「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

裏読み、憶測・妄想? 1981年回顧発端に。。。。

2020-07-06 23:24:28 | 当直室日記
茶屋町ごろーさんのツイートを拝見しながら・・・・
リアル当直室もこの前挙げた画像の対面は酷いことになってる・・・・
ということは、置いといて(^_^;)

折角茶屋町さんが反応してくれたので、記事を見ながら想い出したことをいくつか・・・。

太陽という番組自体は、マカロニ編では造り的なベーシックなところは、他の番組と変わらなかったわけです。
若手が主役で、大御所がダブル主演、新進の女優さんに脇を固める俳優陣、ただ、日テレの命運がある意味試される番組でもあった為、予算はあったけれども、裕次郎さんのギャラが大勢を占めた・・・・というところが特殊だったのかもしれません。
2年目は、無名な優作さんを勇気ある起用、既存レギュラーやスタッフの頑張りがあったからこそ、基礎的な太陽カラーを構築し視聴率急上昇。
3年目は、勝野さんには非常に失礼かとは思いますが、演技の素人を敢て投入、それに畳みかけ人気が盛り上がった他のレギュラーにも焦点をあて、テキサスの「リアル」な成長でまた視聴率が上がる。
4年目はもう一人の新人・宮内さんを投入、豪華なゲストやセミレギュラーの転機を含めて、それまでの総集編的仕上げ。

ここで、既にやり尽しちゃった部分があったんですよね。
勝野さん=テキサスの成功は、ある意味飛び道具であって、逆にいうと手詰まりとなって。
ただ、視聴率はぐんぐん上がっていくし。
大体のドラマがこの辺りで寿命となるのですが、太陽は次の一手を打ちます。

5年目、反抗刑事=スコッチ=沖さんを投入、ボンの成長も併せて本格的に描き、視聴率高値安定。

ただ、こうなってくると、番組を終えるという選択肢は局的には消えてしまいます。
反面、長年のレギュラーは次の仕事もしたくなる。

そこで、6年目は本当の意味でオール主役して、それまでの若手主役を返上、視聴率も高値安定で、「定番化」
ただし、定番化したことで、別に特別な事があると、視聴率が下がる現象が・・・。

何にせよ、7年目というのが長寿番組継続の大きな壁の一つ目。

8年目、人気者ボンが殉職し、秘蔵っ子の山下さん=スニーカーを投入するも、「金八」や若返った脚本陣のちょっと理屈っぽい脚本などで、視聴率を落とす。小野寺さん降板が決まり、沖さんが復帰することとなっても、視聴率回復の為に沖さんの復帰を早め、レギュラー8人体制とする。

既にこの頃は、当初の「太陽モデル」が古臭いという感覚を持っていた人は多かったと思います。
それに、時代は「もっと新しい物を」的な部分はあったわけで。

9年目、小野寺さんの代わりに神田さんを投入、それまでの「太陽モデル」とは違った新しいものを模索。
この辺りで、長寿番組2つ目の壁なんですよね・・・・。
古いレギュラーは別な仕事をしたくなる、新人は思ったように弾けて活躍できない。
なので、実はこの頃に太陽の番組的な寿命も尽きかけていたかと・・・一方で本編は結構面白かったりしてなんですが。
色々と思惑はあったと思います。沖さんの投入は実は太陽継続の狼煙の一つで、ひょっとすると後期の露口さんや竜さんの代わりと考えていた一方、ひょっとすると裕次郎さんは10年出演をめどに、映画製作も考えていたんじゃないかという妄想が。

そして1981年、沖さんが交通事故と「過労」で欠場、そして裕次郎さんの大病。
残りのメンバーは必死に場を繋ぐし、視聴者は裕次郎さん=ボスという一体感が段違いで増したという結果に。

さらに復帰した裕次郎さんは体調の問題を抱え、新しい作品に裕次郎さんが挑むわけにもいかず、逆に太陽を終える訳にも行かなくなり、『西部警察』も裕次郎さん復活のお礼周りで全国縦断ロケを敢行。

石原プロでは恐らく「西部警察」続行+全国縦断ロケの為に映画資金を使ったというのも考えられるし、
太陽は、あの大病から復帰した裕次郎さんの為にも、番組を継続するぞという、不在時の必死さが跳ね返ったエネルギーと愛着が番組を継続させたともいえると思います。(これは番組側・視聴者側も同様)

なので、裕次郎さん復帰後の太陽継続は、まさに裕次郎さんありきと変化して、ボスが「番組の象徴」となったのは、個人的には当然だとは思っています。

ただ、辰平さんの降板は、ちょっと影を落としちゃった部分はあったかもしれませんね・・・。
竜さんも辰平さんが降りなかったら、半ば強引に番組を卒業しなかったんじゃないかと・・・憶測ですが(^_^;)


しかし、考えてみると・・・・1981年で小職9歳。
結構、今回書いたこと考えていたし、周りにも何人か話があう奴も当時は居ましたから、まあ、子供ってばかにできないものです(^_^;)
「11PM」も観てたし(自爆

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