「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

卒業への妄想?

2012-02-08 00:51:35 | 「けぶの妄想」
『相棒』の及川光博氏の卒業は噂はあったけれども、呆気なく、かつ唐突な感じが否めないです。

こういう長寿番組には卒業はある意味「つきもの」ですが、製作側の都合だったり、演者側の都合だったり、様々であり・・・。
また、しばらく安定していた番組の新陳代謝が始まると止まらないというのも、セオリーだったりします。

新陳代謝が始まった途端に、身を持ち崩した番組はそれこそ沢山観てきましたから、ちょっと心配であります。
原型を残して続けるというのは確かに困難なんですよね・・・・。

太陽の場合は、オリジナルメンバーで2年以上は続けたいとする製作側の姿勢が、ショーケンさんの降板の強烈さで新人刑事は1年で降板というのが根底に出来てしまい、結果的に降板の順番待ち的な事例が生まれてしまったことは否めない事実ですが、その代わり例外はありますが1年に1回という定期的かつ緩やかな新陳代謝があったからこそ、15年近く番組は途切れなく続いたんだと思っています。
殉職というのは、ある意味演者の花道ですから・・・。

ただ、以前も妄想致しましたが、山さんについては当初は転勤という形で番組を去る予定だったそうなので、もしかするとスピンオフ的な作品を製作側は構想していたかもしれません。山さん主演で2時間もののサスペンスを転がすことは、十分実力がある以上考えられることで、1986年正月SP「山村刑事の報酬なき戦い」はそのパイロットフィルム的意味合いだったとも考えられます。
しかし、露口さんの山さんはあくまでも太陽の中で生きるという考え方があったのかと思いますが、急遽殉職という展開に変わったようです。

話を『相棒』に戻し、亀山については刑事を退職し海外に赴いてしまったということで、相棒世界の基礎で物語を紡ぐのは困難になってしまいましたが、今のところ神戸に関してはそのような気配が見えないので、もしかするとスピンオフなんてことがあるかもしれません。
10年続いた番組ですから、もし新しい血を入れるとなると右京さんに負けないぐらいの個性は求められると思います。

昔はそんなこと等考えられなかった訳で・・・
製作側が新しいものをどんどん作ろうという意欲があったからかもしれませんが、それでも一度終わらせた番組世界を引きずる作品は結構あった訳で、そういう場合は逆に寂しい思いと言うか、丹波さんだったら、黒木警視正でいいじゃないの?ということもありました。

馴染みの設定は安心して観られると言う部分もあって、個人的にはスピンオフというのは大歓迎なんですけどね。
最近のテレビというのは新しいものを短期間で消化し過ぎるので、折角よく出来た設定やチームワークも1年もしないうちに忘れてしまう作品が多すぎる。
それであれば、安心して観ていられる作品がもうちょっと増えてほしいというのは、欲張りでしょうか。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホームズ2人 | トップ | 「勇気」放送日決定 »

「けぶの妄想」」カテゴリの最新記事