思いっきり骨休めをしているけぶでございます<(_ _)>
おもいっきり過ぎて、休み明けが怖くなったので、こっそり出勤して少し仕事を消化しましたが・・・(^_^;)
スヌーピー氏とコロンボ総統氏のロケ地経堂大捜査線、かなりいろいろと回収なさったようで祝着です。
よかった・・・・(Byラガー)
滝初期アパートも残ってましたか。殿下テキサス期マンション・・・というより「一枚の名刺」。ドエルもそうだし。
まだ現役営業中なので、ドライカレーにしようかなにか他のものにしようか・・・今度東京へ行くときはぜひ出向いてみたいものです。
それに、初登場時の「矢追町」も回収。白い粉、路上にバラ撒かれてませんでしたか?
しかし考えてみると、砧の使用頻度があまり高くなかったテキサス期ぐらいまでは、経堂近辺のロケ使用頻度の高さを改めて思い知らされたというか。
濃さでいけば、かなりの濃度なんですよね。菊池外科・マカロニ下宿だけでもおなかいっぱいなのに、初期のマンション群も大体回収できているし。
ところで、これはロケ地悲報なのですが、#545の神宮前にあった「ファンタジー」の建物、解体されたそうです。
ジプシス諸姉にはなかなか厳しい情報かなぁ・・・・。
▼NHK映像ファイル あの人に会いたい 渡辺徹
この番組、的確に故人をNHK素材でまとめているのですが、徹さんは#476の映像も挿入するなど、きっちり押さえるところは抜かりないのがさすがかと。徹さんの場合は素材も豊富なのですが、それでもちゃんと短い尺の中で成立させているし。
▼ルパン
にわかに盛り上がっているようですが、カリ城の最初の盛り上がりって、新ルパン終了後の1981年なんですよね。個人的には原作も読んでいるので、その時期から「それぞれのルパン」なんですよね・・・・どれが良いってわけじゃなくて・・・・ただ、これは初見時なのですが、PARTⅢに関しては旧・新・カリ城あたりを期待してがっかりした記憶はあるのですが、それもゲンキンなもので観ているうちに消え去ったし。
▼流用曲
これも鈴木清司氏絡みでツイッターで話題になっていた部分。小職は『元祖天才バカボン』で目覚め、元来日テレ好きだったので、どんどん鈴木沼に嵌っていったところはありますね・・・・。選曲のセンスとタイミングが本当にすばらしい。
なので最近のドラマはつまんない・・・。
ただ、この嵌りの土台を作ったのは太陽なんですよね。我らが国際放映の小林和夫氏は鈴木氏のストイックさはないけれど、国際放映ライブラリーを駆使した選曲は的確なんだけど、なにしろ引用元が鈴木氏も幅広いですが自身の選曲歴、大野雄二氏や大谷和夫氏、そしてハネケン氏などある程度的を絞ることはできても、小林氏の場合は国際放映全般なので、なかなか難しい。
バイパス指令の流用は意図的なものと思いますが、斎藤公正監督の指示からか監督作品の#97からを爆発的に増えている傾向があって、それが時代劇であろうが特撮モノであろうが、というところはもうこちらも小林沼なんですよね。
『ウルトラマン80』も国際放映が関係しているし、『火曜日の女』シリーズもしかりで鈴木氏と被っているところはあるし(^_^;)
青春シリーズは言わずもがな・・・・こちらは商品化されているものもあるので、鈴木氏のように氏のライブラリーに入ってしまった楽曲の商品化の少なさからすると、小林氏の方が正規に残っている可能性が高いのですが、作品がマイナーなのでなかなかそれも叶わず・・・。
▼太陽ウィキペディア
久々に拝見。初期のレギュラー欠場が実際の警察官の非番に準じたとある。あれ?いつ書き加えられたんだろう。
正直、昔から太陽を実際の警察組織体系にはめるのは苦しいとは思ってます。
初期のレギュラー欠場はスケジュールの都合と予算の都合、特に長さんと殿下は予算の都合であったことは、岡田P氏がおっしゃってました・・・ここからは小職の研究結果(^_^;)なのですが、もともとマカロニ(原形)主演で出来上がっていた(おそらく宗吉のハナ肇さんが捜査一係長かそれに相当する役回り)企画に裕次郎さんを土壇場でねじ込んだ形跡が随所にあり(トップクレジットの主演作が#9なのもある)、さらにレギュラーだった宗吉、記者連等をワンクールで見切ったり、宗吉の妻(シンコの母)や課長をオミットしたりして何とか予算を工面していた形跡があります。おそらく企画書にあったライバル枠(当初の主役候補だったジュリー)の代わりだったとは思いますが、いくらヒットを飛ばした日テレや東宝の若手プロデューサーが裕次郎さんをねじ込むというのは当時の映像界常識からいくと、ちょっと飛躍しているかな?とも思う部分で、まだまだ五社協定が根強く尾を引いている時代だったので、敢えて日テレや東宝が裕次郎さんに率先してオファーするというのが考えられない・・・・やっぱりメインスポンサーである三菱電機(『富士山頂』で裕次郎さんに協力)のプッシュとしか考えられないんですよね。そんな流れなので、企画書にあった東宝系スターのゲスト出演はちらほらな代わりに東宝のみならずフリーの監督が参加したりして東宝製作・渡辺企画協力作でありながら、日活の香りもするという、それまでの連続レギュラードラマには考えられなかった構造となった・・・というのも興味深いところです。
▼モナ・リザ
前回のサンテレビ、「モナリザの想い出」。
ラストを飾ったのは『Mona Lisa』(ナット・キング・コール)のインスト・・・・どっかで聴いたことがあると思って放置していて、androidに聴かせたら一発(^_^;)
そりゃそうだ。
さて、5/7サンテレビ・太陽放送。
脱獄犯をビルの地下室に追い詰めた殿下だったが、傷を負ってしまい、さらにビルのボヤ騒ぎで地下室に閉じ込められ脱獄犯の囚われの身になってしまうが、なぜかその男をやさしいと信じる殿下だったが・・・・脱獄犯役には今では考えられない前田吟さんを迎える#154を放送。
無精ひげのボス、グラサンマフィア太郎(辰平さんの私物)をご堪能ください。<何?
田川「あ、あんた!?・・・・あんたって人は・・・・・。」
【地上波】サンテレビ・テキサス編
5/7(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第42話)
サンテレビ1(地上波)
第154話 50.06.27 自首 (殿下)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
三上順
勝野洋
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
ゲスト:前田吟
真山知子 木田三千雄
亀井三郎 朝野和信 和久井節緒
大宮幸悦 塚田末人 桜井奈美 長藤尚子
脚本:小川英 大山のぶ代
監督:児玉進
殿下が偶然その男・田川の姿を見たのは、ある交差点だった。
横断歩道をわたっているときに小学生の女の子と体が触れて女の子が倒れたのを抱きかかえて泥をはたいてやっている男の顔が、無性に優しかったのが印象に残ったからである。
一方、七曲署には甲府刑務所を昨夜脱走した殺人犯の手配依頼が来ていて、どうもその男は通行人を装って返送用の服を奪っているらしい。
脱獄囚の写真を見た殿下は、偶然見た男だったことに愕然とした。
田川は6年の刑期であと10ヶ月で出られるところだったのに無理に脱獄したのは、なにか特別の理由があったとしか考えられない。家族は母親と妻、それに小さな女の子が七曲署管内に住んでいるが、妻の明子は田川の兄貴分・大沢と一緒に暮らしているという。
やはり、大沢と妻への復讐から脱獄したのだろうかと考えられた。
殿下は明子を尾行して、ついにスーパーマーケットで彼女を待ち受ける田川を発見するが、一瞬の差で明子の妨害で取り逃がしてしまう。
殿下に追われた田川はビルの地下にあるボイラー室に逃げ込み、ナイフを振りかざして反撃してきた。殿下は右腕を刺されて窮地に立つが、その時たまたまビルが火事になり、防火シャッターが次々に降りて二人は閉じ込められてしまう。逃げ場のない密室の中で脱獄犯と刑事、命がけの対決は一時休止となり、二人に対話が生まれる。
殿下には先に見た交差点での田川のやさしい振る舞いから、どうしても彼の脱獄の動機がわからず問い詰めようとするが、その瞬間換気孔から白い煙が猛然と噴き出してきた・・・。
殿下のやさしさが、粗暴に見えた脱獄犯の真心を開放していくという、大山のぶ代さんらしい脚本ですが、それまでの過程が殿下らしく散々な目に遭ってしまうという、このころの「殿下らしい主演作」であります。
当時は悪役もこなしていた前田吟さんのギラギラした熱演も見どころながら、ビルの一室に閉じ込められた刑事と脱獄犯の関係性の変化というところも見ごたえがある傑作です。