「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送 2018.1.26 ファミ劇=男を「ゲーム」に利用する女にデュークが挑む/女を「優しさ」で利用する男からある女を救うドック チバテレ=ボン、悲恋の追跡、北海道へ。ロッキー心臓停止!

2018-01-25 12:42:23 | 放送予定
本日の太陽放送です。

【C S】

▼ファミリー劇場 デューク編(ゲスト充実→ボス休養)=初放送=

第698話 61.06.06 淋しさの向こう側 (デューク)香坂みゆき/時本和也 江幡高志

非番のため喫茶店でのんびりしていたデュークの目前でサラ金強盗が発生、犯人は三千万を奪ったうえ、社員を撃ってバイクで逃走、間もなく社員は死亡した。
デュークは急いで現場に駆け付けようとしたが、同じ喫茶店内にいた若い女がふと気になった。
店内が事件発生で騒然としているのにもかかわらず、その女はコンパクトを覗きながら、顔色一つ変えなかった。
間もなく、現場に駆け付けらマミーたちに事情を説明したデュークは、再び喫茶店に向かったが、既に女の姿は無く、女が座っていた席から事件現場の出入り口付近がよく見えた事から、共犯との疑いがわいた。
やがて、犯行に使用された拳銃は改造拳銃と判明、作ったのは服役中の宮本であることもわかった。
宮本の供述から、沖田という男が容疑者として浮かぶが、会社を無断欠勤しており、足取りはつかめなかった。
それから暫くして、デュークは街で偶然例の女と出会う。女は万里子といいブティック勤務だという。
デュークはそれから、強引ともいえる方法で万里子から共犯の事実を聞き出そうとしたが、万里子には上手くかわされてしまった。
翌朝、沖田の居場所を知らせるタレコミが入り、逮捕に向かった警官を射殺した沖田はさらに逃走する。
一方デュークは沖田の部屋から万里子の載った雑誌の切り抜きが出てきたことから、万里子を共犯と断定し、徹底的にマークした。
翌朝、沖田から連絡を受けた万里子は待ち合わせ場所に向かったが、刑事が居ることに気付いた沖田は逃げ去ってしまう。
ついに万里子は断念して、沖田との関係をデュークに話し始めるが、一転して協力的になった万里子の態度の急変にデュークの中である疑惑が渦巻いた・・・・・。

本作は普通なデュークがデューク主体で動く初めての作品といった方がいいかもしれません。
そして、デュークの裏読み炸裂。
やっぱり「演じる女」には強いデューク。間違いなくコロっとは騙されません。
もう最初から疑いを持った相手には徹底的に疑うという姿勢は山さんからちゃんと継承されています。
ところで、そのデュークをおおいに引き立てた万里子。
普通の女性が結婚という転機から逃げた訳は解るような気がしますが、それからゲーム感覚で「淋しさ」を楽しんでいたというか、打算を楽しんでいたというのは何ともあの頃の女性らしい部分だと思います。
スコッチの「すれ違った女」ではスコッチ自身が「男」のポジションで、それこそ「我々の海だ」なんですけど、今回の場合はデュークはあくまでも第三者なんで、そのあたりが複雑になっています。
でも、男からすると非常に可愛げのない女像なのですが・・・あの頃ノリにのっていた香坂みゆきさんが演じることによって、そのあたりは覆い隠されています。
万里子役って結構難しいと思います。
「そのもの」の人じゃ、バレバレでつまらないし。


第699話 61.06.13 優しさごっこ (ドック)美保純/片岡弘貴 福崎量啓

貿易会社OLの幹子が自宅マンションで絞殺された。
ドックの調べから、容疑者として幹子と親交のあった立木が浮かぶ。立木は目撃者の証言で作成したモンタージュ写真とも酷似していた。
ドックらの事情銚子にも歯切れの悪い答えをしていた立木だったが、やがて犯行時間には満智子という女と会っていたとアリバイを主張した。立木は以前、手の付けられなかった不良少女だった満智子の更生に手を貸し、彼女の相談にも応じていたが、今は真面目に更生している彼女に迷惑がかかるのを恐れ、供述を渋っていた。
そんな立木の心優しさは、その後の調べからも明らかになっていった。
ドックらは立木のアリバイの裏付けをとるため、満智子のもとを訪れたが、満智子は冷たく否定し取りつくしまの無い態度だった。
立木がその事を知ると、ショックを受け取り乱す。
ドックには心優しい立木が犯人とは思えず、満智子が嘘をついているとみて、彼女の周辺を洗い始めた。
そして、満智子が立木を好きだったこと、殺された幹子に立木と別れるよう迫っていたことが判明し、満智子が幹子を殺した可能性が浮上、ドックは満智子をマークし始めた。
一方、マイコンの調べから、満智子の不良仲間だった須崎が、満智子に頼まれて殺しを請け負ったのではないかという疑惑が出たが、須崎は覚せい剤の運び屋で今回の事件には無関係であった。
やがてドックの強引さに根負けしたように満智子は立木と会っていたことを認めたが、ドックは彼女の態度の急変ぶりに納得がいかない。
それと共に、立木への疑惑がわいてきた・・・どうやら立木は優しさを武器に女たちを手玉にとっているようだ・・・・。


立木と云う男はなんというか、ジゴロとかスケコマシとは違って教祖みたいな奴で(^_^;)
優しさを振りまく割には愛情に対しては物凄く合理的というか非情というか。
カネ絡みではないのでなお怖いのかもしれません。
過去になにかあったのか?
演じる片岡氏はプレイボーイや好男子を演じる事が多いですが、今回はその中でも一番凶悪かもしれません。
満智子は美保さんらしい元暴走族の勝気な女性像。
その性格で優しさに重点的に魅かれるという大人の女性に移り替わる女心というところですが、
表面的な優しさに全面的な信頼をしようとする素直になりたい気持ちが、「ツッパリ」という性格が邪魔して不安定になる。
そこに漬け込んだのが立木であったというところですが・・・。
まあ、それにつけて優しくないドック(?)(^_^;)
と云うよりも体調不良でいつものドックらしいキレがちょっと抑えられてるのが、丁度満智子のその時の調子と合っていたのかもしれません。
その主役のドックを食うようにアクティブに活躍するコンポリ。
そんなに疑り深かかったっけ?
刑事らしく調べ廻るし、詰問ぎみだし(^_^;)

しかし、この作品がボス平常時の最終作になってしまったというのは残念であります。
いや、作品自体は良いんですが・・・。
最終回のボスは殆ど裕次郎さんだったので、藤堂としての最後というのが無いのが寂しいところなんですが。
でもなぁ・・・これでよかったんだというのもあるんですよね。
やっぱり、藤堂としての最終作なんて、エンドレス七曲を信じていた私にとっては辛いの一言ですから。



【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編


第323話 53.10.06 愛は何処へ (ボン・ロッキー)清水健太郎・純アリス/保積ペペ ☆北海道ロケ

ボンが最近知り合った女性・白城幸子とのデートを目前にソワソワして落ち着かない。
いつもは冷やかし役のボンも、この時ばかりとロッキーにひやかされる。
はたして、ボンがデートの待ち合わせ場所に行くと、突然目の前で幸子が若者に連れ去られてしまう。
一係では誘拐事件として捜査を開始、その結果幸子とその若者・清は同じ北海道・旭川の児童福祉施設の出身者であることがわかった。
そんな時、マルチ商法で悪名高い「ワールドドラック」に賊が入り、相当な金額が盗まれた。
犯人は清たちと判り、さらに幸子もその仲間に加わっていたと聞いて、ボンは相当なショックを受ける。
その後の情報で、清たちは昔からの憧れだった北海道の原野に牧場を作るために金を盗んだことがわかり、ボンとロッキーは共に北海道へ飛んだ・・・。

1978年10月期首作品であり、日本テレビ開局25周年作品ということで、北海道ロケの前後編。ゲストには前年に人気が爆発した清水健太郎氏をスペシャルゲストに迎え、ボンの恋人で結局は「家族」のもとに戻ってしまう幸子には現在はかつて所属していた東京キッドブラザーズの三浦浩一夫人である純アリス氏が熱演します。
北海道は東川町ロケ中心で、いわば北海道のヘソ近辺でのロケなので、札幌や函館は全くカスリません(^_^;)
なので、どちらかというと、『北の国から』に近いイメージなのかなぁ・・・と思います。
また、作品自体もボン殉職のプロットの一つではなかったかと思うぐらいのボンらしい展開に、さらにロッキーの心臓停止(!)という劇的なラストも待っており、目が離せない話であります。
太陽中毒としては大掛かりな崖のセットとヒゲダミー人形がもうマストアイテムです(^_^;)
というか、この北海道ロケ編でロッキーは色々と伝説を残してくれます。
なので、話的にはボンがメインなのですが、ボンはほとんど終始シリアスな雰囲気なのですが、その代りにネタ的にはロッキーが攻めます。
攻めすぎて、この話を観ないとロッキーの印象にもかかわる重要なポイントになってしまいます(^_^;)
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