「山さんからの伝言」に関して、もともと警部のセリフがトシさんに変わっていたのは何故か・・・
「渡さんはもともとセリフというものが苦手だから」・・・うんうん、そうかもしれません。
ただこの作品に限ればちょっと違うかもしれません。
本来であればトシさんがボスの代行として機能しなければなりません。警部は係長代理と言えども一係の事はよく知らないわけで、飯田の件をメンバーに尋ねたり、デュークの心情をメンバーに話す、「実務的」な面はやはりトシさんのほうがしっくりいきます。
それと、やはり渡さんの立ち位置的な遠慮みたいなものがあったように思えます。
あと、ちょっと注目したいのが、
ボスのマンション前で「退屈でたまらんとボヤいておりましたよ。」という警部のセリフ、台本上は敬語ではないので渡さんのアドリブが入っていると思いますが、口調的と雰囲気的に渡さんが裕次郎さんの様子を金田さんに伝える感じに見えます。もともと渡さんは演じる役が多少自由が効く場合、部下にもたまに敬語を使いますが、あの雰囲気は素に近い感じです。
当時の裕次郎さんは決して体調の良い状態ではありませんでしたが、おそらく渡さんの前では同じようにボヤいておられたのでは・・・と考えさせられるシーンでした。
「渡さんはもともとセリフというものが苦手だから」・・・うんうん、そうかもしれません。
ただこの作品に限ればちょっと違うかもしれません。
本来であればトシさんがボスの代行として機能しなければなりません。警部は係長代理と言えども一係の事はよく知らないわけで、飯田の件をメンバーに尋ねたり、デュークの心情をメンバーに話す、「実務的」な面はやはりトシさんのほうがしっくりいきます。
それと、やはり渡さんの立ち位置的な遠慮みたいなものがあったように思えます。
あと、ちょっと注目したいのが、
ボスのマンション前で「退屈でたまらんとボヤいておりましたよ。」という警部のセリフ、台本上は敬語ではないので渡さんのアドリブが入っていると思いますが、口調的と雰囲気的に渡さんが裕次郎さんの様子を金田さんに伝える感じに見えます。もともと渡さんは演じる役が多少自由が効く場合、部下にもたまに敬語を使いますが、あの雰囲気は素に近い感じです。
当時の裕次郎さんは決して体調の良い状態ではありませんでしたが、おそらく渡さんの前では同じようにボヤいておられたのでは・・・と考えさせられるシーンでした。