「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2016.11.3号

2016-11-03 03:26:00 | 放送予定
 向う一週間の太陽放送です。

ファミ劇は通常通り放送、再放送とHD初放送共、無料放送2回目です。
HD初放送分は、偶然脅迫電話をラジオでキャッチしたラガーは恐喝犯人を追うこととなるが、強請りの金を受け取りに来た女性も脅迫の被害者だったが・・・一人の女性を救うため敢て「盗聴」という手段に刑事生命を賭けるラガーを描く#584と、殺された女性作家事件を捜査するボギーが作家の夫であるジャーナリストに疑惑を持ち、ボギーらしい切り口で謎を解きながら夫に挑戦する#585を放送。

テレ玉・テキサス&ボン編と、とちぎテレビ・テキサス&ボン編はお休みです。
チバテレ・ボン&ロッキー編は、ワンマン社長の目の前で娘婿候補が転落死した。頑なに事故死を主張する社長と殺人の可能性も視野に入れ捜査を開始する殿下は、気丈な社長とは裏腹に会社が危機に陥っていることを知るが・・・・剛腕社長の孤独と葛藤、事件を通じてそれを目撃する殿下を描く#270を放送。


【CS】

▼ファミ劇HDリマスタ 初放送 ブルース登場編


第584話 59.01.06 盗聴 (ラガー)西岡徳馬 星正人 早川絵美

ドックとラガーが巡回中にラジオを聞いていると、付近の電話からの会話に聞こえる声が入ってきた。
それは田所という男が脅迫されている内容のもので、明らかに電話が盗聴されていることを示した現象だった。
2人が田所に事実確認をするとあっさりと認めた。
恐喝犯人を捕まえるべく、田所に強請りの金50万円を受け渡す場所に向かわせ張り込む二人は、現れた若い女・和美に驚くが、彼女の胸にも隠しマイクが取り付けられていた。
ラガーは和美に事情を訊くと、田所と同じく彼女も強請られており、金を受け取った彼女に協力を要請、彼女を尾行し、彼女から金を受け取った秋田という男を逮捕したが、和美は行方不明になる。そして秋田にしても響組の組員ではあるものの、やはり脅迫されて手を貸しだけだった。
そんな時、盗聴の件から手を引かないと和美を殺すという内容の脅迫電話が一係にかかり、指定された場所に行ったところ、和美が拘束され傍に時限爆弾が映るポラロイド写真が置いてあった。
また、和美の愛人・大学病院医師の春彦が一係に事件から手を引くよう申し出てきて、春彦をマークしていると犯人から再度尾行を止めろと脅迫電話が入る。
捜査は八方塞りに・・・一命を案じたラガーは、独断で春彦にかかってきた脅迫電話を盗聴、犯人を逮捕したが・・・。

盗聴による卑劣な犯罪に盗聴という手段でなんとか犯人を突き止めようとしたラガーが結局証拠能力の無い違法な盗聴という手段に泣くわけですが・・・一人の女性の生命を救うため、自分の刑事生活を賭けるデカ・ラガーが描かれます。
星正人さんは太陽初登場、早川さんは2回目ですが、結構出演回数がある西岡さんは確かこれで4回目、まだ悪役が多い時期。


第585話 59.01.13 ボギー名推理 (ボギー)深水三章 堀之紀 一柳みる 

一係に作家の桂子が仕事場で何者かに襲われたらしいと、夫のジャーナリスト・良介から通報が入る。
電話を受けたボギーは急行すると、彼女の悲鳴を電話で聞いたという週刊誌編集部・高石が待っており、少し遅れて良介も駆けつけてきた。
仕事部屋は荒らされており、良介宛てに桂子を誘拐したと脅迫文が残されていた。
2人によると、高石が電話で異常を察知し良介に連絡、良介から一係に連絡の上、自宅から仕事場に向かったという。
良介と桂子はおしどり夫婦として知られており、良介の落胆ぶりと焦りは相当なものだったが、ボギーは良介が自分に対して見る目が気になっていた。それはボギーに対して「本当に刑事なのか?」という感じ。ボギーはそれを受け流していた。
仕事場のマンションでは桂子が出て行ったところを目撃した者はおらず、裏階段を使ったと推測できたが、それでもかなり現場の状況に詳しい者の犯行に思えた。
自宅に待機する良介やボギーたち、しかしボギーは偶然に良介が鏡に向かって髪形を崩しているところを目撃する・・・。
その矢先、犯人から3千万を要求する脅迫状が届いたが、犯人は指定した場所には現れず、翌朝桂子は絞殺死体となって河川敷で発見された。
解剖の結果、電話で悲鳴が聞こえたときに殺されたことが判明した。
山さんが一連の事件の流れを見て、金目当ての犯行にしてはあっけなく、目的はあくまでも殺人であったとの見解をみせたとき、ボギーはとっさに良介が犯人だと断定、良介に抱いた不審を説明した。
しかし、良介にはアリバイがある、それに動機は・・・調査の結果、夫婦の「おしどり」という評判は嘘だったことが判った。
ボギーはアリバイ崩しと、良介へのマークを全力投球で開始した・・・。

ボギーのガサツな部分と繊細な感覚が合わさった、「刑事・ボギー」という感じの作品。
かつては長さんが得意としていた、犯人に見下されながら着実に犯行を暴いていくというパターンにボギーの破天荒さを加味した捜査法は見どころだったりします。チャリンカー・いっつあんの本領発揮の場面もあり、この頃の安定してきたボギーの魅力発揮作だと思います。



11/4(金)
6:30~7:30
無料 太陽にほえろ!HDリマスター版#582 犯罪ツアー
ファミリー劇場HD(CS)

11/4(金)
7:30~8:30
無料 太陽にほえろ!HDリマスター版#583 三人の未亡人
ファミリー劇場HD(CS)

11/4(金)
20:00~21:00
無料 太陽にほえろ!HDリマスター版#584 盗聴
ファミリー劇場HD(CS)

11/4(金)
21:00~22:00
無料 太陽にほえろ!HDリマスター版#585 ボギー名推理
ファミリー劇場HD(CS)



【地上波】


▼テレ玉 テキサス&ボン編

残念ながら、お休みです。


▼チバテレ・ボン&ロッキー編

第270話 52.09.30 殿下とライオン (殿下)中条静夫 島村佳江 中真千子


「ライオン」と呼ばれる建設会社社長の岩沢とビル工事現場で口論した設計課長がその現場から転落死した。
現場検証に当たった殿下らは現場の作業員の証言から岩沢が突き落として殺したのではないかという疑いを持つものの、岩沢が頑として否定した。
決め手がないまま、捜査は岩沢や設計課長の周辺を調べることから行われていくが、岩沢の娘・美樹子が被害者と婚約しており、さらにその娘は自殺未遂を起し病院に担ぎ込まれた。
父親が自分の婚約者を殺したと思い込んだ美樹子は、父親を拒否、捜査でも岩沢にとって不利な事ばかりが浮かんでくる。
しかし、殿下の調べで意外な「裏事情」が見えてくる・・・。

剛腕が相手を惹きつける魅力を持つ殿下の能力発揮の一編。
「もっとも優しい刑事」というフレーズの殿下、こういうキャラクターは実はあまり男性には人気が無いのですが、殿下の場合はそれが当てはまらない「訳」が何となくこの作品で見えるような、そういう殿下の芯の通った男気みたいなものが垣間見られる作品であるように思います。

ゲストはなぜかこれまでカメオ出演的なスタンスでしか登場していなかった中条静夫さんが、当時人気が爆発していた大映テレビの中条さんの役柄を彷彿とさせるような、ワンマン社長として登場、これがまた裏に深い愛情を備え持った魅力的な人物で、中条さんじゃないと成立しない役柄です。

中々男の哀愁が漂う、味わい深い作品です。

▼とちぎテレビ・テキサス&ボン編

残念ながら、お休みです。





11/4(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第260話 #270  殿下とライオン
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