「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送4/21=「ふたり」のジュンの危機!

2024-04-20 19:17:00 | 放送予定

まず「おまけ」から。
#17冒頭の「第八銀行」、マカロニの顔が煤だらけになった銀行(^_^;)
国会図書館検索で判明。
福井銀行・新宿支店(新宿区西新宿1丁目14−11:当時)で、支店開設直前のロケだったそうです。1974年にできたての住友ビルに移転。
福井銀行八十年史によると、たくさんの観衆がつめかけ、知名度向上と開店前の景気づけに効果大だったとの記載。
そして、もうひとつ。
裕次郎さんとショーケンさんを中央にする記念写真が小さいですが掲載されています。
記念写真はよく撮影されていたようですが、表に出ているものは少ないので、とりあえずこちらもメモっておきます。

X巡回。

▼殉職編で視聴率をとる
そもそも論として、太陽の殉職編は「卒業式」「お祭り」という感覚なので、視聴率をとることは必須であったことはあるんですよね。そうなれば盛大に送り出してあげたいという制作側の意図もあったことだけは念頭においてほしいなぁ・・・とも思います。
「死ぬ死ぬ詐欺」「予告報道」も同じ発想だし・・・・と思いつつも、テキサス・ボン・殿下についてはやり過ぎな部分はあったとも思うし(^_^;)
そういう意味でも、太陽っていう番組は「魔物」だったんですよね。
と、考えると、パート毎の最終回や初回などで殉職するのも意味合い的には同じではあるんですよね。その点、特命課につきましては演者が安定してご出演をされていたので、新人の卒業や演者の降板希望が常に付きまとっていた太陽とは同じ土俵で語れないんですよね。ただ、特命課は結果的に人事の動きが集中してしまったのはあったと思いますし、特に1985年についてはキツかったですね。


さて、4/21サンテレビ・太陽放送。
#198は、ナポレオン改め2代目ジュン号の登場(演じるシェパードはハディラ嬢に変更)、警察犬の中で問題犬扱いされたジュンが恩人・テキサスと共に事件を解決しようとしますが、このコンビに生命の危機が訪れます・・・・。

やはり、意識的にテキサス卒業(殉職)を視聴者へ意識させたい為か、テキサス自身の危機というかケガが描かれることが増えていた頃の留め話。200回記念ベルト期間は他のメンバーの転機を描く事が多くなるので、テキサス自体の直接的は危機はオミットされ、実はテキサス単独では平和な時期が訪れます。これも制作側の戦略かと思いますが、
ここで、警察犬ジュンがセミレギュラーで登場、テキサスを盛り立てますが、ジュン2号とテキサスの活躍はこの回限り。結果的にボンとの付き合いの方が深くなるジュンですが、この回の存在が強烈でジュンの活躍の後ろ盾となっていきます。

ゲストは声優活動で有名な阪脩さんと安原義人さんが城南署刑事コンビ。そして犯人役に林ゆたかさんというちょっと捻った感じの布陣です。


藤堂「同じジュンでも、大分違うじゃないかお前!」


【地上波】サンテレビ・テキサス&ボン編

4/21(日)
11:00~11:54
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス・ボン編 第30話)
サンテレビ1(地上波)

第198話 51.04.30 死ぬな、ジュン! (テキサス・ジュン)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
        田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

警察犬ジュン2号/ハディラ・フォン・ヒンメルブラウ号(ノンクレジット)
訓練指導/梁田カツ子(ノンクレジット)

ゲスト:林ゆたか 阪脩
 安原義人 金内喜久夫
 奥村公延 松熊信義 東大二郎 音羽久米子
 関虎実 畑有理子 井口義享 荒木肇
  
脚本 四十物光男  田波靖男 小川英

監督 竹林進
 
城南署管内で傷害事件を起こした男が七曲署管内に居住していたことで、長さんとテキサスは応援に駆けつけると、そこに城南署刑事と警察犬が居た。警察犬は刑事たちに快く思われていないらしいが、ジッとテキサスの方を見つめている。
男を逮捕する際に警察犬は命令を無視して男にかみつき、入院させてしまう。
その警察犬はかつてテキサスに救われたナポレオンで現在は警察犬ジュン2号となっていたが、命令無視・人間不信の傾向にあり、問題犬とされていた。しかし、テキサスには従順になる。
男は前科もないようで、さほどの凶悪なところもなかったことから、ジュンの去勢が問題となってくる・・・。
その頃、入院していた男は監視役の警官を殴り、病院から脱走した・・・傷害事件を起こしただけの男がなぜそこまで罪を重ねるのか・・・。

スコッチより前に「命令無視・人間不信」を実践(^_^;)していたジュンが実質的には初登場。
#132のナポレオンはアーター号で、後の警察犬キング(#348)として再登場しますが、今回のジュンはハディーラ嬢、#132ではクレオパトラ号として出演、このときは殺されてしまった・・・。
ジュンの名称は#24で登場した老警察犬のジュンを継承しており、太陽のキャラクターとしては比較的太陽自体の過去歴史を継承しているところがあります。(今後もそうです)
今回の演技も素晴らしいですが、今後テキサスの忘れ形見としてボンとコンビを組み、#348まで随時登場することになり、太陽中期セミレギュラーとしては重要なキャラクターとなります。
そして、これを機に警察犬シリーズが始まり、太陽の一つの見どころとなっていきますが、この作品はその初回を飾るのにふさわしい危機感溢れた作品に仕上がっていますが、「死ぬな!テキサス」に通じるところもあって、その2つの要素が高視聴率を呼んだようです。
この作品の別の魅力というか・・・
近代太陽に一歩近づく感じ(選曲や効果音など)、声優で有名な城南署の刑事コンビ、関さんの迫力あるカーアクション(使用されるのは初代後期型セドリック・・・・これが特捜車とは違って本当にワルっぽい感じ・・・って特別いじっているわけじゃないみたいですが・・・)、テキサスの地味ですがかなり痛そうな負傷、ハディラ嬢の名演とか・・・・数えたらきりがないぐらい観るところはあります。

以前、ハディラ嬢のことがちょっと気になって調べてみたら、とんでもない犬だと解った訳で・・・(^_^;)

社団法人・日本シェパード犬登録協会(JSV)

- 日本訓練ジーガー競技会 優秀犬 -

第32回1975年/称号:ジーゲリン
ハディラ v.ヒンメルブラウ(牝)

持主は岩手の方で、指導者の梁田カツ子(カヅ子)さん(少なくともブルースと組んだロックまではこの人が指導していたようです。本編クレジットあり)は今でも埼玉で有名な訓練所の方だったようです。令和6年2月現在、第一種動物取扱業者訓練士の東京都登録があるようなので、未だ現役でご活躍かもしれません。

ハディラ嬢、片足を被弾する演技も凄いですが、表情も豊かで、とても犬とは思えないのですが・・・。
どういう風に教えるんでしょうかね・・・ハディラ嬢に素質もあったんでしょうが、梁田さんの指導力も凄い。


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