のため作詞・作曲をメンバー自身で
行うようになってから、明らかに歌詞のレベルが下がったと思うのです。
手元にある古い本ですが「ロック作詞講座」にこんな内容が書かれています。
「感動を人に伝えるための作詞であり、伝える方法としては
自分自身のオリジナルな言葉で伝える」
どこかの歌詞を拾ってまとめて作ったような歌詞では、飽きられます。
事実ロングヒットが生まれにくいのは、歌詞にも問題がある思う。
本当に良い歌詞であれば、皆に支持されて売れる曲もまだまだ生まれると思う。
来年こそは「君とめぐり会えた奇跡~♪」というフレーズが少なくなることを
願っている、音楽好きなおっさんの独り言でした。
※「ロック作詞講座」遠藤幸三・著 シンコー・ミュージック発行