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TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

ザ・リリーズ「一度だけのスキャンダル」(1978年)

2007年12月30日 | アイドルPOPS【70年代】
年末になってから、まるで精算をするかのように芸能ニュースを
賑わす芸能人の離婚話。そんな話題を耳にしていたとき
ふと思い出したのがこの曲。

ザ・リリーズは、松本隆さんが書かれたデビュー曲「水色のときめき」や
ヒット曲の「好きよキャプテン」など青春POPSを歌うことが多かったですが
この「一度だけのスキャンダル」は大人路線。

  今夜も時計のない店選んで
  お酒をすすめる どうするつもりなの

こんな歌詞が出てくるのですよ。まるっとアイドル路線からの大改革。
今までのファンとしても、ちょっとどころか、かなり驚きました。
そのこともあってか、離れたファンも多かったと思います。

でもでも楽曲的にはよく出来ています。
サウンドのベースは70年代ディスコサウンド。
ストリングスとホーンも加わった本格的なもので
二人のボーカルもファンキーでクールに決めています。

作詞:杉山政美さん、作曲:佐瀬寿一さん、編曲:萩田光雄さん。
リリーズの魅力は、さわやかなハーモニーですが
ちょっと子悪魔っぽく迫ってくるこの曲も好きです。

今年の仕事は終了

2007年12月28日 | 清洲城信長焼酎と共に
ここ数日、個人的な用事でちょっと忙しくて
ブログの更新をサボってしまいました。
アイドルPOPSネタを書くと、アクセス数は増えるのですが
今夜もちょっとお休みです。

年末・年始も「お食事会」があると、夜にネタを書くことが
難しくなってしまうので、また更新回数は減ってしまうかもしれないです。
出来れば、昼間のうちに書いておきたいと思っています。

地下鉄の車内で見かけた「清洲城信長 鬼ころし」のブログ・モニター
に参加したのが、今年も春。それ以来、お酒とのかかわりなどでも
ネタを書くようになりました。
ワタシにとって、夜にパソコンのキーボードをたたきながら
飲むお酒は好きで、それが寝酒にもなっています。
ですから、ほろ酔い加減でそのまま眠れるお酒が良いのです。

この時期は常温の日本酒を飲むのが好きです。
そして、やや辛口が好みなので「鬼ころし」は大好きなのです。
今も、パソコンの近くに置いてあって、そろそろ飲もうと思っています。

今日で仕事も終り。明日からは年末・年始モードに突入です。
ちょっとゆっくり過ごしたいと思いながら、またバタバタするのかな。

今年見た映画

2007年12月24日 | 映画、TV・ラジオ番組
と言ってもほとんどがDVDでの鑑賞です。
でも例年と比較すると多いほうなのですよ。
ちょっとこれでは情け無いので・・・
来年はもっと多くの映画を見ようと思っています。
レイトショーになるとは思いますが劇場にも足を運んで
出来れば月に一度は、映画を大スクリーンで見ようと思います。

「キサラギ」(2007年)
「12人の優しい日本人」(1991年)
「逆噴射家族」(1984年)
「台風クラブ」(1985年)
「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」(2006年)
「頭文字D THE MOVIE 」(2005年)
「太陽」(2005年)
「めぞん一刻(実写版)」(1986年)
「太陽を盗んだ男」(1979年)
「セプテンバー11」(2002年)
「ぼくは天使ぢゃないよ」(1974年)

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岡田奈々「若い季節」(1976年)

2007年12月22日 | アイドルPOPS【70年代】
大学に近い下宿で、窓を開けると隣りの下宿が見えるような密集地。
そこで出会った若い男女。
お世話をしてあげたい女の子と、純情な男の子の淡い恋物語は
彼が下宿を引っ越すことで終わってしまうのですが
女の子は今どうしているか気になっている・・・

「青春」という言葉が似合うの時期はほんの一瞬かも知れないです。
後から思うに「青春時代はあの時だった」と振り返るものでしょう。
あ!もちろん「いつまでも青春時代」という事も有りと思います。

  屋根にのぼって U.F.Oを 見つけて足を すべらした人

ココで岡田奈々さんは「ユー・エフ・オー」と発音しています。
ピンクレディーは「ユー・フォー」でしたね。
どちらが正しいというよりも岡田奈々さんの「ユー・エフ・オー」が
妙にアタマに残っています。

実は昨日のネタが「UFOがやって来たら・・・」でしたから、その続きです。
http://blog.goo.ne.jp/taka_pops21/e/bffb473a097ab020c4466ece4a933033
1970年代の後半にはUFOのブームのようなものがありました。
もしかすると、その関係でこのような曲が書かれたかも知れないですね。

「若い季節」の作詞は松本隆さん、作曲:佐藤健さん、編曲:瀬尾一三さん。
岡田奈々さんの代表曲のひとつと言っても良いでしょう。

いつ聞いても、何度聞いても、若い時の夢や希望を失っていないか
自問自答したくなる、そんな気落ちを呼び起こすような曲です。

UFOがやって来たら・・・

2007年12月21日 | 雑記帖
今年11月に国内の天文学者、生物学者などが集まり、電波望遠鏡でキャッチした
電波の中に、地球以外の天体から知的生命体が発信している可能性のある電波を
確認できたときどこに連絡をするべきかという議論があったと言うニュースを聞きました。
確かこの時点では、政府に連絡をとっても受け入れられないとか
窓口が無いような状態であるという事であったと思います。
それがここ数日、急に政府の偉い方々がネタとして話すようになってきているのを
興味と関心を持って注目しています。

まず、地球上で頻繁に目撃させるUFOはあくまでも未確認飛行物体であって
全てが宇宙からやって来た知的生命体の乗った乗り物であるとは限りません。
UFOと呼ばれるもののほとんどは、隕石やら人工衛星の破片及び自然の発光現象
である可能性が高いと考えられます。それでも確認が取れない飛行物体の中には
もしかすると知的生命体が乗った宇宙船があるかもしれません。

でも、この太陽系第三惑星に遠い星からわざわざやってくる知的生命体の方達は
本当にいらっしゃるのでしょうか。もしそうであるなら、来訪される目的は何だろうか
と思ってしまうのです。

もしかすると人類の進化を見届けに来ているのかも知れないですね。
古代の遺跡に残る、人類が作ったとは思えない建造物を作った連中が、時を経た人類の
様子を見に来ているかも知れないですね。彼らは時間を越えて移動できますから・・・。
そうすると、彼らは意外と近くの星に住んでいるかも。

  「宇宙人など存在しない」

と言われる方もいらっしゃいますが、ひとこと言っておきます。

  「あなたも地球に住む宇宙人です」

もしこの広い宇宙の中で、知的生命体が暮らしている天体が地球のみであるのなら
我々は何と言う愚かな行為をしているかと思うのです。
人間同士で勝手に土地に境界を作り、その領土を広げようと戦争をしたり
環境破壊など、自分で自分の首を締めているかのような行為を続けていて
正直呆れてしまうのです。このままでは宇宙人が攻めてくる前に
自らの手で人類は滅びてしまう事だってあるでしょう。

それでも、もし来訪されている地的生命体の方に、間違って攻撃などしたら
それこそ宇宙戦争になって間違いなく人類は絶滅してしまうでしょう。
ですから、政府としてはUFOを発見してそれが知的生命体の乗った乗り物であると
確認されても、黙認して欲しいと思うのです。(NASAと相談して)

それよりも、自らの手で地球を滅ぼす行為だけは止めて欲しいと思うのです。
せめて地球温暖化を遅らせることだけでも実行するべきです。
自らの手で地球の危機が救えるのなら、UFOに乗った宇宙人も安心して
見ていてくれるかも知れないです。

それを実行するのは人類全てであると思いますし、政治家さんは
「仕事」として後押しする必要があると思います。
UFOに攻められる事を考える前にやるべき事ははっきりしていると思うのです

石川ひとみ「右向け右」(1978年)

2007年12月19日 | アイドルPOPS【70年代】
70年代の曲をいろいろとネタにしていますが、まだまだ続けられそうです。
それにしてもアイドルPOPSと言えば80年代というのが一般的な
印象ですが、実はそれ以前の70年代から盛り上がりつつあったぞと
手持ちのアナログ盤を聞きながら、自分でも改めて思うようになりました。

そして、やはり70年代の話題として外せないのは『NAVレコード』でしょう。
木之内みどりさん、岡田奈々さん、三木聖子さん、岸本加世子さん
などのアイドル歌手をデビューさせた専門レーベルで、製造・販売は
キャニオン・レコードでした。この歌手の名前を見ただけでも解るように
どちらかと言うと、アイドル好きなマニアの方達が好むレーベルでした。

ワタシも当時、いろいろと買ったのですが、それほど資金があるわけでもないので
新譜で多くを買い揃える事までは出来ずにいました。
「後から中古屋さんで探して買えば良いか・・・」
などと思っていましたら、レコード盤を好きで買った方はなかなか手放さない。
何と言っても、そもそも買われた方も少ないので
中古盤専門店であまり見かけないレア盤になってしまいました。
今は、順次メーカーからCD化されてはいますが、やはりアナログ盤で
所持したい貴重な音源と思っています。

さて、石川ひとみさんはその「NAVレコード」からデビュー。
アイドル歌手好きな人なら、まずはデビュー曲をチェックするのがお約束。
  「右向け右」
変わったタイトルの曲だなぁと言うのが第一印象でした。
でもジャケット写真はとってもかわいい。

さらにワタシと同じ愛知県出身ですから、デビューと同時に応援モード!
そしてアイドル歌手がデビューすると、必ず行うのがデビューイベント。
当時は「インストア・ライブ」とは言わなくて、「歌とサイン会」でしたね。
場所は大型ショッピングセンターの特設会場や、駅にあるイベント広場などなど・・・
カメラ小僧やアイドルファン、そして通りがかりの人たちも集まり
極めてオープンな感じの中で、アイドル歌手の方々は歌っていたものでした。

とにかくこの「右向け右」でデビューした石川ひとみさんの歌声は
明るくハキハキとしていて、ポイントは高かったです。
そう、なかなかすごい子が出てきたぞ!と。

作詞:三浦徳子さん、作曲:宮川泰さん、編曲:竜崎孝路さん。
作家陣から思うに、レコード会社、事務所としても彼女には期待していたのでしょう。
彼女はそれに答えるように歌って表現していますし、もちろんいい曲です。
ワタシにとって石川ひとみさんの曲の中でも「右向け右」は好きな1曲です。

映画「太陽を盗んだ男」(1979年作品)

2007年12月15日 | 映画、TV・ラジオ番組
実は今まで見た事が無かったのです。この名作を・・・。
中学で物理教える教師(沢田研二)が、原子力発電所からプルトニウムを盗み出し
自宅で原爆を作って、日本政府を脅迫するというストーリー。
これは本当に面白かったです。

常にフーセンガムをふくらまし、授業中に居眠りをする教師が
真剣なまなざしで自宅で原爆を作るという姿は感動でした。
ガイガーカウンターの針の動きなどを見ていると
見ている方まで息が詰まりそうになりますし、妙なリアリティがあるのです。

部品を秋葉原で買うところでは、しっかり笑わさせていただきましたが
実際には秋葉原のパーツショップで売っているものでも
作ろうと思えば原爆の制御回路は出来るわけです。

警察とのカーチェイスあり、銃撃ありと、映画の面白さが詰まった作品。
時間がたつのがとても早く感じられ、無駄なカットはひとつも無い。
そして音楽のセンスも抜群でした。

それにしても、ラジオDJ役の池上季実子さん。
まさに70年代のパーソナリティって姿で、ちょっと懐かしかったです。
実際にあの番組があれば、たぶん常連リスナーになるだろうなって思いました。

DVDも出ています。オススメの作品です。

太陽を盗んだ男(1979) - goo 映画太陽を盗んだ男(1979) - goo 映画

能瀬慶子「裸足でヤング ラブ」(1979年)

2007年12月13日 | アイドルPOPS【70年代】
能瀬慶子さんは1978年のホリプロタレントスカウトキャラバン優勝者で
翌1979年に「アテンション・プリーズ」でデビュー。
「アテンション・プリーズ」における、そのすさまじい歌唱には
皆が驚きました。それは歌が上手とか下手とか言うよりも
あまりにも個性的であるゆえに、頭に残ってしまう歌声でありました。

デビュー曲「アテンション・プリーズ」とB面の「フラワー・バス・ステーション」
この2曲共に、作詞:喜多条忠さん、作曲:浜田省吾さん、編曲:船山基紀さん。
あの浜田省吾さんがアイドルの曲を書いた!という事で話題になりました。

そして立て続けに発売された、セカンドシングルの「裸足でヤング ラブ」は
作詞・作曲共に浜田省吾さん、編曲:船山基紀さん。
「これは聞くしかない!」と言う事で購入。
時間がそれほど経っていないにもかかわらず、何故かデビュー曲よりも
歌声がまともに聞けるのです。おそらく相当努力されたのでしょうね。

  あなたの心が読みとれない どうしよう どうしよう
 
この先は揺れ動く乙女ココロと、冒険心が歌われています。
そう、まさしくアイドルPOPS。能瀬慶子さんにとても似合っています。

サウンドはイントロのシンセサイザーとパララッと鳴るトランペットが
とってもお洒落。そして、ベースの音良いですね。それだけで
聞いていたいほど好きな感じの音なのです。

B面は「星空の天使達」。こちらはとってもかわいいアイドルPOPS。
シンセサイザーが効果的に使われているのですが、それが
宇宙的でも神秘的でもなくて、なんだか可愛く聞こえるのです。

  星空で 星空で 私の恋見守って

80年代までは、こういった言葉の表現はよく出てきましたが
最近は使われないですね。
まぁ都会では星など、まともに見ることが出来ませんから。
作詞:喜多条忠さん、作曲:浜田省吾さん、編曲:船山基紀さんです。
B面ではありますが「星空の天使達」なかなかいい曲です。

ちなみに能瀬慶子さんのシングル盤は『NAVレコード』から出ています。
岡田奈々さんや木之内みどりさんと同じ会社なのですね。


松本ちえこ「ボーイフレンド」(1974年)

2007年12月11日 | アイドルPOPS【70年代】
曲のテーマは『恋に恋する乙女』。
松本ちえこちゃんのデビュー曲はこの「ボーイフレンド」
当時はまだ都内の区立中学校に通う中学3年生(14才)でした。

ソロ歌手デビューが14才というのは、この時代でも早いほうですが
後には岩井小百合ちゃんなども中学生でソロデビューしてます。
きっと仕事の現場などでは可愛がられたでしょうね。

そんな彼女のデビュー曲ですが、楽曲としては良く出来ています。
作詞:安井かずみさん、作曲:中村泰士さん、編曲:あかのたちおさん
「ボーイフレンド」と言うと、ついついオールディーズの名曲が
思い出されますが、おそらくそのあたりを意識はしているでしょう。
 
  いつか映画でもみたような 恋がしたいな

何となく洋楽の和訳で出てきそうなフレーズにも感じます。
またメロディーもアレンジも、とてもかわいいアイドルPOPSです。
特に女性コーラスの『イェィイェィチュッチュチュウァ』はお約束のフレーズですし
また、ピチカートの使い方など絶妙です。

ココまで可愛い曲はなかなか他には無いと思います。それでいて
決して嫌味にはならず、彼女のかわいらしさを、引き立てているのです。

そしてB面の「恋のチャンス」これがまたかわいい曲ですよ。

岡田奈々「ひとりごと」(1975年)

2007年12月10日 | アイドルPOPS【70年代】
アイドル歌手として、デビューされる方は数多くいらっしゃいますが
彼女ほど『清楚』という言葉が似合う方は少ないでしょう。
清潔感のあるお嬢様というイメージでありながら、近寄り難い存在でもない。
だから、純な男たちにとっては気になる存在であったと思います。

デビューの時は高校生。こんな清楚であり可憐な女の子が
教室にいたらどうなるでしょう。
彼女の方ばかり見て、先生の話もうわの空で・・・
たぶんチョークか黒板消しが飛んできますよ。

「ひとりごと」は作詞:松本隆さん、作曲・編曲は都倉俊一さん。
ココで何度も書いていますが、松本隆さんの詩は大好きです。

  うわさされてもいいの あなたとなら

でもね。男性はいろいろと冷やかされるでしょうから
それに耐えるのはたいへんだろうな。

メロディーもまたアレンジも繊細かつ緻密に仕上がっています。
今の時代の”リズムとノリ”が一番と言う路線とは間逆ですね。
ギターの音も優しく響き、ストリングスが入ってくると何故か癒される
個人的にはとても落ち着けるサウンドです。

岡田奈々さんの歌声はやわらかく耳に届き、感じ方によっては
本当に高校生?と思うほど、大人の落ち着きさえ伝わってきます。
この曲でデビューして以来、歌手としての活動では幾つかの”名曲”を残し
さらに女優に転向されてからも、幅広く活躍されています。

また機会があれば、彼女の歌った”名曲”について書こうと思います。


井上望「花ねがわくば」(1979年)

2007年12月08日 | アイドルPOPS【70年代】
デビュー曲の「ルフラン」もそうでしたが、彼女の歌い方はちょいと演歌っぽいのです。
もちろん”こぶし”を回すっという事はないですが・・・。
中低域の丸っぽいやわらかさを感じさせる歌声が良いです。
そう、とっても魅力的な声をしています。

「花ねがわくば」は作詞:千家和也さん、作曲・編曲は穂口雄右さん。
千家和也さんの詩はとかく過激な表現が出てくるイメージがあるのですが
この曲に関しては、夢見る乙女の歌ですね。

  願わくばあなたと むすばれたいの

サビのこの歌詞がとても印象的でココロに残ります。
そして、こんな歌が歌えるのは10代の特権でしょうね。
井上望さんの曲の中で、この曲が一番好きです。

イントロから、ずっと流れているE・ギターの歪み具合も心地よく
リズムの切れがこれまたよろしい。
という事で、今宵は何度も聞いているのであります。

映画「台風クラブ」(1985年)

2007年12月07日 | 映画、TV・ラジオ番組
誠に不謹慎ではありますが、台風が接近してくると、何となくわくわくしてしまう
そんな感覚になってしまうことありませんか。
空を見上げると、異常に早く流れる雲。そして潮風の混じった生暖かい風を感じながら
外の植木鉢などを片付けていると

「手間をかけたのだから、いっそのこと直撃しないかな」
など思ってしまうこともあります。

「台風クラブ」は台風が接近してくる、その緊張感の中で、普段どおり学校に通う
中学生たちが、まるで台風からのエネルギーをもらったかのように
不安定なココロを爆発させる様子が時間軸に沿って描かれています。

思春期の少年少女たちの心情は、微妙なバランスが保たれることで
安定しているのであり、何かひとつのきっかけで暴走する事だってあるのです。
数人の生徒だけが残った学校での大騒ぎや、意味不明とも取れる行動を
長回しのカメラがとらえていく映像は、妙にリアリティを感じさせます。

映画の中での行動は、親からするとありえない事と思われるかも知れないですが
あの時期の少年少女達なら、実はやってみたいと思うかも知れない・・・。
そんな危うさ、もろさが表現されています。

でも、この映画は今の状態では地上波放送は無理でしょうし
でも若い人にも見てもらいたいとも思います。

工藤夕貴ちゃんの体当たりの演技は、「逆噴射家族」同様に見事でしたし
大西結花ちゃんが、アイドルとは思えない過激な演技をしています。

台風クラブ(1985) - goo 映画
台風クラブ(1985) - goo 映画

映画「逆噴射家族」(1984年)

2007年12月04日 | 映画、TV・ラジオ番組
この頃パソコンでのDVDを見る事が週末の楽しみになりつつあって
レンタル屋さんでいろいろ借りてきています。
それでも、17インチ液晶モニタで見る映画ですので、迫力を楽しむような
作品はきついですね。ですからジャンルとしては限られますが
ヘッドフォンで音を聞いているので、けっこう入り込んで見てしまいます。

かつて映画館で見た20年以上前の映画をもう一度見てみたり
素通りしてきた旧作に出会うのもなかなか良いです。
そして、最近見たのがATG(日本アート・シアター・ギルド)の製作による
80年代の作品「逆噴射家族」。そして「台風クラブ」。
気が付いた方もいらっしゃると思いますが、いずれの作品にも
工藤夕貴ちゃんが出ています。彼女のデビュー間もない時の作品ですが
あれから20数年過ぎた今、もう一度見るとどんな感覚になるかと思っていました。

やはり「逆噴射家族」は理屈抜きで面白いです。
家族のココロの病気を気にした父親(小林克也)がやっとの思いで
郊外の一戸建を手にしたものの、そこに祖父(植木等)が引っ越してきて
さぁ大変。祖父の部屋などあるはずなく、どうするか。

浪人して東京大学を目指す”受験ノイローゼ”気味の長男(有薗芳記)
女優かプロレスラーになりたい娘(工藤夕貴)、そして母親(倍賞美津子)
この一家による家族間の気持ちのすれ違いが、やがて暴走し抗争に
至ると言うストーリー。とにかく息もつけないほどのスピード感は
見ていて面白く、細部にこだわる徹底した造りには感動さえ覚えるのです。

この映画を最初見た当時は、長男の気持ちが年齢的にも近くて共感できましたが
今見直したら、完全に父親目線で見ておりました。
男が家を建てるという決断をしたり、家族を思う気持ちというのはわかります。
ただバランスが崩れると、家庭崩壊になる可能性を秘めている
そんな事を教えてくれた気がします。

それにしても工藤夕貴ちゃんは可愛かったし、演技もすごいと
改めて思ったのでありました。

逆噴射家族(1984) - goo 映画
逆噴射家族(1984) - goo 映画

第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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