TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

TOTO「BEST OF BEST」(2009年)

2010年07月05日 | 海外アーティスト
TOTOのベスト盤を土曜日のフリーマーケット会場で見つけました。
アナログのLP盤は2枚持っていますが、CDは持っていないのです。
それで、これは買っておこうと思い買いました。



SonyMusicから発売された「ベスト・オブ・ベスト」シリーズ中の1枚。
とにかく知っている曲が多くて、全16曲収録されています。
しかも値段は1680円(税込み)
ワタシはフリマ会場で出店者から買ったので、すごく安く買えましたよ。

TOTOの曲はとにかくFMラジオから良く流れる、という印象があります。
デビュー当時から今の時代も、いろいろな楽曲がFMラジオから流れてきます。
とにかく洗練されたサウンドで、何度聞いても飽きが来ない音なので
どんな状況でもしっくりくる、というのが理由でしょうね。

特に休日のドライブ中のFMラジオから「GEORGY PORGY」が流れて来たら
これ以上無い快適な気分になれますよ。

休日とは言わなくても、出勤途中のクルマの中でこのCDを聞いたら
仕事モードへの切り替えもスムーズに行きますね。
クルマの中に置いておくCDとしては最適の一枚です。

誰に聞いてもらっても、TOTOの音楽を嫌いになる人はいないと思います。
改めて、凄いグループであったと思いますよ。

01.ROSANNA
02.HOLD THE LINE
03.AFRICA
04.GEORGY PORGY
05.99
06.I WON'T HOLD YOU BACK
07.I'LL BE OVER YOU
08.HOLYANNA
09.STOP LOVING YOU
10.STRANGER IN TOWN
11.WITHOUT YOUR LOVE
12.PAMELA
13.MAKE BELIEVE
14.I'LL SUPPLY THE LOVE
15.GOODBYE ELENORE
16.GIRL GOODBYE



ザ・ビージーズ「ラヴ・サムバデイ」(1967年)

2008年05月21日 | 海外アーティスト
映画「小さな恋のメロディ」をワタシは見た記憶がないです。
でもそこで使われているビージーズの楽曲は、今も耳にすることが多いです。
それほど名曲の数々が散りばめられた映画であるのですね。

「小さな恋のメロディ」のサウンドトラックから「イン・ザ・モーニング」と
「ラヴ・サムバデイ」がカップリングされた、このシングル盤は日本のみの
発売のようです。でもお得なシングル盤と思います。

さて「小さな恋のメロディ」は1971年製作のイギリス映画。
スチール写真などで映画のシーンは、かつてよく目にしました。
ホント、マーク・レスターとトレーシー・ハイド、二人はとても可愛いですし
映像と共にサウンドトラックを聞いてみたいので、やはり一度は見ておきたいです。

ところでこの「ラヴ・サムバデイ」はアグネス・チャンさんのライブ盤
「ファミリー・コンサート」
に収録されている曲なのです。
それで、オリジナルをじっくり聞きたいと思っていましたら、例によってシングル盤を
ハードオフのジャンク盤コーナーで見つけたのです。もちろん即買いです。

「ラヴ・サムバデイ」をアグネスが歌っている頃の、コンサートでのバックバンドはムーンライダース。
もちろんビージーズの「ラヴ・サムバデイ」とは全く違う感じですが、ムーンライダースとアグネスの歌は
独特のノリがあってお気に入りの一曲なのです。

ビージーズの「ラヴ・サムバデイ」は軽快なギターが心地よいところに、ストリングスが入って
音に深みが加わり、さらにホーンが入ることでより重厚なサウンドとなっています。

やはり映画を見ておこう。そんな気分になりました。

アローン・アゲイン・ギルバート・オサリバン・スーパー・ベスト(1995年)

2008年04月29日 | 海外アーティスト
日曜日に藤を見に行った時、カーステレオで聞いていたもう一枚は
ギルバート・オサリバンのスーパー・ベスト。

秋口に聞くと似合うかなぁと思っていたのですが、春に聞いても良かったです。
ロック系の曲もありますが、ピアノの旋律とギルバート・オサリバンの
ボーカルがココロに染みるバラードは絶品。
道路が渋滞していても「まぁ良いかゆっくり行こう」とも思ってしまうのです。
大型連休中にクルマで移動される方に、オススメかも。
(当然ですが、音楽の趣味には個人により大きな違いがありますが・・・)

「アローン・アゲイン」と「ゲット・ダウン」は
TVアニメ「めぞん一刻」で一回だけオープニングとエンディングで使われて
放送された曲ですが、その印象がものすごく鮮明でした。
それでこのCDを買ったようなものですけど(^^♪

でも何度聞いてもいい曲と思っています。
「クレア」は今でもFMラジオから流れてきます。やはり普遍的な魅力が
ギルバート・オサリバンにはあるのでしょう。

01. アローン・アゲイン
02. ゲット・ダウン
03. ナッシング・ライムド
04. クレア
05. オー・ベイビー
06. マトリモニー
07. ユー・アー・ユー
08. トゥモロウ,トゥデイ
09. ザッツ・ホェア・アイ・ビロング
10. ア・ウーマンズ・プレイス
11. ア・フレンド・オブ・マイン
12. フーディニ・セッド
13. ミス・マイ・ラヴ・トゥデイ
14. ホワッツ・イン・ア・キス
15. イン・マイ・ホール
16. アー・ユー・ハッピー?
17. アット・ザ・ヴェリー・メンション・オブ・ユア・ネーム
18. キャント・ゲット・イナフ・オブ・ユー
19. ザ・ベスト・ファン・アイ・エヴァー・ハド
20. アイル・ビリーヴ・イット・ホェン・アイ・シー・イット
21. ハッピネス・アイ・ミー・アンド・ユー

バフィー・セントメリー「サークル・ゲーム」(1970年)

2008年01月08日 | 海外アーティスト
ハードオフのアナログシングル盤コーナーを見ていて
見つけた一枚がこの「サークル・ゲーム(THE CIRCLE GAME)」。
MGM映画「いちご白書(THE STRAWBERRY STATEMENT)」の
主題歌で、映画はカンヌ国際映画祭審査員賞受賞作品です。

この映画が描いているのは、アメリカの若者たちの姿で
学園紛争の中、愛と自由と平和を求める学生達の物語。
ワタシも一度、VTRをレンタルして見たことがあります。
そう、若いって素晴らしい!これが青春だぁ!と思いました。

ところで、バン・バンのヒット曲「『いちご白書』をもう一度」
の中で歌われている

  君も見るだろうか いちご白書を

この「いちご白書」とはこの映画の事です。
バン・バンの「『いちご白書』をもう一度」が歌われた頃は
日本でも学園紛争があり、映画に共感できる部分も多かったのでしょう。
いわゆる「団塊の世代」の若者達ですが、社会に対する
厳しい目を持っていたのでしょう。そして熱きココロを持っていたと思います。

われわれからすると先輩方にあたる世代ですが
あの行動力には尊敬出来るものがありました。
そしてこれからも、良き先輩として生き方を学びたいと思っております。

さて「サークル・ゲーム」といえば
アグネス・チャンさんの香港でのデビュー曲。
彼女は1971年にLIFEレコードからこの「サークル・ゲーム」でデビューしました。
バフィー・セントメリーさんのオリジナルと比べると、ずいぶんゆったりと
歌っていて、アジアンテイストなフォーク調っていうところです。

アグネス・チャンさんの「サークル・ゲーム」は香港盤を持っていますので
今日初めて、レコード盤での聞き比べが出来ました。感激です!
こうなると映画をもう一度見たいなぁ。

ヴィレッジ・ピープル「Y.M.C.A.」(1978年)

2007年05月15日 | 海外アーティスト
1977年にニューヨークで結成されたグループで
翌年の1979年には西城秀樹さんがカバーしたこともあって
日本でも大ヒットしました。

ジャケット写真を見ればわかる通り、メンバーはコスプレを
していて、それがまたゲイの方面の方に受けるような感じに
なっています。やはり「肉体系」がポイントなのでしょう。
「道路工事の人」「インディアン」「カウボーイ」「ライダー」
「ポリスマン」「兵士」とまぁ男っぽさ満載。

曲はご存知の通りディスコナンバーで、聞くと自然に
「Y!M!C!A!」というあの形を作りたくなりますね。
男っぽさが溢れる楽曲ですが、曲のアレンジは深く繊細で
それですから、聞かせるナンバーにもなったのでしょう。

URIAH HEEP「LOOK AT YOURSELF」(1971年)

2007年04月19日 | 海外アーティスト
70年代を代表するブリティッシュ・ロックバンドの「ユーライア・ヒープ」
この71年に発売された彼らの3作目のアルバム「LOOK AT YOURSELF」は
もっとも有名なアルバムと思いますし、名盤です。
アナログ盤ではジャケットの中央が鏡のようになっていて、見ると顔が写る
という凝ったつくりになっています。ただ、その当時ワタシは持っていなくて
友人の下宿で見せてもらいました。今手元にあるのは、1986年に
復刻された輸入盤なので、そういう処理がしてなくて残念です。

A面の1曲目でアルバムタイトルにもなっている「Look at Yourself」は
「対自核」という邦題が付いていて、当時良くラジオでも流れていました。
今聞いてもこの曲は、わかり易いしかっこ良い。

アルバム全体を通して聞くと、汗が飛んできそうな熱い音が溢れていて
破壊衝動に駆られそうな気分になります。疾走するギターと
重厚感のあるハモンドオルガンと切れ込むリズム隊。
この熱さと重さこそは70年代のロックですね。

A1. Look at Yourself
A2. I Wanna Be Free
A3. July Morning
B1. Tears in My Eyes
B2. Shadows of Grief
B3. What Should Be Done
B4. Love Machine

The Great Jazz Trio

2007年02月24日 | 海外アーティスト
アメリカ大リーグも日本のプロ野球も春季キャンプの真っ最中。
日本国内ではオープン戦も始まり、いよいよ野球の季節が
到来しました。お気に入りのチームの選手の仕上がり具合が
気になったり、若手選手の成長に期待をしつつも、これから
開幕までの間のオープン戦を楽しむことになりますね。

「ザ・グレイト・ジャズ・トリオ」の「ヴィレッジ・ヴァンガード」での
ライブ盤のジャケット写真は、見事な芝のフィールド。
そしてそこには投球フォームに入ったピッチャーの姿。
松坂大輔もレッドソックスに行ったよなぁ。
井口も行ったし、日本のプロ野球の有力選手は本音として
将来は大リーグを目指しているのだろうか。

そして、中日ドラゴンズの福留孝介は契約でモメたから
FAを取得したら、多分アメリカ行きを希望するだろうな・・・

このアルバムはそんな野球ネタとは全く関係は無く
熱くクールなJAZZの真髄。
ピアノ:ハンク・ジョーンズ
ベース:ロン・カーター
ドラムス:トニー・ウィリアムス

この3人から生み出された音は、とことん力強く
それでいて繊細で、ガシガシ響いてきます。
何度聞いても、凄いの一言に尽きる名盤です。

The Great Jazz Trio「At The Village Vanguard」(1977年)
A1 MOOS THE MOOCHE
A2 NAIMA
B1 FAVORS
B2 12+12

メリー・ホプキン「悲しき天使 (Those Were the Days) 」(1968年)

2007年01月25日 | 海外アーティスト
「へぇ~そうなんだ、元はウクライナの曲ねぇ」

会社帰りのクルマの中で聞いていたCBCラジオ『AM LOVEARTH』。
その中で「世界のENKA」と言う世界中のいろいろな曲を紹介する
コーナーがありまして、今回はロシアの特集でした。
そして流された曲は「悲しき天使」。メリー・ホプキンの歌では無かった
ですが、懐かしく聞いておりました。

この「悲しき天使」は元はウクライナの曲だったそうで、それが
ヨーロッパに伝わったとされています。
そしてこの曲をデビュー曲として歌ってヒットさせたメリー・ホプキンは
当時18歳の美少女。ちょいと切なげに歌うところが耳に心地良いです。

メリー・ホプキンはビートルズが設立したアップル・レコードからデビューした
第一号のシンガーで、もちろんプロデュースはポール・マッカートニー。
全くの新人が業界の方により発掘され、売り出したら成功したと言うことは
良くある話ではありますが、彼女の場合はケタが違います。

まず所属レコード会社はビートルズと同じアップルレコードですから
注目度はそれだけでも違います。そしてルックスの良さ。
もちろん牧歌的な曲調はどこか惹きつけるところもあるのでしょう。
あっと言う間に全世界でヒットしました。

ワタシ個人的には「悲しき天使」はアグネス・チャンさんのカバーが好きで
アグネスの歌っているレコード盤を、良く聞いていました。
そしてそのアグネスはメリー・ホプキンに憧れていたと、ライブ盤で
話していたことを思い出しました。

古い曲ではありますが、一度聞いたら忘れられない旋律なので
CMのバックなどで使うこともあるだろうなと思っています。


口笛ジャック「口笛天国」(1966年)

2007年01月04日 | 海外アーティスト
深夜から早朝にかけてのラジオ番組「走れ!歌謡曲」。
ワタシが聞いていた頃は「一人じゃないんだ日野ファミリー」
のキャッチコピーでしたが、今は使われていないようです。

この「口笛天国」は「走れ!歌謡曲」の開始当初から使われていた曲で
番組リスナーにはおなじみの、口笛が鳴り響く特徴的な楽曲です。
「口笛ジャック」と言う名前は、オリジナルは「Whistling JACK SMITH」。
イギリスのレコード会社「デラム・レコード」が発掘した新人らしいです。

「走れ!歌謡曲」は1968年の番組開始以来、スタイルを変えつつ
今も続く長寿番組で、ワタシも大学受験やレポート書きの時には
ずいぶん聞かさせていただきました。当時ワタシは美川玲子さん
兼田みえ子さんなどをよ~く聞いていた記憶があります。

もしかすると、手持ちのカセットテープを発掘すると、何か番組に
関するものが出てくるかもしれないですが、とりあえず持っているのは
このアナログ盤でした。

当時から演歌ばかりの番組ですので、若干の違和感を感じつつも
深夜のラジオから流れるパーソナリティの声に、安心感を得ていた
そんな気がします。社会人になってからは、深夜・早朝に起きて
ラジオを聞くことも無くなりましたが、以前は大切な番組でした。

今もこの曲を聞くと、学生の頃を思い出しますね。
出来れば夜中までかかって実験レポートは書きたくなかった~~!

ホルスト「組曲 惑星」

2006年12月31日 | 海外アーティスト
年末ですのでクラシック音楽が聞きたくなりました。
そこで持ってきたのは「ズービン・メータ指揮
ロス・アンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団」のアナログ盤。
とにかく「火星」が聞きたくて買った一枚です。

この組曲は何処を聞いてもSF映画やアニメの
サウンドトラック盤を聞いているような感覚になりますね。
1920年に初演となったこの曲がいかに先進的であったかと
言う事でしょう。また後の作曲家にとっても参考となるほどの
影響力があったと言えます。

圧倒的な音圧はオーディオ機器のチェックにもなり
誰でも知っている曲と言う事で、馴染み深いです。
それがさらに「木星」の中間部に日本語の詩を付けた
曲がヒットするなどして、いっそう身近な曲となりました。

第1曲 「火星」-----戦争の神
第2曲 「金星」-----平和の神
第3曲 「水星」-----翼のある使いの神
第4曲 「木星」-----快楽の神
第5曲 「土星」-----老年の神
第6曲 「天王星」---魔術の神
第7曲 「海王星」---神秘の神

この曲が作られた当時はまだ「冥王星」は発見されておらず
「海王星」が太陽系の果ての星でした。その後「冥王星」が発見され
「冥王星付き」の「惑星」が演奏された事もありありました。
ただ国際天文学連合総会において冥王星が惑星から除外されたので
組曲「惑星」の曲目と再び一致することとなったのです。
でも、ホルストの「組曲 惑星」はこのままで聞くのが一番かな
と思っています。

KNACK「GET THE KNACK」(1979年)

2006年12月16日 | 海外アーティスト
失礼な言い方であることを承知で言いますが
このナックというバンドは「マイ・シャローナ」のみが
売れたいわゆる「一発屋」でしょう。
とは言えこのアルバムが発売され、「マイ・シャローナ」が
ラジオで流れるようになった時以来、すっと愛されて来て
今でもCMのバックに使われる、おなじみのナンバーです。

アルバムを通して聴くと、実にリズムもしっかりしていて
ギターの音など、切れと迫力があって、しかもわかりやすい。
ロックを聴き始めた方にとっての入門編の一枚かもと思います。

そしてやっぱり「マイ・シャローナ」は不思議な魅力があります。
発売当時からずっとラジオなどで聞いていて、ROCK全集などには
必ず入る超有名な曲ですが、何故か聞き飽きない。
あの独特なリズムパターンとギターの音は一度聴くと
カラダに染み込んで、抜けないですね。

そんなことを考えながら、久しぶりに聴いてみました。

A1 LET ME OUT
A2 YOUR NUMBER OR YOUR NAME
A3 OH TARA
A4 SELFISH
A5 MAYBE TONIGHT
A6 GOOD GIRLS DON'T
B1 MY SHARONA
B2 HEARTBEAT
B3 SIAMESE TWINS
B4 LUCINDA
B5 THAT'S WHAT THE LITTLE GIRLS DO
B6 FRUSTRATED

YES「YESTERDAYS」(1974年)

2006年12月14日 | 海外アーティスト
イギリスのプログレッシブ・ロックバンド「イエス」の
初期作品とアルバム未収録曲を集めたベスト盤。
ワタシの手持ちのアナログ盤はUSA盤の輸入品なので
1974年発売と記載されていますが、本国では1975年発売
という事になっているようです。

この盤は学生の頃、YESが聴きたい!と思って
国内盤よりちょっと安い輸入盤で買った一枚です。
ですから日本語表記やライナーノーツも無いのですが
音を聴くには違いなど無い!という事で買ったしろもの。

このアルバムを聴いていると、とにかく「トニー・ケイ」の
オルガンがかっこ良いし「ジョン・アンダーソン」のボーカルの
突き抜けた感じがなかなか良い。
でもこのアルバムの一番の聴きどころは「ポール・サイモン」の
カバー曲「America」。この曲に限ってはギターやリズム隊の音が
アメリカンPOPS的な音なので、他のトラックとの違いが面白いです。

A1. America
A2. Looking Around
A3. Time and a Word
A4. Sweet Dreams
B1. Then
B2. Survival
B3. Astral Traveller
B4. Dear Father

GARY NUMAN「THE PLEASURE PRINCIPLE」(1979年)

2006年12月11日 | 海外アーティスト
ブリティッシュ・ロックの中でもニューウェーブと言われるジャンルで
異彩を放つ「ゲイリー・ニューマン」の3枚目のアルバム。
邦題は「エレクトリック・ショック!」キッチュなタイトルですが
いやいや聴いてみると味わい深いものがあります。

彼が奏でるシンセサイザーの音色は優しくかつクールであり
流れる美しいメロディーラインは、宇宙から地球人へのメッセージ
のようにも聞こえるのです。本当のところ彼の顔立ちは宇宙人っぽいので
実は異星人なのではと思った程なのです。

でも実はこの当時ゲイリー・ニューマンはまだ若干21歳の若者。
彼の頭の中はどんな感じであったのだろうか、気になるところです。
この年齢ですと、元気で勢いのある音楽をやっていそうなのですが
うすぼんやりと、もやがかかったような空気感と、乾いた声を聴くと
まるで鎌倉あたりの禅寺にでもいるような気分になるのです。

このアルバムではドラムとベースは電気的に造られたものではなく
一般の生楽器を使ってレコーディングされています。
それでいてシンセサイザーとの音のバランスは絶妙であり
「タン!スタタン!」というタイコの音の切れ具合がたまらないのです。

B面4曲目の「カーズ」は日本でも大ヒットしましたので、おそらく
ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。
「クルマの中にいれば何よりも安全」という意味の歌詞です。

最近ではゲイリー・ニューマンのようにナイーブなイメージを持つ
アーティストはなかなかいないですね。このアルバムはちょっと
疲れたときに聴いてみると、安心できるかもしれないです。

A1. Airlane(エアレーン)
A2. Metal(メタル)
A3. Complex(コンプレックス)
A4. Films(フィルムズ)
A5. M.E.(M.E)
B1. Tracks(トラックス)
B2. Observer(オブザーバー)
B3. Conversation(カンヴァセイション)
B4. Cars(カーズ)
B5. Engineers(エンジニアーズ)

キング・クリムゾン「暗黒の世界」(1974年)

2006年12月07日 | 海外アーティスト
アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」で1969年にデビュー以来
独自の路線を築いてきたプログレッシブ・ロックバンドのキング・クリムゾン。
この「暗黒の世界」は活動休止直前に作られたアルバムで
何故かライブ音源にスタジオ録音が重ねて作られているという
不思議なアルバムですが、音の創り方は極めて繊細です。

この時代のプログレッシブ・ロックに必ず使われるメロトロンが
妙に哀愁を帯びた音色に聞こえて、これがまた秋の夜長に似合うのです。
そして「偉大なる詐欺師」の後半に出てくるロバート・フリップのギターは
とてつもなくかっこ良いし、切れ目なしに始まる「人々の嘆き」の
ドラムの切れの良さには興奮ものです。「トリオ」の雅楽っぽい曲調は
これがイギリスのバンドの音?と思わせるものです。
そして本当に不思議なのが「詭弁家」の終わり方。まるで録音テープが
切れたかのようにプツッと突然終了!これは放送局泣かせだったでしょう。

B面はプログレッシブ・ロックのお約束どおりの長い曲が2曲。
タイトルナンバーの「暗黒の世界」は9分11秒、「突破口」は11分14秒。
しかもボーカルなしのインスト物。しかしこの2曲こそがキング・クリムゾン
らしい音なのです。重厚であり、聴くものに、じわっと感動を与える演奏は
たまりません!ライブ音源が元になっているので、その臨場感と緊張感が
直に伝わってきて、涙が出そうになります。特にラストのギターのリフには
言うことなし!


A1 THE GREAT DECEIVER(偉大なる詐欺師)
A2 LAMENT(人々の嘆き)
A3 WE'LL LET YOU KNOW(隠し事)
A4 THE NIGHT WATCH(夜を支配する人)
A5 TRIO(トリオ)
A6 THE MINCER(詭弁家)
B1 STARLESS AND BIBLE BLACK(暗黒の世界)
B2 FRACTURE(突破口)

アルバムのライナー・ノーツに書かれている、今野雄二さんのコメントは
「これは男の、男による、男の為の音楽」

確かにこのアルバムを象徴するひとことと思います。
やはりプログレは最高です。


The Moody Blues「童夢」(1971年)

2006年12月06日 | 海外アーティスト
イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「ムーディー・ブルース」の7枚目の
アルバム「童夢」。彼らのアルバムの中では、おそらく日本で最も売れた一枚です。
とにかくこのイラストのジャケットを見たら、ジャケ買いしたくなりますよね。
邦題の「童夢」と言い、この幻想的な雰囲気には宗教的な教えも含まれて
いるのでしょう。いかんせん持っているレコード盤は輸入盤なので
対訳やらライナー・ノーツが無いので、歌詞の意味はわかりませんが
とてもゆったりとした気分になります。

シンセサイザーも使っていますが、このアルバムでの聞きところはメロトロンの音です。
メロトロンという楽器は簡単に言いますと、鍵盤楽器で内部の回転ドラムに
録音テープが巻いてあって、キーボードの鍵盤を押すとヘッドがテープに触れて
その音を録音したオーケストラの音が流れるという、アナログな機械なのです。

という仕組みゆえに、テープが擦り切れるとか、ヘッドが動かなくなるなどの
トラブルも多かったそうです。とにかく出てくる音が、録音されたオーケストラの
音なので、電子的に造られた音とは違った温かみはありました。
またメロディーを奏でるときの、つながり具合のぎこちなさに味があって良いのです

1曲目の牧歌的なイントロを聞くと、このアルバムをこれからゆっくり楽しむのだなぁ
という思いになるのです。いろいろな感じの曲がちりばめられているにもかかわらず
とにかく曲のつながりが良いので、アルバム全体を通して音楽に浸ることが出来ます。
個人的にはA面ラストの「After you came」が好きです。脳に直接入ってくる信号の
ような音に聞こえてくるというと危険な感覚でしょうか。

プログレッシブ・ロックというと何となく、大仰で崇高な印象から、とっつきにくい
という印象を持つ方も多いと思いますが、この「童夢」はギターをフューチャーした
POPな曲もあり、ボーカルナンバーのハーモニーも素晴らしく、オススメの一枚です。

A1. Procession
A2. The story in your eyes
A3. Our guessing game
A4. Emily's song
A5. After you came
B1. One more time to live
B2. Nice to be here
B3. You can never go home
B4. My song

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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