「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送予定 2017.05.23号

2017-05-23 21:48:11 | 放送予定
 チバテレの精力的独特さがネットニュースでよくまとまっていました。
地デジ後の地上波太陽放送の先駆けであり雄。
それに、再放送によくある「マカロニ・ジーパン殉職」の終了壁を破った先陣という功績も讃えないと。
ジャガーさんが居るからね(^_^;)
そんなチバテレ太陽放送も300回記念作放送を間もなく迎えます。
冷静に考えろ!もう6年近く放送しているんだぞ!
というよりも、同じ作品をこんなに長く放送できるプログラム自体が限られるんですが(^_^;)



さて、向こう一週間の太陽放送です。


【CS】

▼ファミリー劇場・マイコン登場編



5/26(金)
6:30~7:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#635 いい加減な女
ファミリー劇場HD(CS)

5/26(金)
7:30~8:30
太陽にほえろ!HDリマスター版#636 ラガー倒れる
ファミリー劇場HD(CS)

5/26(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#637 模擬訓練
ファミリー劇場HD(CS)

5/26(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#638 危険なふたり
ファミリー劇場HD(CS)



=HD 初放送=


第637話 60.02.15 模擬訓練 (ドック)久保明 藍ともこ 高岡一郎 


 七曲署では銀行強盗事件の模擬訓練を実施、ドックとマイコンが犯人役を受け持つことになった。その時ドックは店員が無意識に少ない札束を先に袋に詰め、大きい札束は犯人にせかされながら入れるのを目にとめた。
そんな折、本物の宝石強盗事件が発生。麗宝堂に2人組の強盗が入り、1億2千万相当の宝石が奪われ、非常ベルを押そうとした店員・池田麗子が射殺された。麗子は店主の梶山の婚約者で、梶山は悲しみにくれている様子だった。
だがドックは、犯行の模様を再現してみて、梶山がまず最初に店で最も高いダイヤを犯人に渡したことにひっかかった。果たして自分の店が襲われて、真っ先に最も高価な物を渡すだろうか・・・やがて、梶山が麗子とは別に、一流会社の社長の孫娘とも深い交際を続けていることが判明、さらに麗子には4千万円の生命保険の受取人になっていることもわかった・・・・。

ラガー入院後初の作品、それこそ一係部屋が広く感じました・・・。
とはいえ、ブルコンコンビのエンジンが本格的に稼働し始めた時期であるため、寂しさの面ではかなりフォローできている感じだったと思います。
予備訓練というネタは結構刑事モノでは鉄板であったと思いますが、最近ではあまり見かけませんね・・・このネタは結構刑事の個性が生かされやすい感じがありますが、今回は運悪いドックとマイコンが犯人役になりますが、これはあくまでも序盤の伏線で、本題は宝石強盗殺人事件。ドックとしては経験上から謎を解いていきます。
ゲストの久保明氏は太陽初登場、東宝系の俳優さんというのは太陽に出演しているようで意外に出ていない方も多い感じの中のおひとりでした。


第638話 60.02.22 危険なふたり (マイコン)小沢仁志 絵沢萠子

 竜神会が大量の覚せい剤取引を行うという情報が入り、一係が現場へ急行、竜神会は車で逃走しようとしたが、マイコンが果敢に車を突っ込ませたため一味は結局逮捕される。
だが、肝心の5億円相当の覚せい剤は、若いチンピラ・孝が持って逃走した。
竜神会では初めは孝の機転を評価していたが、あろうことかその孝がその引き渡しの代わりに5千万円を要求してきた。
この情報をキャッチした一係では、竜神会より前に孝を見つけなければ、孝は殺されてしまうと考え、一係では孝捜しに血眼になった。
そうした中で、一人マイコンがコンピューターを駆使して孝が竜神会と取引する場所に狙いをつけて単身、現場へ向かった。
案の定、孝はその操車場で取引をする寸前だったが、マイコンが現れると脱兎の如くにげだした。
竜神会は二人目がけて拳銃を乱射したが、彼らに逃げられ駆け付けたドックたちに取り押さえられた。マイコンは一人で孝を追走。
そんなマイコンの異常な張り切りぶりにドックたちは不安を覚えた。マイコンはヤクザへの恐怖感から逆にカッカしている、一方、孝は「バクダン」の異名を持つ暴れ者。この二人が向き合ったら・・・・。
その後、マイコンは遊園地で孝を追い詰め手錠をかけたものの、逆に孝に拳銃を奪われていた。
そこに、竜神会の殺し屋たちが現れて・・・。

バイオレンス男となぜか気が合うマイコンの当然の成り行き(^_^;)を描きます・・・って、ブルースともそうですが、どうしても極端な方向に向かっていくのがこういう組み合わせの場合で(^_^;)
ただ、今回はいつもは結構一般人感覚のマイコンがかなり張り切っているという部分だけで危険を感じるのはドックならずとも視聴者にもあったわけで(^_^;)
ただ、だからこそ面白いドラマになっているといえます。

今回は、マイコン母・史子が登場、また水木家のさりげないハイソ生活が垣間見られます。


【地上波】

▼テレ玉・テキサス&ボン編


5/25(木)
20:00~20:55
太陽にほえろ!
テレ玉1(地上波)
「2・8・5・6・3」


第192話 51.03.19 2・8・5・6・3 (ボス)奈良岡朋子/北原義郎 戸塚孝

 貴金属の裏取引で相手を殺した滝田は真面目な男として評判だが、完全黙秘。  
大金を強奪した容疑もあり、手帳には謎の数字の羅列・・・
滝田の妻・美也子が面会を申し出るが敵わず、藤堂が事情を説明するが、2人とも謎の男たちに拉致され、売り出される直前のマンションの一室に閉じ込められる。
下手に動くと狙撃され、悟られないように部屋の中を探る藤堂は、室内にばらまかれるように置いてあったニトログリセリンを発見、どうにか脱出を試みようと、その危険なニトロを利用しようとする藤堂だったが・・・

裕次郎さんが最も尊敬していた女優で、PART2では2代目一係長に就任した奈良岡朋子さんとのほぼ2人芝居に近い切迫した監禁劇。
真面目な夫婦の賭け・・・ボスの生まれて初めて女性に対して感じた恐怖・・・。


▼チバテレ・ボン&ロッキー編

5/26(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第285話 二つの顔を持つ男


第295話 53.03.24 二つの顔の男 (ボン・山さん)根岸とし江 梅野泰靖 柳川慶子

 浮浪者が殺されたが、身元を調べると被害者は商事会社部長・早坂と判明、一係一同は驚いた。
立派な家庭・立場があり、几帳面で周囲の評判も良い早坂がなぜ浮浪者に・・・。
捜査の結果、早坂は春から新宿付近で浮浪者として生活しており、そんな彼に「二丁目の茜」と呼ばれる娘が世話を焼いていたことがわかる。
それらの事を早坂の妻・信子に尋ねるが、まったく心当たりがないという。
ボンが茜が事件のカギを握っていると感じ、彼女に近づくものの、茜は刑事嫌いで殆ど話も聞けずあしらわれてしまう。
だが、ボンは翌日から浮浪者の中に混じり、茜や早坂の気持ちを知ろうと行動を開始した。
それを見た茜はボンを受け入れる・・・そんな茜の話から首にホクロのある男が早坂のことを探っていたと聞く・・・。

一人の紳士が二重生活、その男の死、双方の生活に居る「女性」・・・。
ボンは茜と話をしたい為にその茜達の世界に飛び込みます。
一方、男の表の顔の世界を山さんが洗うという図式です。
人好きのボン、人を見る目によどみない山さんの対極的な捜査の行き着く先には、やはり双方の世界の女性が事件のカギを握っていました。

今回は何気にゲストが豪華だったりします。
駆け出し時代の根岸さんはこの共演がきっかけでボン殉職編で再共演を果たしますし、太陽では不遇なゲスト役が多い梅野さん等、おなじみの顔が見えます。


▼とちぎテレビ・スコッチ登場編

5/28(日)
12:00~12:55
太陽にほえろ! スコッチ刑事編 第225話 疑惑
とちぎテレビ1(地上波)


第225話 51.11.05 疑惑 (スコッチ)安田道代 二瓶秀雄 渡辺巌

 スコッチの精神的な傷となって、彼をその時まで苦しめ追いつめていた「倉田刑事殉職」。
犯人を撃つのをためらった為に死んでしまった倉田、それに責任も何もかも全てを感じすぎるぐらい感じて、最終的には「死にたくない」という強固な信念に忠実に動くことに救いを見出し、非情な道を歩んでいたスコッチ。
その彼が藤堂一家の中で活躍する中で、本来の自分らしさを緩やかに取り戻していた時の決定的な「事件」となります。
そのスコッチが、置いてきた過去である倉田に関する事件、倉田の家族に接することで自分が変わったという事を自ら思い知らされたり、非常に徹してきた自分自身が倉田の事になると熱くなるというのを自ら気付かせられたり、本来の自分と今の自分とに葛藤することになります。
そしてもう一つは、過去においてきた倉田の事に関しては今でも純粋に尊敬している滝という男の本来の素直さにも注目すべきところがあると思います。
それが、今回起きる恐喝男の殺人で全て噴出する格好になります。

この事件がきっかけで、どうしても非情な面や拳銃に頼る「反射神経」的面は残るものの、その非情さが冷静沈着という所で生かされることになっていきます。

ただし、沖さんの掛け持ち出演の関係からか、主演作も沈静化していくのは残念なところですが・・・。



▼TVQ・マカロニ編

5/25(木)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #13 殺したいあいつ
TVQ九州放送1(地上波)

5/26(金)
15:00~16:00
太陽にほえろ! マカロニ刑事編 #14 そして拳銃に弾をこめた
TVQ九州放送1(地上波)


第13話 47.10.13 殺したいあいつ (マカロニ・宗さん)小林勝彦 宮口二郎 土井かつ江 

 マカロニとシンコは夜の公園で夢遊病者のように歩く若い女を見つけた。
女はマカロニのもとまで来るとぱったり気を失ってしまう。
病院に担ぎ込まれたその女性は弘子といい、大阪から上京してきて仕事も知り合いも無く心細い思いをし、酒に睡眠薬を入れて飲んでしまったとのことだった。
そんな弘子を不憫に思ったシンコは「宗吉」に働けるよう父に彼女を紹介した。
シンコが手伝いで夜に店に出るぐらいで、女っ気が無かった「宗吉」にてきぱき働く弘子が加わったのは客にも評判になった。
そんな時、マリというホステスが睡眠薬を飲んだまま入浴して死亡したが、事件の夜に男の出入りがあったなど不審な点があることから、一係では他殺のセンで捜査を開始した。
その事件を知り、動揺する弘子。
そんな時、「宗吉」に芸能社の社長・西大寺と部下が何に前触れも無く訪れる。
西大寺曰く、弘子は自分の妻で、大阪から飛行機で迎えに来たのだというが、関西弁で捲し立てる西大寺に弘子は極端に怯える様を見て、宗吉は弘子を渡せないと庇うが、西大寺は店に居座ってしまう。
その頃一係では、死んだマリの状況と弘子の状況があまりにも似ていることが問題となっていたが、宗吉からの電話で店の方の状況を知ったマカロニたちは店へ向かった。しかしその間も西大寺は店の客に嫌がらせをして宗吉を挑発、西大寺は店から追い出そうとして宗吉が自分に触れたことを暴力として警察に通報してしまう。
マカロニたちもそれに参戦しようとするが、山さんに夫婦間のことは民事不介入ということで止められ、更に弘子を連れて行った西大寺を我慢ならず追おうとして、意外にも宗吉に止められてしまう・・・・。

実質的には、宗吉のハナ肇さんのレギュラー出演最後ということになります。
この後の出演セミレギュラー扱いになるため、再登場は#24まで待たなければならないことになります。
人身売買と嫌な奴。
マカロニもキレそうになるところを宗さんが止めるわけですが。
宗さんが刑事を辞めることになった過去、その心情と悔しさと悲しさがぼかしながらじわりと伝わってきます。
マカロニの人情も見逃せませんし、松崎真さんも見逃せません(^_^;)

11話から結構心情的な面を描くようになってきた太陽、これからどんどん面白くなっていきます。
初期ワンクール最終話なので、実質的にレギュラーを降りる宗さんの過去リフレイン事件であります。
マカロニの焦りが宗吉が刑事を辞めた時の心情とリンクするわけですが。
とは言いつつも、ただただ緊張感バリバリではないのが、太陽らしいです。

 
第14話 47.10.20 そして拳銃に弾をこめた (ゴリさん)渡辺篤史 鳥居恵子 仙波知之

 一係ではプロの殺し屋・福村をマークしていた。
そんな中ゴリさんは山さんから拳銃のチェックを受ける。
やはり、いつも通り空の拳銃を持つゴリさんに、対峙する相手を考えるべきことを言うが、ゴリさんは何だかんだ理由を付けて絶対弾を込めない。射撃の名手であるゴリさんが弾を込めない理由、感情的になった時の怖さが本人にはあるようだが、山さんはゴリさんのいざという時の冷静さを買っていた。
そんな時、福村が動き出した。
ゴリさんは福村に近づこうとしたとき、そばにあったスナック「アーチスト」からゴリさんと知り合いの若者たちが出てきて話しかけてきた。何とかそらそうとするものの、ゴリさんが刑事ということが福村にバレてしまい、福村はとっさに拳銃を乱射してきた。
ゴリさんは若者たちを巻き込まないように自らの身をさらけ出し福村に負傷しながら猛進し、マカロニたちが逮捕した。
安堵感が漂う中、若者たちの中の桂子という娘が崩れ落ちた。
不幸にも流れ弾に当たってしまったのだ。
病院で桂子が緊急手術を受ける中、意気消沈したゴリさんは若者たちの一部から非難を受けるが、哲男という若者がそれを止める。
桂子は絵描きのタマゴで、以前ゴリさんの似顔絵を書いたことがあった。
桂子の手術は成功したものの、予断は許されない状況、ゴリさんは自分を責めるばかりだったが、やがて桂子の意識が戻り、峠が過ぎたという医師の太鼓判が出たことにゴリさんはこの上なく歓喜、早速見舞いに向かった。
桂子は南の島を買って暮らしたいと、ゴリさんを責めることなく夢を語った。
しかし、ゴリさんが署に帰り着くと、桂子が死んだという報せが入っていた・・・・。

それまで、誰々とゴリさんという図式で単独主演編としては初になる本作は、ゴリさんの拳銃哲学の本格的な幕開けなんですが、物凄くホロ苦い後味を残こしながら、熱いモノも残る絶妙な作品です。
ヒッピーとの交流なのですが、立場とか考えず、肩肘張らないゴリさんの姿勢が良いです。
でも、ハッピーな展開も出来たのではと思いますが、逆にゴリさんを窮地に落とす(立場的にではなく、心情的に)という素地としては格好と云うばかりに、あれこれ色々「出て」きます。
ゴリさんの顔面蒼白ぶりも結構目をひきます。

ゴリさん単独初主演作としては相応しい、拳銃にいつも弾を込めていないゴリさんのスタンスが一人の女性が犯人の流れ弾で負傷したことからゴリさん本人の中で問われるわけですが・・・ 個人的にはホロっと泣ける名編です。
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