「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

殿下と恵子は「生き抜ける」か?/山さん、15年前の事件に挑戦。

2014-01-25 01:09:29 | ファミ劇日誌
本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は、

第316話 53.08.18 ある人生 (殿下)

セミレギュラー:香野百合子

ゲスト:三浦真弓
 角野卓三 佐々木一哲
 高橋信子 長島隆一 小笠原弘 根本好章 篠原大作 桑原一人 西屋東 高山しげみ 中里綾子

脚本:畑嶺明 小川英
監督:竹林進

殿下の婚約者・恵子の手術の結果は思わしくなく、車椅子が必要だという。
自分の代わりにこのような事態になってしまった殿下は落ち込むが、必死に自らの状態を受け入れようとする恵子の姿に救われる。
そんなある日、観光会社の社員二人が次々に何者かの狙撃に遭う。
二人は真面目な社員で、人に恨まれるような覚えは全くないという。殿下らは観光会社の社員や関係者のアリバイ捜査を始める。
殿下は犯人が倒れた被害者に何度も拳銃を発射しているのに、酷く狙いが外れているのに気づき、もしかすると非力な女性の犯行ではないかと思い出す。
殿下は観光会社の社員である杉本和子に狙いを付けマークするが、和子は又しても何者かに襲われた・・・。

愛する者を傷つけられ、まさに地獄を味わった殿下、「復讐」の為に自らの私生活を捨て、「復讐」に没頭することを生きがいとする一人の女性。
その心情が刑事と犯人という立場の違う二人ではあるものの、シンクロして最後には説得する側、される側となります。
恵子の健気なリハビリ姿、それを胸を締め付けられる一方で奮起にもつなげる殿下、その二人の姿を交えながら、不幸に遭遇して何かを新しい生きがいとし、することに気付いた人々を描きます。
確かに重い題材ですが、それをあまり重量感満載で作品化しないというのも太陽らしい、そういう作品かもしれません。



第317話 53.08.25 殺人者に時効はない (山さん)

ゲスト:井上孝雄
 早川保
 井上博一 野村昭子
 清水理恵 影山英俊 堀切孝悦 高松雅雄 岸本功 山口譲 山本恵子 門脇三郎

脚本:小川英 杉村のぼる
監督:小澤啓一

山さんは15年前の建設会社社長殺しの罪で服役中の安川から真犯人は現社長の高森だと告白される。
高森は被害者の義理の息子だったが、後継者として自分より専務が有力と知って社長を殺し、安川に身代わりを頼んだという。
山さんは15年前の先輩刑事のメモを頼りに捜査を開始、だが、時効まで3日しかなかった。
金森のアリバイは完璧でしかも犯行に使用されたナイフは発見できず、状況的には15年前と何も変わらない。
唯一の手がかりは、安川がナイフを捨てた場所だったか、そこに高森は、高級マンションを建設。その時の現場監督・片桐が凶器を所持しているのではないかと、片桐の行方を必死に追う。
山さんも執拗に高森に食い下がった。
だが、高森の態度に変化は見られず、山さんは苦悩の色を濃くするが・・・・。

脚本の小川・杉村氏のコンビは山さん+時効+捜査への姿勢を作品化することに定評があり、今回も先輩刑事の扱った過去の結審事件を調べ直すという山さんとしても難しい捜査を強いられます。
相手の高森は自信満々で山さんと対峙するという、まさに男と男の静かな勝負を描きます。
ゲストは井上孝雄さんの他早川保氏を迎えて、ゲスト的にも豪華になっています。
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