「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

三角八朗さん、ご逝去・・・・

2016-09-13 20:32:27 | おくやみ
#565「正義に拳銃を向けた男」がファミ劇で放送された3日後の8月29日。

三角八朗さんが虚血性心疾患のため80歳でご逝去・・・・。

#565はブルースの身体を張った「熱演」と、三角さんの冴えないタクシー運転手・坂口の「正義への目覚め」を受けた白熱の演技がぶつかり合った格好になって、太陽後期の名作の一つに数えられると思います。

三角さんは大映出身、私の印象ではTBSのドラマ中心に活躍され、特に『Gメン’75』では20話以上客演され、時代劇や2時間サスペンスでもおなじみの顔でした。
小市民、一癖ある刑事、強面の悪党、胡散臭い男、善人・・・と、幅広い役柄で活躍なさった印象です。
優しそうな外見とは裏腹に、鋭い狂気も演じることができる方でした。

太陽での客演は後期に入ってから、#565はゲスト主演、#618ではコンピューター(パソコン)を利用する犯人グループの一人ではありましたが、その他の3作は残念ながらワンシーンのご出演に終わっています。ただし、「一癖ありそうな刑事」「人の好さそうなタクシーの運ちゃん」「金貸しの社長」というように、三角さんらしい役柄でご出演でした。

第565話「正義に拳銃を向けた男」  坂口辰夫 役
第618話「コンピューター計画」 新村義彦 役
第646話「うそ」 城南署刑事 役
第678話「山村刑事の報酬なき戦い」  タクシー運転手 役
第710話「殺意との対決・橘警部」 岸部 役



梅津さんに続いて三角さんもですから・・・・。


ご冥福をお祈りいたします・・・・。

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いろいろと 20160912

2016-09-12 22:02:00 | 当直室日記
カープ優勝で、くさばのかげでボギーがはち切れんばかりの笑顔で喜んでいることと思いつつ、正子姉さんはあの「カープ」店にまだ勤めているのか・・・と妄想したり、ハッキリ言って考えがまとまらない「ペスト」症候群を発症中のけぶでございます<(_ _)>

多分、『こち亀』終了や大都会PARTIIの「俺の拳銃」でのヒラの悲劇を観たからだと思いますが・・・。

『こち亀』は私が読んでいた当時のジャンプではそれなりに古株の方で、旧車をよく扱うので多分最初から読んでいたと思います。ジャンプ購読を辞めたのが『ワンピース』連載が始まった直後ぐらいだと思いますので、もう20年離れていることになるのですが(^_^;)
私が熱心に読んでいたころは『こち亀』は一番マニアックでアニメ化などは到底考えられなかった存在でしたが、今や実写化までされてしまいました・・・。
考えてみると、太陽で言えばテキサス殉職⇒スコッチ登場から1回の休止もなく連載が続いたわけですから今更ながら偉大です・・・。
終わるのは残念ですね。

大都会PARTII。
やっぱり、ヒラ殉職は名作だと改めて思いますね・・・。
悲劇そのものだし、オチもちゃんとあるし(^_^;)
ただ、ヒラと粟津さんの愛すべきキャラクターに対する、「愛情」というのが画面から伝わってくるんですよね・・・。
太陽と石原プロ作品の降板作にはそういうものが感じられるんですよね。
(これは特命課もそうです。)

これは、個人の好みなのですが、私は好きですね。

一方、石原プロ社内人事活用が一気に進んだマッサン劇場・・・・もとい、「切れたザイル」。
優作さんの唯一の欠場作だから、ジン=神田さんが大活躍な筈なのですが、完全に松木部長刑事・・・もとい、早川雄三劇場と化していましたが(^_^;)
しかし、滑ったサルがおもいっきり早川さんの手に自分の体重がかかった手で潰したような恰好になっていましたが微動だにせず・・・素晴らしい死にっぷりでした。


その松木部長刑事大活躍の『特別機動捜査隊』
新登場の倉岡刑事は水木刑事寄りになるのかと思っていましたが、意外にもスポーツキャラでした(^_^;)『あかんたれ』でも硬派キャラだった記憶はあったのですが、そのイメージ通りだった・・・というか、ネクタイが派手(^_^;)。
それにしても#604。
冒頭から麩にバターを塗って食すアンジェラとイボンヌ。。。(2人共国産老女。。)
シュールで外連味たっぷりの展開。。。ある意味クソ真面目な特捜隊、三船班が中心になってから、たびたびこのような作品が出てきますが、今回は最高潮にイかれた作品だったと(^_^;)
オマケに元西本係長は死体役に・・・。


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ヒゲフェチに朗報。

2016-09-12 21:03:20 | 当直室日記
ちょっと話題になっていて、ほしいもさんからもメールをいただいた件。

大河ドラマ『真田丸』に木之元亮さんご出演。

家康より蟄居処分を命じられ、九度山村に幽閉の身となる信繁たち。
木之元さんは九度山村の村長役です。

その長兵衛・・・ヒゲ面です(゜o゜)

それも、ロッキー晩年の整いヒゲに近い。
(村長なので、ありんこヒゲだとワイルドすぎるか・・・)

というよりは、特にヒゲ面ではなくても良かった役ではないかと思われるので、
木之元さんが我々ヒゲフェチやヒゲ中毒者を『真田丸』へ誘っていると勝手に思い込んで、
観なきゃならんでしょうね(^_^;)

実は『真田丸』、まともに観てないです<(_ _)>

ということで、私のヒゲ目当てで観る現金さをお許しください。。。。

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太陽放送予定 2016.09.08号

2016-09-08 06:57:21 | 放送予定
 遅くなりました<(_ _)>、向う一週間の太陽放送です。

ファミ劇は通常放送、純情一直線ボギー第二弾のボギーならではの直球勝負の必死さが切ない#569、ラガーの「遠い想い出」幻だったのか・・・内藤剛志さん太陽初主演ゲスト&覆面車セリカXXの捨て身激走、ラガーの葛藤が見どころの#570を放送。
地上波では、チバテレがお休み。
テレ玉・テキサス編は容疑者の妻に感情移入していく殿下のあるいみ健気さを描く#165、とちぎテレビ・テキサス&ボン編は殺された被害者は殿下がかつて逮捕した男でその妻に殿下は親身になりますが・・・殿下の優しさが自身の危機を招く#202を放送。
って、どっちも殿下の優しさがある意味「リスク」な話なのですが(^_^;)


【CS】

▼ファミ劇HDリマスタ 初放送 ブルース登場編


第569話 58.09.16 ホームラン (ボギー・ブルース)穂積ペペ 武見潤 遠藤憲一
  

少年野球チームの監督をしているボギーはある日、仲間外れになっている少年・智をチームに入れてやり代打に立たせるとホームランを打ち、智は大喜びした。
その智が車にひき逃げされ、死亡した。
智は野球チームの練習に向かう途中だった・・・。
ボギーは怒りを爆発させ、犯人は何としても自分で逮捕しようと必死になる。
その後車は発見されるものの、盗難車と判明しさらにグローブボックスから大金が盗まれていることが判る。
そんな時、犯人らしい男を目撃した主婦が現れ証言によると、さらにその男を犯行現場近くで目撃しているであろう暴走族の存在も浮かび上がる。
しかしその暴走族にボギーとブルースがあたると、彼らは知らないと言い口論から格闘になってしまった。
ボスはそんな2人に人を殴ることの痛みを知れと諭す。
その言葉に衝撃を受けたボギーとブルースは再度暴走族のもとに向かい頭を下げるが、彼らはそんなボギーに屈辱的な要求をしてくる。
それに応じるボギーを怒り心頭に見つめるブルース、そのボギーにブルースを殴れという要求まで・・・・。

なぜかこの頃、純情路線に傾倒していたボギーの代表作。
ボギーの好きな野球を通して起こってしまった悲劇とそれに端を発して事件は意外な方向へ向かうわけですが、ボギーの直球勝負的必死さが胸に迫るものがあり、そこがこの話のメインでもあります。
ボギーにしかマッチしない題材でもあると思います。
ゲストに太陽では既におなじみの顔であるペペ氏、そして事件解決のカギを握る暴走族の一員にエンケン氏が初出演です。


第570話 58.09.30 遠い想い出 (ラガー・ブルース)内藤剛志 井上肇 相沢治夫 

ある会社の給料運搬車が2人組の男に襲撃され、輸送にあたっていた経理課・杉田は銃殺され、課長の吉沢も殴られて重傷、現金2,700万円が強奪された。
その直後、犯人の一人である黒井が仲間割れで殺された。
黒井は被害に遭った会社の下請け会社の工員で前科一犯の過去があった。その黒井の交友関係を調べた結果、バーテンの西本が浮かび上がる。
ラガーたちは西本に会うが、彼はラガーの小学校時代に一緒にラグビーをした幼馴染みだった。
ラガーは再会の嬉しさを隠しきれないが西本の対応はクールだった。
西本はアリバイを主張し、ラガーはそれを信じた。
そんな時、新宿のバーのホステス・ユキが絞殺された。彼女に部屋には強盗が使用した拳銃が残されていた。
ユキは竜神会とも関係があり、拳銃の売人と判明、目撃者の証言では不審なバイクが走り去ったという。
西本に再びアリバイを訊くと、彼は九十九里をバイクで走っていたという。犯人のバイクはスピードの出し過ぎで転倒していたことが判明、西本のバイクにも傷があり、西本に状況証拠的には不利な状況ではあったもののラガーは西本を信じると言い切る。
ところが西本はラガーとブルースを振り切りバイクで逃走、壮絶な追跡の末、西本はブルースに発砲した・・・・。

小学校時代のラガーの熱い想い出、それが覆される悲劇であります。
熱いラガーと、ショックを背負ったラガーと、冷静さを必死に追い求めるラガーと、脂が乗ったラガー主演編です。
また今回は自動車事業部諸兄には当時ショッキングだった、セリカXXの破損追跡が見どころ、ジャンプ・河川走行で相当ダメージを受けます。
ゲストに内藤剛志さんがメイン。西本の悪行と本来の優しい部分をほのめかす熱演が見ものです。


9/9(金)
6:30~7:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#567 純情よ、どこへゆく
ファミリー劇場HD(CS)

9/9(金)
7:30~8:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#568 悲しい汗
ファミリー劇場HD(CS)

9/9(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#569 ホームラン
ファミリー劇場HD(CS)

9/9(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#570 遠い想い出
ファミリー劇場HD(CS)



【地上波】


▼テレ玉 テキサス編

第165話 50.09.12 回転木馬の女 (殿下)藤巻潤 金沢碧 永井譲滋 


七曲署へ密告電話が入る。羽田空港へ二億円相当の宝石が密輸されてくるという。
山さんとテキサスは暴力団が絡んでいる可能性から慎重に張り込み、容疑者の中原健介を逮捕するが、空手五段の健介は物凄い暴れ方で抵抗しやっとのことで手錠をかけた。
一部始終を呆然と見ていた健介の妻・菊江は、夫の密輸等は全く知らなかったといって泣き崩れたが、彼女を自宅まで送った殿下は、物陰からじっと探っている男がいることに危険を感じ、警戒することにした。
ある日菊江は外出、ひとり遊園地に入って、回転木馬が回るのと、若い係員が花の手入れをしているのを長い間眺めていた。
やがてその係員が菊江と肩を並べて話し始めた。
殿下はどうやら危険はなくなったと判断したが、その夜一係に菊江から電話が入り変な男が見張っているという。
駆け付けた殿下が菊江と話している間にも、部屋のガラスが割られ、殿下が目を離しているうちに、菊江は車で連れ去られてしまう。
案の定、健介のところに脅迫電話がかかり、隠している品物を引き渡せと云ってくるが、健介には心当たりがなかった。
一方、菊江を連れ去った車と彼女のカーディガンが箱根の別荘で発見され、いよいよ危険が迫ったことが明らかにとなる。
別荘へ急行した殿下は唯一、菊江が行った遊園地のあの花を発見、遊園地に急行したが、例の若い係員・松本は4日前に辞めて行方が分からなくなっていた・・・・。

「ターニングポイント」に向かって、アゲアゲ状態の当時の太陽ですが、殿下の主演編はどちらかというと、女性向けに意図的に制作されるものがこの頃はならびます。今回は混沌とした事件ですが、不幸を背負った夫婦がまた不幸を背負って、背負ったものに耐え切れなくなった妻が夫から・・・という展開ですが、刑事としての職分を離れて、島公之個人としてクライマックスに嫉妬に燃える夫の前に立ちはだかる殿下が印象的であります。そのクライマックスが、ことの良し悪し別として、結果的にはこれでよかったというものなので、後味的には悪くはありません。
ゲストにはその肢体を十分生かした、ガードマン・・・・もとい、藤巻さんの登場、さすがのテキサスもゴリさんもヘロヘロ状態に・・・。そして金沢さんは当時人気を獲得して絶好調な時期なので、この作品自体に独特なオーラが漂っている感じです。
いや、無表情な回転木馬の目も・・・<謎
今後、殿下主演編を得意とすることになる畑氏の太陽初作品です。



▼チバテレ・ボン&ロッキー編

残念ながらお休みです。





▼とちぎテレビ・テキサス&ボン編

第202話 51.05.28 手紙 (殿下)結城美栄子 北條清嗣 小林尚臣


殿下は自室で寛いでいたが、何か室内に違和感を感じる・・・
そんな時に撲殺死体が発見され、その被害者は数年前に殿下が逮捕した男だった。
その男とは手紙などでの交流があって、男の妻に殿下は男が亡くなったことを告げに行く・・・。
泣き崩れる妻。
消えない殿下の部屋の違和感は日に日に増していく中、男は強盗を働いていたことがわかり、妻はその被害金をそっくり返還しに一係を訪れる。

殿下と前科のある人間との交流の中でのリスク的要素の一例。
結局2度殺されたような今回の被害者、そしてその意外な結末・・・犯人は何となく判るのですが、動機が最後までわからないのがもどかしい?


9/8(木)
20:00~20:55
太陽にほえろ!
テレ玉1(地上波)
「回転木馬の女」

9/11(日)
21:15~22:10
太陽にほえろ! ボン刑事編 第202話 手紙
とちぎテレビ1(地上波)

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太陽にほえろ! 1983

2016-09-06 00:03:47 | けぶの散財日誌
買い直しシリーズ(^_^;)

たまたま某有名古書店のラインナップにあがっていたので購入。

1983年カレンダー。
野口先生2人+送料でした。
しかし、懐かしいです。
カレンダーシールも未使用健在、ただし若干の破れあり(当時だってスレ傷はありましたから(^_^;))。
また、例によってクオリティの低い画像でお楽しみください(^_^;)

表紙。



表紙からして、10周年記念号や名場面集4との素材共有が感じられますが、中心はカナダロケ特写。
1982年カレンダーについては、カレンダー用としての特写ショットで構成されていたのと比べると、チョットばかり本編寄りに戻った感じがしました。
ボスについては前回のものは入院前のショットだと思われますので、やっと退院後の特写・・・となります。



ボス
10周年記念号や石原裕次郎記念館でおなじみのショットです。



山さん
ボス復帰時に新調したライトグレーのお気に入りスーツ。お茶目気味(^_^;)



ドック
カナダロケのショット、10周年記念号でも。



ワンコとボギー。
ボギースーツでのショット今回のみで次回は飛躍します(^_^;)



ジプシー。
これもカナダロケ特写。
ジプシー唯一のカレンダー。



ラガー
これもカナダロケ。10周年記念号でも。



すっぽん・・・もとい、トシさん。
衣装はまんま登場編。


という感じです。
1984年カレンダーからはどんどん特写っぽいものが増えていくので、1986年カレンダーでちょっと本編寄りに戻ったのが一安心だった記憶が・・・・(^_^;)





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梅津栄さん、ご逝去・・・

2016-09-02 07:10:46 | おくやみ
北海道の台風、私自身は被害はありませんでしたが、河川の氾濫で甚大な被害を被った場所があります。観光地も被害を受けたところが多くありますので、秋に北海道旅行を計画されている方は旅程のなかにある目的地の現状を確認された方が懸命かと思います。

今朝、訃報が・・・

梅津栄さんが8月6日、肝硬変の為ご逝去されたことが発表されました、88歳。

ご冥福をお祈りいたします・・・

テレビ創成期からテレビドラマや映画・舞台で活躍され、善人・小物・ムードメーカー・悪役・芸術家・変人・奇人・大物・・・役柄の守備範囲が広すぎて枚挙に暇がないぐらい様々な役柄を演じられ、刑事ドラマ・時代劇にはお馴染みの方でした。

特に『非情のライセンス』の鈴木刑事、必殺の玉ちゃんはここをご覧の方にはお馴染みだと思います。

また、芸術家としての一面もあり、その中で書家としてはTシャツなどにもなった「海人」のロゴ字が思い浮かびます。

太陽では5作ご出演です。

#190 「パズル」 岩田啓介 役
#351 「密室殺人」  河辺秀行 役
#384 「命」 黒崎陽三 役
#433 「金髪のジェニー」 石井源次 役
#661 「マミーが怒った」  山梨の巡査 役

太陽では比較的善人役が多いと思いますが、その中でも#351については陶芸家役なのでまさに梅津さんにピッタリの役柄だったのではないかと思います。
#433の源さんも短い出番ながら印象深いです。

ちょっと先にはなりますが、BS11の『大都会 PARTII』では、 #43「城西署爆破計画」が放送されると思います。
城西署捜査課を乗っ取る下平の梅津さんと、優作さんのトクさんの掛け合いが絶妙過ぎる話、ある意味梅津さんの「醍醐味」の一つのような役なので、この機会に再見したいものです。

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