「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

度胸のかたち

2013-01-08 02:32:03 | エトセトラ
変な時間に寝て、変な時間に起きてしまったけぶでございます。
何を血迷ったのか、寝ている直前までクルマの夢を見ていたようで、クラウンはピンクじゃなくシロだ!となぜか強く念じてぱっと目が覚めた・・・あぁ、病んでますね(^_^;)

ところで、高橋惠子さんの東スポ連載を読んでいて・・・

惠子さん主演の「朝やけの詩」に触れておられます。

撮影はジーパン登場前後ぐらいでしょうから、無論シンコとして太陽レギュラー出演なさっていた時期と重なりますが、個人的にはまだ赤子だったために、この頃の裏事情というのは遠回し的に伝わる話の範囲しか知りませんが、想像以上に色々と問題があったようです。

今でもその名残があるのですが、惠子さんが映画デビューした当時は映画界が衰退していく時期であり、真面目な作品や文学作品のなかには女優さんの大胆な演技を売りにする部分というのが、結構長いことあったし続いていたと思います。

個人的にこのあたりの大胆な惠子さんの作品を目の当たりにしたのが実はマイテレビを買って深夜のテレビを見まくっていた時期、1980年過ぎだったと思います。

当時でも女優さんの大胆な演技というのはある意味「スキャンダラス」な匂いがしてあまり好ましく思っていませんでしたが、偶然観てしまった惠子さんの作品についてはそれがなく、唯々驚いて観たのを想い出しました。
多分、当時の私の思考回路では、シンコは清純と決めつけていたキライがあったと思いますので、その自己反応については今でも不思議に思いますが、多分それは惠子さんの「度胸」に唯々圧巻された結果だったんじゃないかと思います。

「朝やけの詩」の大胆なシーンというのは冒頭だけで、内容は非常に硬派な作品なわけですが、今回その冒頭シーンにかなりプレスが入って、惠子さんが予期しなかったまるで撮影会の様相を呈していたというのに結構驚きました。
確かに写真的には近年復刻されたものもあったりして、ある程度の撮影はあったんだろうなぁとは漠然と思っていましたが、まさか記者会見規模の人数だったとは・・・。

それ自体に関しては当時も惠子さんの度胸を認めていたマスコミだったようですから、ただで済めばスキャンダルにはならなかったものの、当時はまだ解禁になっていなかった部分についてクローズアップされ、さらに撮影場所の関係でお役所からもクレームが付いた為に話が大きくなっていったと・・・。

ただ、この記事を読んでいて・・・

この当時、視聴率的にうなぎ上りの様相だった太陽、特に刑事という役柄ですから、こういうスキャンダルは避けたかった部分はあったのではないかと。
多分、今のテレビ界であれば、降板は逃れることができなかったのではと。

確かに当時の惠子さんは東宝所属なので、そのパイプは強固ではあるものの、太陽は東宝の意向だけで制作されている番組じゃないわけですから。

このあたり、惠子さんが太陽で重要視されていたのではないかと感じます。

それよりも、欠場はありながらも、この「話」から1年続投させた太陽という番組を改めて凄い度胸があるなぁ・・・とも思った次第です。

この件の惠子さんのコラムはまだ次回もあるようなので、太陽の話題はまだ続く?

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太陽放送予定 2013.1.7号 | トップ | 佐藤允さん、ご逝去 »

エトセトラ」カテゴリの最新記事