「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送11/29=シンコ、署長のヒラメキで一係の刑事に!

2020-11-28 17:17:13 | 放送予定
さて、明日の太陽放送です。

第37話は永久欠番。(マカロニ編は、「とりあえず」これで欠番は収まりますが、ちょっと怪しげな作品はある。。。)
これまでの作品はノベライズ化(しかし、クライマックスは違う)など成されているので、比較的調べやすいですが、この作品はなかなか難しいので、当時の新聞記事のあらすじだけ苦し紛れにメモります。

工員寮の寮母・良江が殺された。
ゴリさんは、血のついたナイフと、奪われた十万円を持っていた工員・大場を取り調べ、逃げられぬ証拠に大場は自供して事件は終わった。
だが、その後になって不審な点を感じたゴリさんは、大場は無実かもしれないと思う・・・・。
一人の男を罪に追いやったことをつぐなおうと「犯人は一人でいいのだ」とする署長の命令にそむいて、ただ一人コツコツと真実に挑むゴリさんの苦悩と努力を描く。

という事で、なかなか魅力的なストーリーですが・・・・。
今回放送の#38からいきなり南原宏治さん演じる七曲署署長(2代目)が登場しますが、こういう前段があったという事です(^_^;)


【地上波】サンテレビ・マカロニ編

11/29(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第35話)
サンテレビ1(地上波)

第38話 48.04.06 オシンコ刑事誕生 (シンコ・山さん)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

セミレギュラー:ハナ肇
         /南原宏治

ゲスト:天田俊明
 川合伸旺
 真木沙織 綾川香
 大泉滉 国睦子 辻シゲル 福田トヨ 小田まり 田川恒夫

脚本:長野洋 小川英
監督:山本迪夫

友人の結婚式に出席した後、他の友人と自分たちの結婚観について話しをしていたシンコだったが、何となく自分が婦警をやっていることが特別なのかな・・・とふと思った帰り道、偶然こちらも結婚式帰りの署長と会い、車で送ってもらいながら話をしたのだが、その中でシンコが結婚するつもりが無く警察の仕事を続けると言うと、なぜか署長が喜んだ。
実は、少年係の肩書で一係の手伝いをしていたシンコを正式に一係の刑事として辞令を出すというのだ。
シンコも驚いたが、一番動揺したのは、父・宗吉だった。
一係部屋に乗り込んできた宗吉の口が乾かないうちに、ボスは既に署長へ反対意見を申し出たが、警察のイメージアップという狙いもあり、全く聞く耳を持っていなかったので、シンコが一係刑事として配置換えになる事は確定した。
余りにも宗吉やボスまでも反対し、先輩刑事も及び腰の状況にさすがにシンコも頭に血が上り「私だって刑事になる資格は持ってます!」とふくれてしまった。
その時、連れ込み宿で意識不明の男が発見され、同伴していた女が姿を消したという通報が入った。
女性だから危険な場面に毅然と対応できるのか、先輩刑事たちが面倒を見ることが出来るのか・・・そんな様々な問題がありながら、全くそんなこと意に介さない山さんがシンコを見習いとして事件現場へ引っ張っていった。
シンコは連れ込み宿に初めて入ったふうで、居づらそうにしていながら、キャバレー・ピンキーのマッチを発見、さらに姿を消した女とともにこの宿に何度か来たことがあるという。どうやらホステスのようだ。
意識不明の男の身元がわかった。緒方というアートデザイン研究所に勤めており、生命に別状はないという。
初めての刑事としての活動があまりにも思う通りにいかなかったシンコだったが、山さんの励ましでやる気をとりもどし、緒方の勤め先へ聞き込みに行く殿下と合流した。その前、勤め先の公園で、遊ぶでもなく一人佇んでなにかを待っているような子供が居たことが気になっていた。
アートデザイン研究所の菊地所長によると、緒方は将来を有望視されているアーチストであり苦労人で新婚であるので、今回の事件自体が信じられないようだ。またシンコが何気なく応接室で見つけた「世界文化博」のシンボルマークは緒方のデザインで、半年前一般募集の中から1位入選し、1千万の賞金を貰ったのだという。
殿下は菊地とのやり取りの中で、シンボルマークの話で菊池が動揺したように見えたことがひどく引っかかった。
一方、キャバレー・ピンキーで消えたホステス風の女を捜していたマカロニは、ミミというホステスを署に連れてきて事情を訊いたが、緒方はミミに心中を持ち掛け、自分は薬を飲んだふりをして、緒方の正体が無くなった後で逃げ出したという。
さらに緒方は勤め先のツケで飲んでるヤクザ風の男とも交流があったという。
緒方の意識が回復、山さんとシンコが事情を訊くが、緒方はただ何となく嫌になっただけだと、それ以上何も語らない。
落胆した緒方の新妻は病室を飛び出し、シンコが付き添ってそれとなく話をきくと、緒方はシンボルマークが入選した半年前から様子がおかしくなったのだという。それ以来、外泊したり深酒したりの生活だったと嘆いた。
その一方で緒方の病室に医者が入ってきて、注射を打とうとしたが、遅れて入ってきた看護婦が「あなた誰!?」と叫んだため逃走、病室に帰ろうとしていたシンコたちにぶつかり、若妻は動けなくなってしまう。山さんが騒ぎを聞きつけてニセ医者を追ったが逃げられてしまう。
緒方も妻も生命には別状はなかったが、シンコはニセ医者についてまったく覚えていなかった為、マカロニたちに責められる。
ボスも必死にフォローした山さんをよそに、シンコに帰宅するように言うが、シンコが足手まといなのかと反論すると、ボスに叱られてしまう。
帰宅してもシンコは宗吉に「一度や二度の失敗で泣くようだったら、警官を辞めて結婚しろ」と叱られたが、その反面、俺の娘だったらこの事件の責任は果たせという。そんなやり取りの中で、ニセ医者が手にケガをしていることを思い出した。
山さんはミミが証言していた研究所のツケで飲んでいるヤクザ風男のことが気になり、菊地に問うと、ヤクザではなく飲み友達だが名前は知らないという。限りなく怪しいがこれ以上何も話さないだろうとふんだ山さんはその質問で切り上げた。
研究所を出て、そばの公園に昨日見た男の子がまた居て、シンコは色々と話しかけるが何も答えようとしない。そおに養護施設の保母が彼を探してやってきた。
事情を訊くと、半年前、彼=進はここの公園で父親に置き去りにされたところを保護されたのだという。父親は行方不明、それ以来、進は施設から遠いこの公園で父親を待ち続けているのだという。父親はデザイナーの中尾で、既に妻を亡くしていたため進は一人ぼっちの状態が続いていた。
半年前のデザイナー失踪ということで、ひょっとすると今回の事件に関連があるかもしれないとにらんだ一係では、かつて中尾たちが住んでいたアパートで、襖の破れを隠すために貼ってあった手造りのポスターを発見する。それは、世界文化博のシンボルマークとほぼ同じような原図だった。
失踪事件と今回の事件が結びついた、山さんは一気に緒方に調べ上げたこれらの事をぶつけてみることにした・・・・・。


番組編成改編期+ショーケンさんの出番減少(欠場)の補強という意味合いでシンコは改めて一係の刑事として「誕生」するわけで。
マカロニ出番減少期(~#44)はシンコの出番が多くなり、シンコが出演できない時等はゲストが豪華になったりします。
今回はチョロっとマカロニが登場する印象ですが、宗さん久々の登場(それもかなりおかんむり・・・)などで盛り上げていきます。
ボスら一係の連中はシンコの刑事昇格にあまり良い顔ではないというのも・・・(^_^;)
シンコの先生は山さん、事件は心中事件からデザイン盗作疑惑に殺人疑惑と、結構入り組んだ感じ。
女性刑事としてはシンコは先駆けですが、アクションものとしては『キーハンター』の野際さんがエポックなんですよね。
ただ、シンコが刑事になったことによって、東映作品中心に多くの刑事ドラマで女性刑事が活躍するようになります。

しかしゲストが「七人の刑事」「特別機動捜査隊」っぽい。

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